小島歯科医院 名誉院長ブログ

お知らせ「2026年歯科新点数検討会」4/18

2025年12月04日(木)


    歯科診療報酬改定の解説と検討
■開催日時:2026年4月18日 (土)午後6:30~8:30
■開催場所:石川県地場産業振興センター 本館2 階 第1 研修室
■講 師 石川県保険医協会講師団
■テキスト 『歯科診療報酬 2026 年改定の要点と解説』(仮)
     (定価4,000 円、会員価格2,000 円(予定))
  * 参加者には検討会当日にテキストをお渡しします。
  * 不参加の会員には翌週以降にテキストを発送します。
■対 象 会員、院長が会員になっている医療機関のスタッフ、会員のご家族
  * 未入会の方は、当日までにご入会手続きをしていただきます。
■参加費 会員数分は無料(テキスト付)
   会員数を超えた分は1 人につき2,000 円(予定。テキスト付)
   (例)会員が1 人いる医療機関で3 人参加の場合
     ⇒ 1 人分無料、2 人分の参加費4,000 円が必要。
■申込み  テキスト準備の都合上、必ず申込締切日までにお申し込みください。
    ⇒申込方法は裏面参照
■申込締切 4 月8 日(水)
■主催 石川県保険医協会
    TEL:076-222-5373
    FAX:076-231-5156
    Email:ishikawa-hok@doc-net.or.jp
参考に
石川県歯科医師会保険説明会 3/29(日)石川県地場産業振興センター
 2024年歯科新点数検討会
kojima-dental-office.net/20240926-7270#more-7270
 2022年歯科新点数検討会
kojima-dental-office.net/20221020-6199#more-6199
 2021年介護報酬改定のポイント
kojima-dental-office.net/20210521-5558
 2018年歯科新点数検討会
kojima-dental-office.net/20180321-4111
 2020年歯科診療報酬改定のまとめ 検討会は新型コロナウイルス感染症のため中止
kojima-dental-office.net/20200321-4824

【2026 年度診療報酬改定に向けた動向等について】
 中央社会保険医療協議会
www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo_128154.html
1.3Dプリント有床義歯の保険収載
 中央社会保険医療協議会 総会(第626回)令和7年11月12日 12ページ
 総-1 医療機器の保険適用について 12ページ
www.mhlw.go.jp/content/10808000/001594225.pdf
 参考に 7.12.1. 【1】3次元プリント有床義歯
kojima-dental-office.net/20251201-8271
 3Dプリント義歯は、印象、咬合採得までは従来通りに行った上で、上下無歯顎顎堤と顎間関係をスキャンして3次元データを得て、歯科用CADソフトウェア上で人工歯排列、歯肉形成など義歯のデザインを行う。、義歯床部と人工歯部を専用の接着剤や3Dプリント用光硬化性樹脂で接着し、後硬化装置にて造形物の最終硬化を行う。サポート切断面の調整やバフによる最終研磨を行い、3Dプリント義歯の完成となる。
 積層造形法の3Dプリント義歯は、短時間かつ低コストで製作出来るため、安価で即時に提供できる義歯として特に超高齢社会において需要が高まる可能性が高い。
3Dプリント義歯の一番の欠点は、人工歯用の光硬化性樹脂がモノリシックであるため、多層構造である既製人工歯に比べ審美性に劣ることである。また、義歯用3Dプリント光硬化性樹脂の機械的物性や長期安定性が従来法やミルド義歯の義歯床用材料と比較して劣ることも依然として問題である。最近、3Dプリント義歯は従来法と比較しリライニング材との接着強さが弱い傾向にあるとの報告もされている。
2.歯科訪問診療に係る論点
 中央社会保険医療協議会 総会(第627回)令和7年11月14日
  総ー3 在宅(その4)
www.mhlw.go.jp/content/10808000/001595241.pdf
○地域における歯科医療機関の役割分担を図りつつ、患家で療養する患者に対する歯科訪問診療を進めるために、歯科訪問診療料1の充実や「在宅歯科医療推進加算」を見直すことについてどのように考えるか。また、当初1人の患者に対する歯科訪問を実施予定であったものの、訪問先の依頼により、当該患者とは別の患者を診療する特段の必要性が生じた場合などの歯科訪問診療1の運用を明確にすることに関してどのように考えるか。
○同一建物に居住する多数の患者に対する歯科訪問診療を適正に運用する観点から、現場における歯科訪問診療の実施状況にも配慮しつつ、患家や同一建物に居住する少数の患者に対する歯科訪問診療の実績や歯科訪問診療の実施責任者を配置する等を要件として施設基準を設定することに関してどのように考えるか。
○在宅療養支援歯科病院の施設基準について、病院歯科等での診療実態を踏まえて、歯科診療所からの依頼により当該患者を受け入れた場合の実績も加味することや、在宅療養支援歯科診療所及び在宅療養支援歯科病院の施設基準については、歯科医師臨床研修施設における研修歯科医の受け入れ状況や当該施設における歯科訪問診療の研修・教育体制を加味すること等、現状の歯科訪問診療の更なる推進や今後の歯科医療提供体制の確保に資するよう施設基準の一部を見直すことに関してどのように考えるか。
○ 「訪問歯科衛生指導料」については、「歯科訪問診療料」を算定した患者に対して行われることから、「歯科訪問診療料」を参考にしつつ、評価を見直すことに関してどのように考えるか。
○ 「在宅歯科栄養サポートチーム等連携指導料」については、評価内容を指導とした上で、当該指導の実施者は、歯科医師に加えて歯科医師の指示を受けた歯科衛生士を追加すること、保険医療機関や介護保険施設等が実施する多職種カンファレンス、食事観察及び指導を、オンラインのみでの実施も可能とすることに関してどのように考えるか。

3.今後の歯科治療の需要や歯科医療提供体制等を踏まえた次期診療報酬改定に向けた論点
中央社会保険医療協議会 総会(第629回)令和7年11月21日
 総-2 歯科医療その2 67ぺージ
www.mhlw.go.jp/content/10808000/001598463.pdf
 ①(歯科疾患・口腔機能の管理等の生活の質に配慮した歯科医療について)
○ 歯科医学的管理等に関する下記の項目に関して、見直すことについてどのように考えるか。また、その際の算定回数の変化等を踏まえて、各項目の点数を見直すことに関してどのように考えるか。
 ・「口腔機能管理料」及び「小児口腔機能管理料」については、口腔機能低下症等にもかかわらず、算定要件を満たしていないために管理されていない患者がいることから、「口腔機能管理料」又は「小児口腔機能管理料」の対象患者等を見直すことに関してどのように考えるか。また、「歯科疾患管理料」については「歯科疾患在宅療管理料」の要件に合わせることに関してどのように考えるか。
 ・「新製有床義歯管理料」については、有床義歯の構造や形態によって指導方法が異なることから、装置ごとに管理が実施できるよう、算定単位を見直すこと等に関してどのように考えるか。
 ・「歯周病安定期治療」及び「歯周病重症化予防治療」については、治療内容が類似しており、歯周病治療を効果的に進める観点から、現在の要件を踏まえつつ統合することに関してどのように考えるか。
○ 診療実態を踏まえ、小児義歯を「小児保隙装置」に位置づけることや、「小児保隙装置」に対する調整や修理に要する評価を設定することに関してどのように考えるか。
○ 「歯科矯正相談料」については、患者に対して適切に説明ができるよう、関連学会が取りまとめた考え方に示されている結果報告書(説明書)を標準様式として運用することに関してどのように考えるか。また、連続する3歯以上の先天性欠損歯を有する患者を対象に追加することに関してどのように考えるか。
○ その他、生活の質に配慮した歯科固有の技術については、臨床実態を踏まえつつ、評価や取扱いを見直すことに関してどのように考えるか。
 ②(多職種連携について)
○ 「周術期等口腔機能管理計画策定料」については、管理計画の修正等が生じた場合の評価を見直すことに関してどのように考えるか。また、「周術期等口腔機能管理料」又は「回復期等口腔機能管理料」を算定している場合に、一部の処置を算定可能とすることに関してどのように考えるか。
○ 入院患者の口腔衛生などの取組と、糖尿病患者の歯科への受診指導の観点から、医科歯科連携の更なる推進について、歯科点数表の評価に関してどのように考えるか。
(歯科衛生士・歯科技工士の定着・確保について)
○ 「口腔機能指導加算」については、口腔機能低下症等に対する指導を効果的に行うために、指導を実施する歯科衛
生士の研修受講等を要件とした上で、加算から本体に見直すこと等に関してどのように考えるか。
○ 「歯科技工士連携加算」については、歯科医師と歯科技工士が効果的に連携するための方法や、歯科技工士の確
保・定着に資する取組等を参考として、対象範囲や施設基準を見直すことに関してどのように考えるか。また、口
腔機能の維持・回復を図る補綴物が円滑に製作・委託できるように、歯冠修復及び欠損補綴の評価や取扱いの見直
し、明確化に関してどのように考えるか。
 ③(歯科治療のデジタル化等について)
○ 今般の歯科用貴金属を取り巻く状況を踏まえ、「CAD/CAM冠」、「CAD/CAMインレー」等の活用が更に進むよう、大臼歯の咬合支持等の要件を見直すとともに、当該要件の見直しによる影響を踏まえて、「クラウン・ブリッジ維持管理料」の対象や評価等を見直すことに関してどのように考えるか。
○ 局部義歯に附属されるクラスプやバーについては、歯科鋳造用金銀パラジウム合金を使用する特段の理由がある場合を除き、原則、歯科鋳造用コバルトクロム合金を使用する運用に見直すことに関してのように考えるか。
○ 「光学印象」については、クラウンの精度等はインレーと同等以上であることを踏まえ、「CAD/CAM冠」に拡充することに関してどのように考えるか。
 ④(その他について)
○ 歯科点数表において、①歯科点数表で解釈が示されていない内容、②内容が類似する項目や複数年にわたり算定実績がない項目、③算定告示名と算定要件が一致していない項目、④歯科治療に伴い局所麻酔を行った場合に麻酔薬剤料が算定できない項目の一部について、歯科診療の実態を踏まえつつ整理することに関してどのように考えるか。
4.CAD/CAM ブリッジに関する基本的な考え方について
 コンポジットレジンを用いた3ユニットCAD/CAMブリッジの具備すべき機械的性質要件に関する基本的な考え方      令和7年10月
                一般社団法人日本歯科理工学会
                公益社団法人日本補綴歯科学会
www.jsdmd.jp/file/news/news_20251009.pdf

 

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