口の健全な育成について
2018年08月16日(木)
スコア判定基準
1 口に水が入れられない(危険)
2 口に水を入れることができるが、
そのまま飲み込むか口の外にもれる
3 口に水を数秒間含めていられる
左右対称にぶくぶくできる
左右非対称にぶくぶくできるが頭も一緒に動いてしまう
4 左右非対称にぶくぶくできるが、水がもれてしまう
左右非対称にぶくぶくできるが、遅い
5 左右非対称に上手に動かせる 続きを読む
2022年08月11日(木)
T4K装着と食べ方や食姿勢など継続的な本人と家族の様々な努力によって舌機能が亢進すると、内側に傾斜した歯が起きてスペースが確保でき、上顎アーチが綺麗に並ぶ。 続きを読む
2023年05月09日(火)
30秒間に空嚥下(唾液の飲み込み動作)を何回できるか試してみませんか。若い人は10回くらいできるが、年を取ると筋力が衰え、唾液の分泌も減るため回数が減る。5回以下になると誤嚥性肺炎のリスクが高くなる。
池袋大谷クリニックの患者372人を対象に測定した結果。平均回数は20代で9.8回、30代で8.8回、40代で7.8回、50代で7.0回、60代で6.1回、70代で5.2回。 続きを読む
2016年11月14日(月)
当院にて1年半ほど前に、乳前歯は切端咬合に見えるが、下顎の右側偏位によって右側乳犬歯が逆被蓋となる乳歯列の下顎前突であると診断し、食事時の姿勢や奥歯でよく噛むことを指導していた。そして、永久歯萌出と学校歯科検診を契機に本格的に治療を開始することになった。 続きを読む
2016年01月13日(水)
このような逆被蓋の症例では、リンガルアーチと補助断線にて対応していました。しかし、今回の児童は接触型スポーツを楽しんでいたので、日中における口腔内固定装置の使用を避けることにしました。口腔機能もしっかりしていたので、夜間のムーシールドによる治療法を選択しました。そして、ご家族の協力を得て、食事時の姿勢や食べ方の改善も熱心に取り組みましたので、2ヶ月ほどで被蓋が改善しました。苦痛なく、思い切り活動ができことを非常に喜んでいました。今後も経過観察を行い、見守っていきたいと思います。 続きを読む
2017年02月09日(木)
指しゃぶりは、保育園・幼稚園の入園などをきっかけにやめていくが、5歳過ぎても続いていれば歯科医へ相談してください。特に、歯列や顎骨に異常があれば、治療が必要になる。習癖を克服し、姿勢や食べ方の改善による舌や口唇など口腔周囲の筋肉を正しく使えるようにしていく。今回はT4Kを一助とした。
開口は口を開けること
開咬は、不正咬合の一つ、上下歯列の垂直方向の不正咬合 続きを読む
2017年03月27日(月)
kojima-dental-office.net/20081120-232#more-232
最近、安静時でも口で呼吸し、ポカンと口を開け、山形の上唇をした子供が増えている。離乳期から幼児期に上唇を鍛えなかったことが原因だと考えている。小児の発達状態を確認するためには、客観的な再現性のある測定が必要である。
りっぷるくん
www.shofu.co.jp/product2/contents/hp1989/index.php?No=1834&CNo=1989
口を閉じる力を測定できる口唇閉鎖力測定器 続きを読む
2024年05月15日(水)
生後3~4ヶ月には果汁を飲ませない方がよい。生後6ヶ月頃頃になって果物を食べさせたい時は、ジュースではなく果物を潰して、繊維質を含んだ果肉ごと与える。
アメリカ小児学会は、1歳までの乳児にジュースを与えることを勧めていない。幼児期の砂糖、ジュース、甘いものは膵臓に負担をかける。膵臓は4歳頃完成し、インスリンを作れるようになり、血中の糖質量をコントロールできるようになる。 続きを読む
2010年02月06日(土)
子どもたちの食べ方は、生後、学習して獲得したものです。「噛まない子」「噛めない子」や「なかなか飲み込まない子」も「大人から見て変わった食べ方」も増えているように思えます。それが歯並び、舌の形態や口の働きにも影響を与えているようです。 続きを読む
2015年06月01日(月)
乳歯列期に「被蓋を改善して経過観察」する事を両親に理解してもらい、協力を得て治療を進めることにした。始めは印象も採ることはできなかったが、次第に歯科医院の雰囲気にも慣れ、両親やスタッフの努力の甲斐あって、4ヶ月後には模型を作ることができた。ムーシールドにも慣れ朝まで装着できるようになり、コミュニケーションや意思の疎通が取れるようになった。そして、咬合面に光重合型アイオノマーを添加することにより、左右のバランスが取れるようになり、1年後に正常被蓋になっていった。 続きを読む