口の中の「がん」について
2008年08月28日(木)
お口の中にも「がん」ができることをご存じですか?口腔がん(口の中にできるがん)は、日本ではすべてのがんの約2~4%を占めており、年間約6000人がこの病気にかかり、進行した状態で発見されるために約3000人が亡くなっています。しかし、早期がんの治療成績は90%です。自分で口の中のがんや「前がん病変」を見つけましょう。 続きを読む
2009年01月11日(日)
口腔粘膜に現れる様々な病変は、舌にも見られる。気になること、分からないことがあれば相談してください。病変の場所、形態と経過に伴う変化をよく観察し、必要な時には口腔外科専門医を紹介します。 続きを読む
2020年09月03日(木)
抗菌薬の内服や歯科的な処置をしても、いつまでたっても治らない口内炎や創傷、あるいは腫瘤や潰瘍、白斑や紅斑は腫瘍を疑う必要がある。健常組織との境界が不明瞭または、触診で硬結を認める場合は悪性の可能性が高い。 続きを読む
2010年10月13日(水)
1.血管種
血管種の85%以上は1年以内の乳幼児に発生するか、あるいは先天性のものである。先天性の血管種の約50%は自然消退するので経過をよく観察する必要がある。また、血管種の過半数は頭頸部の皮膚か粘膜に見られ、口腔内においては舌、口唇、頬粘膜が好発部位である。顎骨内に発生する中心性血管種もまれに見られる。 血管種の処置に関しては口腔外科へ紹介する。虫歯や歯周治療は、スタッフ共々細心の注意を心がける。
舌に生まれつき黒いアザ
kojima-dental-office.net/20100720-1768#more-1768
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2009年01月21日(水)
59才女性
扁平苔癬(へんぺいたいせん、lichen planus)は、口腔粘膜ではレース状や網目状の白斑として現れ、定型的なものは両側頬粘膜にみられます。明らかな原因はわかっていませんが、細菌やウィルスによる感染、薬物、歯科用金属アレルギー、ストレスなどが考えられています。
皮膚病変は癌化しませんが、口腔粘膜に出来るものは、慢性に経過し、症状の軽快と増悪を繰り返し、稀に癌化することがあります。診断には専門医による病理組織学検査が必要であり、白板症との鑑別が必要です。治療法は病態によって異なります。 続きを読む
2009年02月03日(火)
歯肉に限局した腫瘤を形成する良性の線維性の増殖物あるいは肉芽腫を総括した臨床的総称である。女性に多く、下顎より上顎に多く見られる。有茎性のものが多い。癌腫や肉腫との鑑別が必要である。治療法は外科的切除。歯槽骨の骨膜並びに歯根膜から発生しているので、エプーリスだけとっても再発する。妊娠エプーリスは分娩後消失することもある。かかりつけの歯科医または口腔外科専門医に相談してください。 続きを読む