歯肉の変化
2009年05月13日(水)
歯間ブラシは、単に入るから使うのではなく、その目的を考えて使用すべきである。たとえば、歯肉に炎症があり出血するから使用するなど。 特に若年者では、歯肉の可能性を考えて、歯間部歯肉が自然な形になるように、歯間ブラシを使わないプラークコントロールも一つの選択肢として考えている。 続きを読む
2008年07月28日(月)
歯周炎の原因は一定量以上の細菌繁殖です。診断は歯肉炎であり、出血しなくなったとき治癒とします。ブラッシングだけで歯肉が良くなっていきます。プラ-クコントロ-ルするかどうかは患者自身の選択です。当院ではハブラシを持ってくるかどうかで判断しています。 続きを読む
2010年01月28日(木)
歯周病原因菌増殖の影響が歯肉にとどまらず、コラ-ゲンバンドルを越えて歯槽骨にまで及び、歯周炎の結果として骨吸収が見られます。患者自身が行う原因に対する治療(プラ-クコントロ-ル)に少し遅れて、後遺症に対して評価して処置(後始末)を行い、機能回復を目指します。歯肉の発赤、腫脹の改善が見られてから、処置が治療環境を整えて治癒の手助けになります。治療と処置を区別して考えます。 続きを読む
2008年10月14日(火)
症例1 患者 13才女性 初診 1982年3月26日
左は典型的な歯肉炎であり、右は1ヶ月半の状態 続きを読む
2010年05月18日(火)
硬い歯ブラシ使用しますと、歯肉に磨き傷ができます。傷が繰り返しつきますと、歯肉の辺縁がロール状に肥厚(フェスツーン)してちょうど“タコ”のように硬くなっていきます。これは歯肉に対する刺激が強すぎるため絶えず傷ができ、それを治そうとする生体の防御反応と考えられます。その肥厚した歯肉の辺縁に切れ込み(クレフト)ができている場合は、開いた歯ブラシの毛先がいつもその場所を切り込むように通過している証拠なのです。 続きを読む
2021年08月20日(金)
メラニン色素の黒ずんだ歯肉をフェノールのタンパク変性作用によりピンク色に回復させるという方法
施術当日 9日後 続きを読む
2004年11月08日(月)
奥の方が磨きにくく汚れてはいるが、それほど腫れていない。前歯部の歯肉腫脹はプラークコントロールだけでは説明が付きにくい。ハブラシによる繰り返される傷や口呼吸なのか、原因が分からない。それ故にスッキリと治らないし、再発や悪化もする。 続きを読む
2009年12月10日(木)
歯肉にできた垂直型のV又はU字型をした裂け目のことであり、過度の力を加えた縦磨きと、それに伴い停滞するプラーク(歯垢)が原因と考えられます。ただし、咬み合わせの異常によって起こる場合もあります。
今回の症例もクレフトの改善傾向が見られるまでに2年半ほど要しました。ハブラシ圧会得には非常に時間がかかることを体験しました。また、下顎の片側遊離端の義歯を使いこなす難しさと、それによる咬合バランス異常もクレフトの要因となることを学びました。 続きを読む
2009年07月14日(火)
よくなる経験をさせる
どこが変化するか
どこが患者によく分かるか
部位を選択する
どんな変化が起きるか
どのくらいの日数がかかるか
信頼された後に磨き方を聞かれたら教える
なるべく教えない
自分で工夫する
宝物は少しずつ
この続きはまた来週 続きを読む
2011年09月15日(木)
歯石は、耳下腺開口部付近の上顎臼歯の頬側部と顎下腺や舌下腺開口部の対面にある下顎切歯の舌側に多く見られる。しかし、臼歯部咬合面に見られることはほとんどない。たまに、対合歯がない場合や寝たきりで口から食べていない方に、歯を覆い尽くし咬合面にまで及ぶことはある。 続きを読む