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本の世界

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認知症 専門医が教える最新事情

2018年01月02日(火)

認知症伊東大介著
 慶應義塾大学医学部 神経内科・メモリークリニック専任講師
講談社
2011年11月20日発行
定価 840円+税
 参考に
 認知症と歯科疾患
kojima-dental-office.net/20171211-4060

1.認知症
 認知症は年齢とともに増加する。わが国では、75~79歳では10人にひとり、80~84歳では4人にひとり、85歳以上ともなると半分以上が認知症。記憶力や判断力などの知的能力が何らかの原因で低下し、次第に悪化して仕事や社会生活に支障をきたした状態。認知症の中で最も多いのがアルツハイマー病で、ほぼ6割。次に多いが脳血管性認知症、2割を占める。3番目がレビー小体型認知症で、この3種類で8割半ば近くになり、これらを3大認知症と呼んでいる。
 認知症の診断は、ある程度の期間、観察してからでないと診断できないものがある。 続きを読む

17歳のための世界と日本の見方

2019年12月09日(月)

17歳のための世界と日本の見方セイゴオ先生の人間文化講義
松岡正剛著
発行所 春秋社
2006年12月25日発行
1700円
 本書は、帝塚山学院大学教授時代の一年生を対象とした「人間と文化」と題する講義がもととなっている。著者の新たな視点による世界と日本の比較を通して、人間文化に潜む共通性や意外性を探る。今の日本はアジアともアメリカともかなり片寄った付き合いをするようになっていると語る。世界が「精神と物質」や「善と悪」など二分法に語られてしまうことには、いろいろ限界がある。日本には二分法ではない見方があったが、それをいつの間にか忘れてしまった。足し算の「文明」、引き算の「文化」。 続きを読む

人生はそれでも続く

2022年11月23日(水)

著者 読売新聞社会部「あれから」取材班
新潮新書
2022年8月20日 発行
820円
 新聞の視点は「今」であることが多いが、物事には「その後」がある。ニュースの当事者たちのその後をたどってみよう、という発想で始まったのが、読売新聞の人物企画「あれから」。2020年2月から原則月1回のペースで朝刊に掲載。徹底的に人選にこだわり、「ぜひこの人に話を聞いてみたい」という人物を捜す。取材期間は短くても3ヶ月、長い場合は1年近くをかけた。取材を始めてみて、特異な体験をくぐり抜けた人が語る言葉というのは、何ともいえない奥行きや心を揺さぶる切実さがある。 続きを読む

リニア中央新幹線をめぐって

2021年11月14日(日)

原発事故とコロナ・パンデミックから見直す
山本義隆著
みすず書房
2011年4月9日発行
1800円
 私がJR東海によるリニア中央新幹線計画の「問題性」に注目したのは、福島の原発事故直後に国土交通省が、原発事故に対するなんの反省もなくリニア計画にお墨付きを与えたことを知った時から。以前の「科学技術ジャーナリズムの役割」は「啓蒙」だったが、現在は「批判」でなければならなくなった。
 2020年、水問題をめぐるJR東海と静岡県の対立が報道された時、「10・8山崎博昭プロジェクト」のホームページにリニア計画について思うところを表明した。それを大幅に加筆・改稿して書籍化した。 続きを読む

10歳から身につく問い、考え、表現する力

2018年07月24日(火)

img028ぼくがイェール大で学び、教えたいこと
斎藤淳
NHK出版
2014年7月10日発行
780円
1.「正解」を欲しがる子どもたち
 いきなり「正解」に飛びつこうとする態度は、実社会では使い物にならない。生きていく上で「正解がない」状況は頻繁に発生する。問われるべきは「正解とされてきたものが何か」ではなく、「正解という前提が崩れた時に、どのように対処すればよいのか」ということ。それはとても苦しい営み。答えはすぐには出ず、試行錯誤の連続。試行錯誤を許す余裕がないと、ものを考える楽しみが理解できない続きを読む

稲森和夫、かく語りき

2023年06月04日(日)

述 稲森和夫
2021年7月26日発行
日経BP
1600円
 本書は、1970年代から2010年代の半世紀に、「日経ビジネス」「日経トップリーダー」で掲載した稲森和夫氏のインタビュー・独自記事を編集したものである。
 1959年に京セラを創業し、1代で1兆円企業に育て上げた。それだけではなく、1984年には第二電電(現KDDI)を設立。2010年には、経営破綻した日本航空の会長に就任し、再建に手腕を振るった。加えて、1983年には若手経営者のための経営塾「盛和塾」を立ち上げ、毎月のように例会を開催。1984年には私財を投じて稲森財団を設立。科学技術・思想・芸術分野の功労者を毎年顕彰する「京都賞」を始める。 続きを読む

チームで取り組む 歯科医院の活性化

2009年08月15日(土)

現場で起こる変革のドラマ
小原啓子編著
医歯薬出版
2009年8月15日発行
2800円

 小原さんから本が届いた。チーム一丸となって活性化に取り組む歯科医院の様子や院長やスタッフの体験談から現場の声が伝わってくる。 続きを読む

なるほど知図帳 石川

2009年01月27日(火)

なるほど知図帳 石川www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031602503&Action_id=121&Sza_id=F4
昭文社
1600円
2006年発刊

 生まれ育った石川県のことでも、知ってるようで知らない魅力や意外な事実がたくさんある。紙面に書ききれないほどのデータ満載。興味のあるところを少し紹介しよう。ゆっくり読み込むと奥が深く、時間を忘れひとりの世界に入ってしまう。納得したり、話したくなる本である。
 石川県の旅
kojima-dental-office.net/blog/category/travel/ishikawa
 ものづくり・まちづくり・金沢の物語(講師 元金沢市長 山出 保 氏)
kojima-dental-office.net/blog/20150329-3406#more-3406
 我が家の元旦
kojima-dental-office.net/blog/20110101-6445#more-6445
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