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科学技術と健康

iPS細胞ができた!

2008年08月17日(日)

iPS細胞ができた!ひろがる人類の夢
著者
山中伸弥 京都大学再生医科学研究所教授
畑中正一 京都大学名誉教授 ウイルス研究
集英社
1100円
2008年5月31日発行
 世界が注目した偉業を2人の対談でわかりやすく解説した1冊。これからどんな道が開け、何が課題なのかじっくり読んでいただきたい。また、研究の環境整備も考えさせられる。
 山中伸弥、藤井聡太著「挑戦 常識のブレーキをはずせ」
kojima-dental-office.net/blog/20220115-15293#more-15293
 山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る
kojima-dental-office.net/blog/20211124-15014#more-15014
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スマホ脳

2022年02月01日(火)

www.shinchosha.co.jp/book/610882/
著者 アンデシュ・ハンセン
訳  久山葉子
新潮新書
2020年11月20日発行
980円
 人間の脳はデジタル社会に適応していない。現在、大人は1日4時間をスマホに費やしている。10代の若者なら4~5時間。この10年に起きた行動様式の変化は、人類史上最速。脳にしてみれば未知の世界。
 ここ数十年で、よい暮らしができるようになったのにむしろ不健康になっている。この矛盾を理解しようとする過程で「スマホ脳」が生まれた。人間の基本設定を理解し、デジタル社会から受ける影響を認識しなくてはならない。心の健康に、睡眠や集中力に、子どもや若者に、学校教育にどんな影響があるのか突きとめるために、科学の力に頼ろうと決めた。 続きを読む

ネット依存・ゲーム依存がわかる本

2020年01月06日(月)

img182樋口 進 監修
 精神科医。独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長
講談社
1300円
2018年6月5日発行
 スマホが登場する前は、学校や職場には持ち込めず、家庭でも周りの人への配慮があった。そのため、依存への対策がとりやすかった。しかし、スマホになると、連絡手段でもあるため周りの目を気にしなくてもよくなり、移動中や学校・職場の休憩時間などにも遊べるようになった。時間の制限がかけずらくなり、やりすぎを注意しにくくなった。あまり目立たずに楽しめるようになり、依存の危険度は以前よりも上がった。 続きを読む

健康を脅かす電磁波

2021年10月27日(水)

荻野晃也著
2007年5月10日発行
緑風出版
1800円
 20年ほど前から送電線・変電所・配電線などの電力施設や家庭の電気製品などから漏洩してくる交流の低周波電磁波が、私たちの健康に悪い影響を与えるのではないかと言われ始めた。電磁波による影響には、白血病・脳腫瘍・乳ガン・肺ガン・アルツハイマー病が報告され、ノイローゼや自殺も関係があるといわれている。電磁波の健康への悪影響が完全に確定したわけではない。しかし、欧米では、「危険な可能性が高いのなら慎重に回避しようではないか」という「慎重なる回避思想」「予防原則思想」が広まっている。スウェーデン政府は、国レベルで「悪影響がある」と判断し、1992年末から具体的な対策を取り始めている。スイスやイタリアでは厳しい基準値を作り始めた。イギリスでは、16才未満には携帯電話を使わせないようにしている。 続きを読む

リニア中央新幹線をめぐって

2021年11月14日(日)

原発事故とコロナ・パンデミックから見直す
山本義隆著
みすず書房
2011年4月9日発行
1800円
 私がJR東海によるリニア中央新幹線計画の「問題性」に注目したのは、福島の原発事故直後に国土交通省が、原発事故に対するなんの反省もなくリニア計画にお墨付きを与えたことを知った時から。以前の「科学技術ジャーナリズムの役割」は「啓蒙」だったが、現在は「批判」でなければならなくなった。
 2020年、水問題をめぐるJR東海と静岡県の対立が報道された時、「10・8山崎博昭プロジェクト」のホームページにリニア計画について思うところを表明した。それを大幅に加筆・改稿して書籍化した。 続きを読む

内部被曝の真実

2011年10月19日(水)

児玉龍彦著
幻冬舎新書
720円
2011年9月10日発行

 7月27日に行われた衆議院 厚生労働委員会に於いて参考人として、国が「測定と除染」に今すぐ全力を挙げなければ、子どもたちと妊婦を守れないことを熱く語った。そして、それは大きな反響を呼んだ。そのスピーチを完全収録したこの本をぜひ読んでいただきたい。「世の中を変える研究というのは純粋な心から生まれるものである」は、心に残る。 続きを読む

世の中意外に科学的

2009年01月13日(火)

世の中意外に科学的櫻井よしこ著
集英社
2005年3月9日発行
1470円
 「読み書きそろばん」が日本の教育を世界最高水準に押し上げてきた要素だった。ゆとり教育がこれからの日本に何をもたらすのか。アメのみあふれている現代教育へのひとつの警鐘になる1冊である。科学のおもしろさ、楽しさ、科学への興味をしっかりと子どもたちに伝えてほしい。巻末のノーベル物理学者小柴昌俊氏との対談も見逃せない。
以下は真実を見る目をもつって、すばらしい」の要約である。 続きを読む

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