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差別や偏見のない医療

引きこもり患者訪問診療の実際

2009年10月08日(木)

 津幡保健所保健師より引きこもりの方を訪問診療して欲しいとの依頼がある。対人恐怖症のため約10年引きこもりが続いている。時々歯肉が腫れ抗生剤を内服している。数人の歯科医にお願いしたが、誰一人家の中に入れてもらえなかった。ただ心療内科の先生が一人訪問したことがあり、投薬を受けていることが分かった。早速その先生と連絡を取り、電話にて声を覚えてもらうことと仰向けの姿勢にさせないことや後ろに立たないこと、目を合わさないことが大切とのアドバイスを受ける。まず、電話をかけて患者本人から口の中の様子などを数回に分けて聞く。声だけでは恐怖心は起きないようである。 続きを読む

自閉症のお子さんの歯科治療

2009年02月08日(日)

【ご質問・ご相談など】
娘は自閉症で療育手帳(B)を持っています。
その娘の6歳臼歯の溝が茶色になってる事に気づきました。
今まで歯の治療を受けた事がないので、正直どんな反応や行動を起こすかはわかりません。 続きを読む

DV被害者の歯科治療

2010年06月22日(火)

 治療計画などに特別な変更はないが、治療環境には少し配慮が必要に思う。特に今回は所在の漏洩に細心の注意を払った。また、精神的なダメージやアップダウンをスタッフと共に理解し、他病院への連携にも心を注いだ。 続きを読む

DV防止法施行に伴う医療機関の役割

2002年01月15日(火)

 DV防止法(正式名称 配偶者からの暴力防止・被害者保護法)が成立、施行されます。従来、法は家庭には入らないとされてきましたが、今後は暴力は犯罪であり、処罰の対象となり、警察が積極的に介入できるようになりました。暴力に係わる通報や相談、接近禁止や保護、自立支援ができるようになりました。弱者の視点に立ち、空いた穴に注目し、一方的な隔離、離婚など力からの逃避に重点を置き、穴を空ける側の対処や両者の関係修復はまだまだのようです 。
 医療機関はDVの第一発見者、最前線になる可能性が高いですが、幼児虐待の対応と異なり、命に関わる時をのぞいて積極的に深入りせず、本人の意思を尊重し先入観を押しつけません。どんな患者にも同じ治療姿勢で臨みますが、予約時間や経済、保険など医療環境には特別な配慮を考えます。また、身体的苦痛だけでなく、精神的なダメージにも理解が必要であり、「あなたにも悪いことがありませんか」など追い打ちをかける二次被害防止に注意します。信頼できる歯科医師のネットワークを作り協力していきたいです。 続きを読む

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