本の世界
本の世界
2008年08月11日(月)
山口真美著
平凡社新書
760円
2006年5月10日発行
大人と赤ちゃんと決定的に違うところは、眼や耳という感覚器ではなく脳である。赤ちゃんの脳は、8ヶ月の間に劇的に発達する。見る能力は高度な脳の機能の発達と並行して進み、完成が早い。それに比べると言葉の発達は脳の完成のずっと後になる。 続きを読む
2012年01月15日(日)
本川達雄著
新潮新書
2011年6月20日発行
740円
衝撃的な『ゾウの時間 ネズミの時間』から20年。再び、著者が現代社会の問題点を生物学者の視点から切り込む。生物多様性、地球温暖化、南北問題そして共生やリサイクルなどを考えるヒントもおもしろい。また、今まで見逃していた生物や自然の不思議さに気づかされる。そして、還暦を過ぎたこれからの生き方にも驚かされる。 続きを読む
2009年01月13日(火)
櫻井よしこ著
集英社
2005年3月9日発行
1470円
「読み書きそろばん」が日本の教育を世界最高水準に押し上げてきた要素だった。ゆとり教育がこれからの日本に何をもたらすのか。アメのみあふれている現代教育へのひとつの警鐘になる1冊である。科学のおもしろさ、楽しさ、科学への興味をしっかりと子どもたちに伝えてほしい。巻末のノーベル物理学者小柴昌俊氏との対談も見逃せない。
以下は「真実を見る目をもつって、すばらしい」の要約である。 続きを読む
2007年05月25日(金)
「植林」は砂漠化を防げるか
編者 日高敏隆+総合地球環境研究所
講談社
1300円
2006年7月20日発行 続きを読む
2017年03月15日(水)
著者 梶本 修身
発行 集英社新書
本体価格 700円
発行 2016年4月20日
1.体の中で一番疲れやすいのは、「脳の自律神経の中枢」
ヒトは、運動を始めると、数秒後には心拍数が上がり、呼吸が速く大きくなる。また、体温の上昇を抑えるために発汗する。それを1000分の1秒単位で制御しているのが「脳の自律神経の中枢(視床下部や前帯状回)」。運動が激しくなると、ここでの処理が増加する。その結果、脳の細胞で活性酸素が発生し、酸化ストレスの状態にさらされることでさびつき、本来の自律神経の機能が果たせなくなる。これが、「脳疲労」。その時に「体が疲れた」というシグナルを眼窩前頭野に送り、「疲労感」として自覚する。
疲労が起こるのは主に自律神経の中枢、その疲労を自覚するのは眼窩前頭野、それぞれ部位が異なる。脳の老化を防ぎ、高齢になっても認知機能を保っておくには、毎日の生活で脳疲労を溜めない工夫が必要である。 続きを読む
2004年08月06日(金)
法律家と開業医の新しい提言
著者
伊藤 真 弁護士業務を休業、法学館館長
川端 一永 ペインクリニック 川端クリニック院長
2003年10月1日発行
メディカ出版 1800円
患者と医療従事者の対等な人間関係を考えさせる面白い本見つけました。憲法を通して、患者の権利やインフォームドコンセントの問題を考えてください。
以下、箇条書きにて、内容を紹介します。 続きを読む
2010年02月25日(木)
日本語最後の謎に挑む
山口謠司著
新潮社
2010年2月20日発行
680円
「ん」について考えたこともなかったが、不思議なことが多い。読んでいるとわからないことも多いが、脳に新たな回路を造り出す。挑戦あれ。 続きを読む
2010年01月31日(日)
脳を変える 究極の理論
西田文郎著
現代書林
1500円
2009年7月27日発行
やる気は、出そうとすればするほど面白いように出なくなります。私たちの心は自分の思い通りにならないのです。心を思い通りにする方法は、心という現象を作りだす脳の仕組みを利用することです。 続きを読む