本の世界
脳の本
2008年07月31日(木)
池谷裕二先生とコピーライターの糸井重里氏との対談
2004.6.1.
池谷裕二 1970年生まれ 東京大学薬学部助手
1998年 海馬の研究により薬学博士号を取得
糸井重里 コピーライター
朝日出版 1700円 続きを読む
2008年08月05日(火)
著者 山田 規畝子
発行 講談社
体裁 254頁・B6判
本体価格 1600円
発行 2004年2月26日
医師という病気を診るプロが、身をもって体験した自分の病気(認知障害)について書きとめた書である。三度の脳出血、その後遺症と闘う医師の生き方と「からっぽになった脳」を少しずつ埋めていく「成長のし直し」の記録である。自分の脳を、偉いなあ、と愛してあげて、一生懸命使ってくれる若者がひとりでも増えることを願っている。日ごろ診ている患者さんのいる世界かも知れないのに、想像したこともなかった。 続きを読む
2008年08月11日(月)
今で考えたこともない角度からの「心」について内容は、小びとたちを総動員、フル回転しても難解でした。皆さんも挑戦してみてください。
心は、小びとたちが織りなす巨大な連想ゲームの世界と、それを意識していると錯覚している「私」から成る。心を説明できるということは、死後の世界があり得ない。すべての喪失である死を明確な前提として生を考えなければならない。 続きを読む
2008年08月11日(月)
子育てと教育へのアドバイス
S.J.ブレイクモア、U.フリス 著
乾 敏郎、山下博志、吉田千里 訳
岩波書店
2800円
2006年10月17日発行
ここ数年、脳に関する本の出版が相次いでいる。しかし、現時点でわかっていないことや実証されていないことをここまではっきり書いている本は少ないと思う。教育者と脳科学者との交流がはじまり、最近の技術革新により脳の機能が明らかになり、脳と学習に関する研究がここまで進んでいる。医療、教育を始め、さまざまな分野の人々に読んでいただきたい1冊である。 続きを読む
2022年02月01日(火)
www.shinchosha.co.jp/book/610882/
著者 アンデシュ・ハンセン
訳 久山葉子
新潮新書
2020年11月20日発行
980円
人間の脳はデジタル社会に適応していない。現在、大人は1日4時間をスマホに費やしている。10代の若者なら4~5時間。この10年に起きた行動様式の変化は、人類史上最速。脳にしてみれば未知の世界。
ここ数十年で、よい暮らしができるようになったのにむしろ不健康になっている。この矛盾を理解しようとする過程で「スマホ脳」が生まれた。人間の基本設定を理解し、デジタル社会から受ける影響を認識しなくてはならない。心の健康に、睡眠や集中力に、子どもや若者に、学校教育にどんな影響があるのか突きとめるために、科学の力に頼ろうと決めた。 続きを読む
2022年05月27日(金)
1万人の脳を見た名医が教える
-「選ばれた才能」を120%活かす方法
著者 加藤俊徳
発行所 ダイヤモンド社
1430円
2021年9月28日 発行
左利きはアイデア出しや、ブレインストーミングなどは得意だが、思いついたことを具現化するのが得意な右利きの助けが必要となる。
左利きと右利きは、役割分担をすることで、左利きの持つアイデアを実施する確率がぐんと高まり、一方で右利きも、自分たちだけでは思いもよらない斬新なアイデアを取り入れることができる。 続きを読む
2022年03月19日(土)
10の思いこみを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
ハンス・ロスリング著
オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド
上杉周作、関美和 訳
日経BP社
1800円
2019年1月15日発行
心配すべき5つのグローバルなリスク。感染症の世界的流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、そして極度の貧困。6番目の見えないリスクもある。予想外の何かが起きる可能性もある。
感染症の世界的流行
第一次世界大戦中に広がったスペイン風邪で、5000万人が命を落とした。世界の平均寿命は33歳から23歳へと10年も縮まった。
第三次世界大戦
プライドの高い国家が、市場での支配力が弱まった時に他国を攻撃する可能性はある。
『ファクトフルネス』チンパンジークイズ
factquiz.chibicode.com/
先ずは、世界の事実に関するクイズ12問に挑戦してみよう。どの質問もA・B・Cの3択です。チンパンジーなら、だいたい4問正解する。 続きを読む
2012年12月22日(土)
著者 池谷 裕二
発行 扶桑社
本体価格 1600円
発行 2012年8月2日
様々な研究者の実験から発見された脳の妙なクセを楽しもう。
笑顔は周りだけでなく、本人も楽しくさせることや、入力よりも出力のほうが10倍記憶に残ることが、印象深い。 続きを読む
2022年05月03日(火)
内田也哉子 中野信子 著
文春文庫
2021年3月20日発行
850円
内田也哉子と中野信子の5回にわたる対談。
「也哉子」名付け方
母、樹木希林が、父を大変敬っていて、内田裕也の「也」という字が最初にくることにこだわって名付けた。
中野は、「也哉子」の名付け方のセンスが素敵だなと思い、哲学的なことを感じた。「也」は「~だ」と断定する止めの意。そして「哉」は「始める」の意。止めを表す「也」を最初にして、始まりを表す「哉」を続ける。これは輪廻、終わりが始まりみたいなことを意味している。 続きを読む
2022年01月09日(日)
「慢性疲労」を消す技術
著者 有田秀穂 セロトニン研究の第一人者
発行所 三笠書房
1400円
発行 2020年9月20日
朝はセロトニンの活性化、黄昏時にオキシトシンの活性化、夜はメラトニンの活性化すれば、脳を「最高の状態」にして、元気になる。
オキシトシンは、癒しや安心感をもたらす脳内物質。メラトニンは、心地よい休息や眠りをもたらす脳内物質。この2つを増やすには、セロトニン神経を活性化させることが鍵となる。 続きを読む