本の世界
本の世界
2020年08月21日(金)
高橋源一郎著
kojima-dental-office.net/blog/20160227-3400#more-3400
河出新書
2019年10月30日発行
1200円
『論語』は孔子先生が主宰している私塾での2500年前の講義録を中心に、話したことばを採録したもの。一筋縄ではいかない。元の漢字の読み方にも、いろんな解釈があり、それを翻訳する人によって違う。高橋氏による厳密な翻訳、ほんの少しだけ現代風にアレンジ。ことばを理解しなければ、人間を理解することはできない。
「礼」と「仁」 儒教の考え方
kojima-dental-office.net/blog/20191209-13481#more-13481
儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇
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2021年11月14日(日)
原発事故とコロナ・パンデミックから見直す
山本義隆著
みすず書房
2011年4月9日発行
1800円
私がJR東海によるリニア中央新幹線計画の「問題性」に注目したのは、福島の原発事故直後に国土交通省が、原発事故に対するなんの反省もなくリニア計画にお墨付きを与えたことを知った時から。以前の「科学技術ジャーナリズムの役割」は「啓蒙」だったが、現在は「批判」でなければならなくなった。
2020年、水問題をめぐるJR東海と静岡県の対立が報道された時、「10・8山崎博昭プロジェクト」のホームページにリニア計画について思うところを表明した。それを大幅に加筆・改稿して書籍化した。 続きを読む
2020年09月14日(月)
福岡伸一著
センス・オブ・ワンダーを捜して
kojima-dental-office.net/blog/20111208-1185
講談社現代新書
880円
2007年5月20日発行
ウイルス その生態と進化(1973年6月28日発行)
kojima-dental-office.net/blog/20201009-14315 続きを読む
2009年01月20日(火)
がん患者と「カルテ開示」
協立総合病院 患者会連合会 編
風媒社
1998年9月20日発行
1500円
人間の尊厳を深く考えさせられるテーマである。それでも、これからも、患者のために医師が、家族が、患者らしく生きることを考え抜き、悩んでいくだろう。
日常診療のインフォームド・コンセントの大切さをつくづく感じるとともに、歯科治療においても、パターナリズムにならずに、患者が自分で決められるだけの正確な情報を伝え、納得して治療を受けられることを心がけたい。 続きを読む
2017年08月17日(木)
ケント・ギルバート著
講談社新書
2017年2月20日発行
840円
中国と韓国、そして北朝鮮の言動や行動に違和感を感じていたが、この本を読むと何となく腑に落ちるところも出てくる。ケント・ギルバート氏が指摘する考え方や捉え方の違いとその原因を理解し、儒教国家に対応する「作法」も学ばなければならない。
「儒教の呪い」に支配された国々からの言われなき誹謗中傷に臆することない。日本は世界に誇るべき歴史を持ち、そして、日本人は誰からも尊敬され、愛される国民性を持った民族である。 続きを読む
2020年10月09日(金)
福見秀雄著
ダイヤモンド社
850円
1973年6月28日発行
40年近く前の本である。ウイルスの生活をウイルスの側に立って眺め、ウイルスの生存を中心に考える。ウイルスが生き、そして存続していくためには、感染する生物との間で感染環が形成されなければならない。ウイルス生態学は感染環の構造を分析し、それが成立する条件を研究することである。
ウイルスを生物と呼ぶべきかどうかについて議論もあった。しかしそれをどう呼ぼうと、ウイルスを中心としたその現象が生物現象があることは間違いない。 続きを読む
2017年01月03日(火)
現在、日本では100万人以上が寝たきりになり、スウェーデンでは寝たきりの人はほとんどいない。日本人は80歳で残っている歯が10本以下なのに対し、スウェーデン人は80歳で歯が21本以上残っている。
「歯みがき」の間違いが全身病をつくっている。歯みがきは命を守る習慣。
様々な疑問点はあるが、真実と向き合う楽しさもある。 続きを読む
2022年01月09日(日)
「慢性疲労」を消す技術
著者 有田秀穂 セロトニン研究の第一人者
発行所 三笠書房
1400円
発行 2020年9月20日
朝はセロトニンの活性化、黄昏時にオキシトシンの活性化、夜はメラトニンの活性化すれば、脳を「最高の状態」にして、元気になる。
オキシトシンは、癒しや安心感をもたらす脳内物質。メラトニンは、心地よい休息や眠りをもたらす脳内物質。この2つを増やすには、セロトニン神経を活性化させることが鍵となる。 続きを読む
2011年10月19日(水)
児玉龍彦著
幻冬舎新書
720円
2011年9月10日発行
7月27日に行われた衆議院 厚生労働委員会に於いて参考人として、国が「測定と除染」に今すぐ全力を挙げなければ、子どもたちと妊婦を守れないことを熱く語った。そして、それは大きな反響を呼んだ。そのスピーチを完全収録したこの本をぜひ読んでいただきたい。「世の中を変える研究というのは純粋な心から生まれるものである」は、心に残る。 続きを読む
2015年03月13日(金)
究極の生き残る技術
進化生物学者 宮竹貴久著
2014年3月19日発行
講談社新書
840円
一般的に「先送り」は、悪いことだというイメージがある。仕事も、勉強も、家事も、先送りにしたツケはたいてい後で自分に返ってくるとされる。しかし、先送りこそ、多くの生き物が進化の過程で身につけてきた賢い生き残り戦術なのだ。 続きを読む