島根県保育協議会 平成30年度食育推進研修会
2018年08月04日(土)
テーマ 口腔機能の発達に応じた食事提供について、保育の展開について
講 師 小島登氏 小島歯科医院名誉院長
石川県保険医協会副会長
日 時:平成30年8月4日(土)10:30~12:30
場 所:朱鷺会館
出雲市西新町2丁目2456-4
参加対象 島根県内児童福祉施設 調理担当者
島根県保育協議会会員 施設長、調理担当者、保育士
定 員:約220名
主 催:島根県 島根県保育協議会
しょくいくNo52
www.shimane-hoikukyo.jp/publish/file/1542.pdf
島根県保育協議会機関誌
www.shimane-hoikukyo.jp/pwm/book.html
島根県保育協議会機関誌に講演した時の様子が掲載された。話の内容が的確にまとめられ、編集委員の熱意が感じられる。
参考として
「お口の機能を育てましょう」
kojima-dental-office.net/20130619-1477#more-1477
ぜんほきょう 2018年6月号
kojima-dental-office.net/blog/20180716-10210#more-10210
ぶくぶくテスト
kojima-dental-office.net/20180816-4330
メモ
開会前に機関誌編集担当者さんと1時間ほど質問のやりとりや、現状や今後について話し合いました。そして、会場には、暑い暑い日にもかかわらず220名を超える保育士さんや調理担当者、看護師さんが参加されていました。熱心に聴講され、質問も多くあり、30分ほど時間をオーバーしてしまいました。様々な事例に悩み、迷い、苦慮している様子が伺えました。共に育んでいきたいと思いました。講演前後に少し旅しました。
鳥取・島根の旅 2
kojima-dental-office.net/blog/20180807-10221
日程
9:20~10:20 受付
10:20~10:30 開会行事
10:30~12:30 講義
小島歯科医院名誉院長 小島登氏
石川県保険医協会副会長
12:30~13:30 昼食・休憩
13:30~14:30 実践発表 離乳食の取り組みについて
社会福祉法人 あおぞら福祉会
あおぞら保育園 調理主任 影山奈美江氏
質問
歯医者さんの立場から保育所にしてほしいと思うこと、期待することを教えてください!
歯科医師は診療室からあまり外に出ないので、保育所の現場に巻き込んで欲しい。
例えば
育児講座「歯科医から見た 離乳期からの口腔育成を考えた食」
kojima-dental-office.net/20060126-609#more-609
離乳食支援
kojima-dental-office.net/20090326-1456
保護者100人ほどが集まり
kojima-dental-office.net/20100313-636#more-636
離乳食連絡会
kojima-dental-office.net/20110622-3193#more-3193
アンケート
参加者 219名
管理栄養士・栄養士 110名
調理師・調理員 83名
保育士 24名
看護師 1名
行政課長 1名
回答率 132/219
内容 大変よかった 75
良かった 59
普通 6
あまり良くなかった 2
良くなかった 0
時間 適当な時間だった 116
もう少し時間が欲しかった 15
もう少し短くても良かった 9
意見・感想など
・今回のお話を聞いて、咀嚼の働きは大きくなってからも育ち治せることや、口を閉じて食べること、食事の姿勢が大切であることなど、いろいろ学ぶことができて良かったです。食事はアイコンタクトを取りながら、子どもの発達の様子を見ながら楽しく食事ができるよう心がけたいです。
・食べることは生きること、大切な乳児期一人ひとりの発達を見極めて“食”を進めていこうと思います。月齢ばかり気にしていたので反省しています。今日のお話をすぐ日々の保育に落とし込んでいきたいです。
・歯の専門の先生と言うことで分かりやすかったし、保護者さんにも聞いてもらいたいなというお話しでした。子どもたちの口の中を見る機会がないので、気にかけていきたいなと思いました。
・離乳食などをなぜ食べないんだろうという疑問が、講演を聞く中で少し分かってきたり、実際に試してみようと思うこともあったので、とても良かった。参考にしたいです。
・専門的な話の時は難しいなと思いましたが、分かりやすく、なるほどーと思うことが大半でした。今後ためになることばかりで、今悩んでいる子への手立ても見つけることができ大満足です。
・食べないのは嫌いだからではなく、食べられる段階になっていないという言葉にハッとさせられました。ついつい嫌いなんだと思いこんでいました。
・子どもが食材を吐き出してしまう行為は、好き嫌いからきているものだと思っていましたが、食べる機能が発達していないのだと知り、子どもたちに対しもっと目配りをしていかなければならないなと思いました。
・子どもたちの食事の問題には、口の機能が関わっていることがよく分かった。口腔機能の発達は、アイコンタクトやスキンシップが根底にあること、小さい頃からの関わりが大切だと知りました。
・生まれてから成長する中で食べることはとても大切なことなんですね。いろいろな講演を聞いてきた中で一番良かったし目からウロコでした。
・噛めない子について咀嚼機能だけでなく、愛着障害など、様々な原因について具体的に知ることができてとても良かったです。
・発育に合わせた食事提供についてや舌の動きの大切さを知ることができて良かった。また、硬い物より柔らかくても大きいものが口の中の発達を促すことを知ることができて良かったです。
・小規模園なので個々に添った離乳食を提供しているつもりだったが、食材の形状、硬さ、与え方など再度確認できた。充実した時間でした。口角の動きのみで判断し丸飲みのクセを付けさせないように気をつけたいと思いました。職員皆で共通理解し声を掛け合いながら食事提供をしようと思いました。
・咀嚼や嚥下を見極めたり手づかみ食べをしっかり促しながら、食べる楽しさをしっかり伝えていきたいと改めて思いました。
・乳児の○○期によつて食材の大きさ、硬さ、また食事の介助の仕方など、その時期にあった、その子にあった対応をしていかなければならないと改めて感じました。
・私の保育園に常に口が開いたままで口呼吸している子がいるので、口がきちんと閉じられるように対応していきたいと思いました。
・「普段から噛めない子が多いな」と思っていたので、とても勉強になった。明日からできそうなこと(姿勢を正すなど)が色々あったので、やってみようと思った。
・園でも食べない子がいたり、自分の子どもでもクチャクチャ音が出るように食べていたので、頂いた資料を参考にして口を閉じて上手に食べられるようにしていきたいと思いました。給食担当と保育士などペアで話を聞いて園に持ち帰る方がよいと思いました。
・専門的な話だったが、とても分かりやすく日々の保育や調理に活かせる話が聞けて良かったです。とても勉強になりました。小島先生の話が聞けて良かったです。ありがとうございました。帰って保育所全体で情報を共有して日々の保育に活かしていきます。
・保育所で直面している問題でとても興味深く聴くことができました。発達を丁寧に説明して頂いてよく理解できました。子どもを観察する視点や目安が具体的に示してあり、とても参考になりました。全職員で共有して取り組みたいと思います。ありがとうございました。
・噛めない飲み込めない子が園でもいるので、改善する方法なども教えてもらえて良かった。好き嫌いではなく、食べにくいと言うことを保護者の方にもお知らせできたら離乳食から幼児食への移行などもスムーズにできるのではないかと思いました。
・子どもの口の機能を知ることができ、今後の保育、食育を機能面から考えるよう心がけたいと思いまた。
・食べる機能にもきちんと順序があり、一人一人違うため見極め進めていく必要があるのですね。ありがとうございました。
・保育士が参加でした。歯科の立場からのお話しでしたが、内容は保育で語られるものと何ら変わりなく、保育・食事、共に子どもの発達には愛情が一番と言うことがよく分かってよかったです。
・食べる姿勢がすごく大切であり、その子の発達発育を知ることも大事。その子を見る、食事をしている姿を見ることが大切だと改めて実感しました。すごくいい講義でした。ありがとうございました。
・とてもためになるいいお話しでした。母としても反省が多い内容で、改善そして実践してみようと思いました。
・質問への先生の回答がとても参考になりよかった。講義をちょっと短くして質疑応答の時間をもう少し取って欲しかった。
・資料が用意されほとんどが記載されていたので、メモに集中するのではなくしっかり話を聞けて良かったです。とても分かりやすい本が用意されていてすごく嬉しかったです。保育室と家庭、給食室が一体となる大切なものになるようにしていきたいと思いました。
・口腔機能のことや歯のことなど詳しく学ぶことができました。0,1歳児のクラスで離乳食をあげたり、給食を食べたりする中で、これから参考になることあり、今まで悩みの答えが分かるなど今回の講義でたくさん勉強させて頂きました。
・日々子どもが噛まずに食べる等、悩みもありましたが、いろいろなヒントがあり勉強になりました。
・講義を聞いて、実際に口腔機能が上手く発達していない子は1歳児で多いなと思いました。食べ方がうまくないと思う子は今までもたくさんいましたが、食べる能力の援助が適切ではなかったので、今回の講義で教えて頂いたことを実践していこうと思いました。
・口腔機能は食べることにとってとても大切なんだと改めて感じた。そして、同じ年齢でも歯の生え方が違うということが分かりとても勉強になった。
・今日来て良かったと思える講演でした。保育士の先生方にもきちんと報告をして、食事の介助や機能を育てる遊びについて一緒に考えていきたい。
・食事の形態ばかりではなく身体の発達に応じた対応や生きていくうえで必要とされることまで考え“手づかみ”をすることも必要とされていることを気づかされました。
・自分立場からは分からない視点の話が聞けて良かった。特に離乳食の子どもをしっかり様子を見て食材や大きさを決め進めていきたい。
・小島先生の話は分かりやすくとても良かった。0歳の頃の食事や口の動き、舌の動きの話もあり、0歳の担当保育士が聞いたら良かったと思った。
・とても参考になりました。舌の動きが噛むことにとても大切なことを知りました。
・口の機能から食べることを考えた話で、とても分かりやすい講演だった。食べることで問題を抱えた子が多いが、口腔機能をよく見ていくことが大切だと分かった。
・とても分かりやすく充実した講演が聴けて良かったです。食べられない子は、ついつい咀嚼が悪いのでは?と思ってしがいがちだが、舌や歯の機能をもっと見ていかないといけないと思いました。園全体で考えていかないといけないと思いました。
・口腔内についてなかなかここまで詳しい話を聞くこともないので大変参考になりました。
・資料が良かった。質問時間を最初から組み込んであった方が良かったのでは?内容が良かった。保育士にも聞いて欲しい内容であった。
・「お口の機能を育てましょう」の冊子は分かりやすく、保育士との連携をとれるものが頂けて良かった。
・離乳食や食具の進め方に迷いや不安がありましたが、今回のお話しはとてもためになる内容で良かったです。
・とても興味深い内容で濃く深く勉強させて頂きました。自園でも思い当たる子が多く、すぐにでも参考にさせて頂きたいと思いました。ありがとうございました。
・園長・保育士さんなどと一緒に聞けば良かった。保育士さんなどにも伝えていけば良いなと思いました。
・歯の生え具合により、食べる早さに個人差があることを知り、勉強になりました。他にもいろいろ初めて知ったことがあり、とても勉強になりました。
・昨年も離乳食の話が出たが、今年は口腔機能からの話だったので、昨年とは違った話が聞けて良かった。自園でも吸綴食べをする3歳以上児がいるので、注意してみていきたいと思った。
・分かりやすく口腔機能の発達が理解できました。園に持ち帰り、保育士と共通理解をして日々の保育に役立てていきたいと思います。「調理担当者研修会」から「食育推進研修会」と名前も変わり、保育士や看護師さん等の参加も見られるようになってきました。職員一体となって食育が推進していけるよう、もっと多くの園でも調理担当者以外の参加が広まっていくと良いです。
・子どもたちに対して噛む話をすることになっていてちょうど良い内容で助かりました。保育士に上手く伝えることができるかは不安もありますが、保育所で食べる時間を大切にしていきたいと思いました。
・専門的な話が聞くことができとても参考になった。
・とても分かりやすい講義で良かったと思います。
・とても聞きやすく興味深い話だった。保育園の子どもたちに話していけたらいいと思います。
・とても分かりやすい楽しいお話しでした。
・口腔機能の発達に応じた食事がどれだけ必須なのかよく分かりました。
・口腔機能の発達に応じた食事提供の話は始めて聞かせてもらったのでとても参考になりました。
・内容的に聞きたい内容だったのでとても勉強になり、是非自園で取り組んでいきたいと思いました。保育士さんも聞いて頂きたい内容でもありとても良かったと思います。自園でも歯列不正の子が多く悩んでいた所だった。
・一見、歯並び、食事と愛着障害とは関係がないと思っていましたが、やはりすべてが繋がっているのだなと思いました。
・興味深い話で「なるほど」と思うことが多かったです。ありがとうございました。
・難しい話だったけど、分かりやすかったです。機能面ですぐに実践できることなど、取り入れていきたい。
・発達を知ることの大切さを改めて感じました。
・歯科医院の先生から口腔機能のお話を聞くことができ勉強になりました。楽しく食事することを第一に心がけたいです。
・普段、栄養士をしていても知らないことばかりだったのでとても勉強になった。
・歯科医としての専門的なアドバイスを聞けてとても良かった。参考になることばかりだったので、帰ってすぐに離乳食作りや給食作り、子どもへの対応に役立てたいと思います。身体の発達と合わせ、歯の生え方などすごく分かりやすかったです。
・口腔機能の発達について分かりやすく説明されたので良かった。歯の生え方や舌の動きについてもよく分かった。
・目からウロコのお話しで参考になることがたくさん。歯の発達と食事との関係性の大きさが実感できて良かった。
・口の発達についてちょうど興味・関心があり、この研修でやはり舌の動きが大切だと思い、これからも保育につなげたいと思った。
・私自身、下あごが小さく歯並びが悪く大人になって矯正をしている。幼少期の摂食機能の発達についてお話を聞き、自分自身にも当てはまることがいくつかあり、身にしみて乳幼児期の食の大切さを感じた。
・たくさんの写真や図を使って伝えてくださり大変勉強になりました。せっかく頂いた冊子の写真や絵が分かりやすかったので、こちらの説明も聞きたかったなと思います。
・離乳期の咀嚼機能がいかに重要であるか改めて気づかされた。
・難しい話を分かりやすく講義して頂きありがとうございました。
・難しい言葉も多く話されるペースも割と速かったので、理解が追いつかない時が多々ありました。とても勉強になる話だったので、もう一度資料をゆっくり読もうと思います。
・もっと具体的な舌を動かすようにする練習方法などを知ることができれば良かった。
・なかなか歯科医の先生のお話を聞くことがないので良かった。
・歯みがきだけではなく、舌の動きが口や歯の発達に大きく関係していることが分かり、また園で話し合いたいと思います。
・専門な所が聞けて良かったです。
・歯と食事、とても深く関係していることが学べて大変勉強になりました。何事においても“食”ってとても大切ですね。ありがとうございました。
・専門的な視点から咀嚼、口の中の機能など自園でも知識を活かした食事対応をしていきたいです。
・虫歯のことや感覚のことがいろいろ勉強になりました。
・お口の機能についてしれて良かったです。
・歯科医さんからの食育研修を受けることはなかったので良かった。
・歯科医師の専門的なお話しで知らないこともあり勉強になりました。
・噛むことの大切さがよく分かった。園で提供する給食も噛むことを中心としたものを提供していけるように考えていきたいと思う。
・大変勉強になって、実践したいと思った。子ども相手のためか、まだ未知の部分や決定的でない所もあるのだなと思った。
・噛むこと、飲み込むことの大切さを感じた。
・歯と食が繋がっていると言うことを改めて感じました。
・よく噛むことの大切さがよく分かった。
・口腔機能の発達・段階について分かりやすく学ぶことができた。もう少し対応・改善策について具体的に聞いてみたい部分もあった。
・個々の発達に注意して、発達に応じた食事作りをしたいと思いました。
・口の中の仕組みが分かってこれからの業務に活かせると思いました。ありがとうございました。
・とてもいい内容で納得できる部分がありとても良かった。
・とても興味深い講演内容でした。自園でも咀嚼の弱い子ども、口や舌の発達が不安・心配な子が多くいるので、新しく学んだ情報を園に帰って照らし合わせ、指導につなげていきたいと思いました。食具の使い方、順、品などをもっと聞いてみたかったです。
・短時間だったので、もう少しゆっくり丁寧に聞くことができれば良かったです。また、講演を聞きたいと思いました。次回を希望します。
・歯だけでなく、舌の動きも大切なことが分かりました。
・乳幼児に大切なことなのでもう少し時間をかけ分かりやすい説明があれば良かった。
・写真の資料が欲しかったです。
・大変勉強になりました。しかし、もう少し詳しく聞くことができれば・・・という部分がありました。ありがとうございました。
・自分の担当のクラスにも当てはまる子どもがいたので、クラスに帰って話し合ってゆきたい。
・休憩時間があって良かった。
・日々の業務に役立つお話を聞けました。栄養だけではなく、保育全体を通した知識として他の職員にも伝えて、子どもたちに寄り添い口腔内の発達を見守りたいと思いました。
・言葉が少し難しいなと感じることがあった。わかりにくいことがあった。
・歯科から見られた話がたくさん聞かれて良かったと思います。歯の並び口の働きの話を聞いたことで歯並びがよく分かりとても参考になりました。食事が食べにくい子が多い中、時間をかけずに少しでも多く食べさすことができるよう頑張りたいと思います。
・質問の時間も時間内にしっかりして欲しかった。
・短い時間だったので、もう少し冊子の方の話も聞けたらと思いました。
・歯科医からのお話しで勉強になり良かったです。
・分かりやすい講義で良かったです。
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