小島歯科医院 名誉院長ブログ

口唇閉鎖力測定の重要性

2017年03月27日(月)


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 最近、安静時でも口で呼吸し、ポカンと口を開け、山形の上唇をした子供が増えている。離乳期から幼児期に上唇を鍛えなかったことが原因だと考えている。小児の発達状態を確認するためには、客観的な再現性のある測定が必要である。
りっぷるくん
www.shofu.co.jp/product2/contents/hp1989/index.php?No=1834&CNo=1989
口を閉じる力を測定できる口唇閉鎖力測定器

 口唇閉鎖不全から引き起こされる様々な可能性が指摘されている。

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 口唇閉鎖力は、6~12歳で8~10ニュートンである。

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測定対象 3歳から15歳までの小児
測定条件 誤差が少なくなるように工夫
  鼻下点にLED光を当てることにより、引っ張る方向が同じ(水平)になる
  リップルボタンを使用することにより、毎回同じ条件で測定可能
測定方法
 ①椅子に座り、背筋と頭部をまっすぐに伸ばし、
   踵を床にしっかり着けて正しい姿勢にする
 ②「リップルボタン」にデンタルフロスを通して輪状に結び
   「りっぷるくん」に装着する
 ③「リップルボタン」を口腔前庭に入れ、前歯部に押し当てる
 ④LED光を鼻下点に当てて水平を確認しながら、
   「リップルボタン」が口腔外に引き出されるまで牽引して測定する
 ⑤3回程度測定する

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