離乳食連絡会
2011年06月22日(水)
講師 栗田 志麻 管理栄養士
日時 平成23年6月22日 午後5時30分~6時30分
場所 向粟崎保育所
対象 保育士、調理師
主催 内灘町保健センター
ここ4,5年、食の支援に対する考え方や環境の変更に伴う、保育園現場の保育士、調理師と町の管理栄養士との認識を共有するためにミーティングがもたれた。それぞれに10数人と2人が参加していた。先ず、管理栄養士の栗田さんから離乳食の概要説明とそれぞれの期のメニュー例の提示があった。手づかみ食べの重要性と舌の動きの解説がうれしかった。その後に意見交換があった。その現状を実感するために食育サポーター、歯科医師として参加し、歯の萌出状態など、歯科医の視点を加えた食育リーフレットを作製していることを紹介した。そして、離乳食を進める上で、舌や口唇の働きなどのどこにポイントがあるのか、また、個を大切にし、様々なものに幅ができ曖昧になった分、離乳食の進め方が早すぎるために発達が遅れるリスクもあることも伝えなくてはならないと思った。
参考として
離乳の支援を学ぶ
kojima-dental-office.net/20090326-1456
メモ
1.離乳食を訓練食として位置づける
調理師さんが作られた大まかな区分の離乳食を保育士さんがその子に、その日に合わせて工夫して食べさせている様子が伺えた。
2.アレルギーをどう考えるか
家庭では、モグモグ期になれば卵の黄身から食べさせるけれども(白身にアレルギーの可能性)、様々な赤ちゃんを預かる保育園では、タマゴや牛乳などのリスクのあるものは、1歳過ぎまでできるだけ先送りする。
3.離乳食の量と母乳の量
離乳食を食べ始める頃に、離乳食が多くなりすぎると母乳が少なくなり栄養バランスなどに問題が出てくる。特に鉄分の不足。
4.味付けはいつから(味覚)
昆布や鰹だし、醤油や砂糖、コンソメなど
5.カミカミ期以前のお子さんのおやつをどう考えるか
集団生活の場でおやつの時間にどんな工夫をする
6.母乳で育った赤ちゃんがミルクを飲まない
味の問題か、乳首の形態か