小島歯科医院 名誉院長ブログ

口の健全な育成について

歯牙腫による萌出障害

2017年01月17日(火)

1983.10.19.舌側転位 出るだけ早い時期に異常に気づき、原因を探します。できるだけ侵襲が少なく、短期間で済む処置を考え、またその時でないと回復できないことや、後からでもできることをお話しして、一番良い時期を選択します。 続きを読む

4歳になるがクチャクチャ食べが治らない

2018年10月17日(水)

吸綴窩 母乳の時は口の中が狭い方が陰圧になり飲みやすい。口の中が広くなっていくと、舌が動きやすくなり、いろんなものを噛んで食べられるようになる。しかし、例えば離乳期に上唇を働かせ唇を閉じさせることを意識していないと、唇の形が山形のままとなり口呼吸になりやすい。また、幼児期初期にコップ飲みをさせずに、マグカップにストローを使っていると、陰圧になりやすい狭い口から食べやすい広い口へ移行せず、唇や舌の食べる働きに遅れを生じやすくなる。舌がしっかり持ち上げられないと、クチャクチャ食べになってしまう。そのために、吸綴窩の名残があり、口蓋がドーム型になっていないこともある。そして、歯が内側に倒れたままで口の中も狭く歯がデコボコに生えている。
 食事時にすこし注意して、舌と唇の訓練すれば、2,3ヶ月で良くなる。 続きを読む

ポカン口が増えています

2008年11月20日(木)

口唇002頤部001  子供がもっとリラックスした状態。唇に締まりがなく、時々口がポカーンと開いています。上口唇が山形になっていたり、頤部に緊張感があり梅干しの種のようにしわがあります。
 人は通常鼻呼吸で、激しい運動をした時にだけ補助的に口呼吸をします。しかし、最近、安静時でも口で呼吸し、ポカンと口を開け、山形の上唇をした子供が増えています。寝ている時やリラックスしている時に白い歯が見えます。鼻呼吸が苦手で、インフルエンザにかかりやすいです。赤ちゃんの上唇とそっくりな形をしていて、離乳期から幼児期に上唇を鍛えなかったことが原因だと考えられます。
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しっかり噛む工夫

2009年09月24日(木)

 軟らかいものばかり食べていると、口のまわりの筋肉をあまり使わず、口やその周囲の機能が育たない。噛む能力は生まれつき備わっているわけではなく、訓練によって身に付くものである。先ず大切なことは食姿勢を整えること踵をしっかりつけて座る、身体を起こし茶碗を持って食べる。ほんの少し心がけるだけで、噛む回数はいくらでも増やすことができる。身近にある食材から考えながら選ぶ、あるいは調理法をほんの少し変えるだけで、噛む回数が自然に増え、無理なく噛めるようになる。 続きを読む

歯科医師から保育者へのメッセージ

2021年12月15日(水)

 3歳になりますと、乳歯は全て生えそろっています。しかし、噛む力は大人の1/3くらいです。離乳食から幼児食へ移行していますが、大人と同じではありません。小学校へ入るまでは、咀嚼機能は未熟であり、早い時期から硬い食品を食べさせることは慎みましょう。それより、ゆっくり食べさせて咀嚼の持続力を養いましょう。口唇を閉じて、左右の奥歯でしっかりと噛んで食べる習慣を身に付けましょう。頬に手をあてて、咬筋がよく動くことを確かめてみましょう。 続きを読む

5歳児の反対咬合

2011年03月04日(金)

5歳児の反対咬合②1 当院では幼児から小学生の食べる機能を支援している。食事の姿勢や食べ方、食形態、口唇閉鎖等々である。その中で、反対咬合ではムーシールド、歯の萌出スペース不足ではT4Kも一つの選択肢として考えている。一番の変化は舌の可動範囲増ではないかと思う。舌が口腔底によどんでいるような反対咬合の幼児に、ムーシールドを2,3ヶ月夜間に装着していると、舌尖が口蓋乳頭部にしっかり当てることができるようになり、舌打ちがうまくできるようになり、前歯部の被蓋が改善してくるようである。飲み物がなくても奥歯でしっかり噛んで食事ができるようになり、唾液の分泌量も増えていく。食事時間も短くなり、発音が明瞭になったり、口呼吸から鼻呼吸の変化もある。 続きを読む

上顎6番が萌出してこない

2010年12月15日(水)

上顎6番未萌出1 学校歯科検診に行くと、小学2,3年生でも上顎6番が萌出していない児童を時々見かける。歯科医院で精査すると、乳歯Eの遠心に食い込んで萌出できない時と7番歯胚形成がない場合がある。前者の場合は、歯肉弁切除と6番遠心移動の工夫をすれば萌出が促される。 続きを読む

進め方が早すぎるために逆に発達が遅れます

2007年05月22日(火)

 生後7~8ヶ月、おすわりができる頃になりますと、舌の上下運動で上顎と舌でつぶして「もぐもぐ」食べるようになります。そして、9~11ヶ月、歯固め遊びをし始める頃になりますと、舌の左右運動ができるようになり、上下の歯ぐきで「かみかみ」つぶして食べるようになります。
 しかし、離乳中期(舌食べ)に、顎が左右対称にもぐもぐと動く様子を「噛んでいる」と勘違いして、舌で潰せない硬すぎる食物を与えますと、比較的食欲のある子は「丸飲み」に、ない子は「飲み込まぬ」になりやすいようです。そして、年長児(3歳以降)になっても、「あまり噛まない」「食べ物を流し込む」などを訴えたり、6歳頃の永久歯に生え替わる頃に、歯並びに問題が生じたりします。 続きを読む

スプーン、フォーク、箸

2007年05月22日(火)

 食具を使わせたらよいかの1つの目安は、物の硬さに応じて握り、握りつぶさなくなった時期でしょう。手づかみで食べることによって、1歳半頃になりますと、上肢、手指と口の動きの協調運動ができるようになり、スプーンなどの食具を用いて食べられるようになります。スプーンの口に入る位置ははじめ口角ですが、上手になってくると口の正面からになります。 続きを読む

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