保団連北信越ブロックが厚労省と懇談会 2023
2023年03月16日(木)
16日(木)午後4時から5時まで保団連北信越ブロックが「歯科医療を充実するための厚労省との懇談会」をオンラインにて開催した。貴重な場をセッティグして頂いた下条みつ衆議院議員と宮沢裕夫長野県保険医協会会長の主催者挨拶に始まり、歯科医療を充実するための意見交換が要求項目の順番に沿って厚生労働省保険局医療課 課長補佐と交わされた。
浦田 治 新潟医会副会長の司会で、要望に対して素直な意見交換がなされた。要求項目に対して、丁寧にひとつひとつ回答され、温かみのある有意義な時を過ごした。三崎 広樹 富山協会副会長の挨拶で閉会となった。
保団連北信越ブロックが厚労省と懇談会 2019
kojima-dental-office.net/20190118-4580
主要要望4項目(院内感染防止対策、か強診、診療情報連携共有料、基本診療料)についての意見交換では、診療情報連携共有料が注目された。医科歯科連携の観点から、現行の歯科からの問い合わせに対して算定できる仕組みを医科から歯科への問い合わせも同じように算定できる仕組みを構築するように要望した。そして、2%以上の物価上昇、3~7%の賃上げの現実を踏まえ、医科・歯科、さらには介護で働く人たちも賃上げしていかなくてはならない。それらの原資は、医療&介護報酬であり、働くスタッフの生活を守るため、さらには転職を防ぎ、医療・介護の現場を守るためにも、医療&介護報酬の3%以上の引き上げが必要であることを訴えた。
また、個別項目として2点要望した。
【フッ化物洗口指導加算】
歯科疾患管理料の加算から、「フッ化物洗口指導料」として独立させること。か強診の場合の「エナメル質初期う蝕管理加算」も同様に。
「歯清」のように独立させれば、歯科疾患管理料とは別日でも算定できるようになり、初診時にはフッ化物洗口を希望してなくても、希望した日に算定できるようになり、患者ニーズに応えられるようになる。
【歯周治療】
混合歯列期の歯周基本検査について、乳歯も検査、染め出し、スケーリング等を行うにもかかわらず、検査歯数が永久歯に限定しているのは不合理であり、乳歯も検査歯数に加えること。
保団連北信越ブロック 2023 年 歯科医療を充実するための厚労省との懇談会
日 時: 2023 年 3 月 16 日(木)16:00~17:00
会 場: zoom ミーティング
出席者: 下条みつ衆議院議員
厚労省保険局医療課長補佐 :奥田 章子 氏
厚労省保険局医療課歯科医療専門官:石井 美紀 氏
保団連北信越ブロック 22人
新潟
浦田 治 副会長
豊里 晃 理事
高波 俊幸 事務局長
小林 祐治 事務局
富山
三崎 広樹 副会長
堀 比佐司 理事
土井野 弘 事務局長
杉田 瑞樹 事務局
黒木 志保 事務局
石川
小島 登 副会長
山口 建治 理事
工藤 浩司 事務局長
小野 栄子 事務局
大田 健志 事務局
福井
川村 美智 事務局
長野
宮沢 裕夫 会長
池上 正資 副会長
林 春二 副会長
市川 誠 副会長
原 淳 事務局長
宮澤 淳司 事務局
田村 由姫 事務局
保団連
都築 牧 事務局主査
- カテゴリー: 保険診療