本の世界
本の世界
2012年12月22日(土)
著者 池谷 裕二
発行 扶桑社
本体価格 1600円
発行 2012年8月2日
様々な研究者の実験から発見された脳の妙なクセを楽しもう。
笑顔は周りだけでなく、本人も楽しくさせることや、入力よりも出力のほうが10倍記憶に残ることが、印象深い。 続きを読む
2021年03月11日(木)
neuro-educator.com/rongotosoroban/
渋沢栄一著
守屋淳訳
筑摩書房
820円
2010年2月10日発行
本書は「論語と算盤」の中から重要な部分を選び、現代語に訳したもの。この原著は、渋沢栄一が書いたわけではなく、講演の口述筆記をまとめたもの。編集者である梶山淋が90項目を選んでテーマ別に編集してものを、「論語と算盤」として大正5(1916)年に東亜堂書房から発刊した。
日本実業界の父が生涯を通じて貫いた経営哲学は、「利潤と道徳を調和させる」こと。 国の富をなす根源は、社会の基本的な道徳を基礎とした正しい素性の富。そうでなければ、その富は完全に永続することができない。 続きを読む
2010年04月15日(木)
鎌田實著
集英社
2010年2月28日発行
952円
医療や福祉の現場だけでなく、様々な分野に見られる空気を取り上げ、考えさせられる内容になっている。涙や感動の場面も登場する。日本人は空気に感染しやすく、極端に右に左にぶれやすい。自分を振り返り、これからを見つめ直す時、新しい生き方、一本の信念が見えてくる。ぜひご一読を。 続きを読む
2021年01月22日(金)
マイケル・ブース著
寺西のぶ子訳
角川文庫
800円
2018年2月25日発行
英国一家、日本を食べる 下
kojima-dental-office.net/blog/20210223-14637#more-14637
英国グルメライターが、3ヶ月間の食べ歩き家族旅行。実際に行って、この目で見て、自分の舌で味わってみるしかない。今の日本の食べ物を調査し、料理技術や食材についてできる限り学び、辻の悲観的な予想が当たっているかどうかを自分で見極めたい。
僕の知識は間違いだらけ。これまで料理に関して教わってきたことは、何もかもやりすぎで、手を加えすぎで、こだわりすぎで、無駄ばかりだった。 続きを読む
2018年02月01日(木)
世界の叡智6人が語る 未来への提言
著者 ジャレド・ダイヤモンド ノーム・チョムスキー
オリバー・サックス マービン・ミンスキー
トム・レイトン ジェームズ・ワトソン
吉成真由美[インタビュー・編]
NHK出版
平成24年12月10日発行
860円 続きを読む
2011年11月14日(月)
新しく生きる時間へ
小高賢著
岩波新書
2011年8月19日発行
700円
多種多様な短歌が登場する。ゆっくり味わってもらいたい。これほど多くの高齢者が短歌を試みることができるのは、五七五七七の定型があるからだ。距離をもった視線が、現代の老いの歌の特色だろう。老い自らが自分の内側を覗いている。また、老いそのものを知ることができ、自分たちに到来する・している〈老い〉を見つめ直すきっかけにもなる。そして、「老い」は無限に広がる新しい場所なのである。ひとつだけ紹介する。
もの食むをゆるされたけれど何ひとつ食ひたきもの無き身となりぬ〈前登志夫〉
病気になった時悩まされるのは検査である。多くの検査で疲労し、衰弱してしまう。その思いが伝わる。 続きを読む
2021年01月17日(日)
ビートたけし著
講談社
2020年12月8日発行
909円
コロナウイルスなんてものまで世界的に流行ってしまった。これからますます時代の大変化は避けられない。自分と同じ世界を目指す若手の姿を見るにつけ、一種の虚無感のようなものを感じるようになった。いろんなものが消えていく。だけど、忘れちゃいけないものもある。だから、この時代に向けて、今が思っていること、感じていることを俺への生前弔辞として読もうと思った。自分には臨終の間際の「大勝負」が残っている。自分が死ぬ瞬間に「俺は笑いがとれるかな」という勝負。 続きを読む
2010年07月02日(金)
身近な疑問からはじめる会計学
山田真哉著
光文社
2005年2月20日発行
700円
この本を読むと、節約術と増収の極意が理解できるようになる。個人でも会社でも副業や投資は、本体以上にリスク管理を厳密にする必要がある。
また、新しい角度からの考え方に気付いたり、モヤモヤしていたところが納得できたりする。「数字のセンス」も興味深い。 続きを読む
2010年05月12日(水)
池上彰著
NHK出版 生活人新書
2009年10月10日発行
740円
予期せぬことが目まぐるしく起きる現代において、少しでも先が読めるようになるために、どうすればよいのでしょうか。日頃から何を心がけ、何に気をつければよいかをジャーナリストの視点で書かれています。どんな環境であれ非常に参考になる考え方です。自分の世界にアレンジして、見通す力を発揮していただきたいです。 続きを読む
2023年01月08日(日)
会話も人間関係も思いのままに操る
飛鳥新社
中村敦彦 著
2022年9月28日発行
1400円
悪魔の傾聴とは、相手に最大限の自己開示をさせ、本音を引き出しまくる聞き方術。これを一番使って欲しいのは、現役のライターや編集者、その道を志している人たち。
日本人は年代を問わず、本音をオブラートに包みがち。ずっと昔から建前や忖度は常識なので、人の本音を引き出してしまう悪魔の傾聴は、ネガティブな副作用も起こりうる。 続きを読む