歯周治療について
2009年12月10日(木)
歯肉にできた垂直型のV又はU字型をした裂け目のことであり、過度の力を加えた縦磨きと、それに伴い停滞するプラーク(歯垢)が原因と考えられます。ただし、咬み合わせの異常によって起こる場合もあります。
今回の症例もクレフトの改善傾向が見られるまでに2年半ほど要しました。ハブラシ圧会得には非常に時間がかかることを体験しました。また、下顎の片側遊離端の義歯を使いこなす難しさと、それによる咬合バランス異常もクレフトの要因となることを学びました。 続きを読む
2009年07月14日(火)
よくなる経験をさせる
どこが変化するか
どこが患者によく分かるか
部位を選択する
どんな変化が起きるか
どのくらいの日数がかかるか
信頼された後に磨き方を聞かれたら教える
なるべく教えない
自分で工夫する
宝物は少しずつ
この続きはまた来週 続きを読む
2008年12月23日(火)
症例1
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2008年12月23日(火)
参考に
歯周炎による上顎前歯の唇側傾斜
kojima-dental-office.net/19890603-3380#more-3380
症例1
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2012年06月15日(金)
石歯学報二号に執筆する。
はじめに
開業して30数年を迎える。開業当初、患者に追われる日々が続いた。そんな中でも、カルテはナンバ-リングし、ファイリングして、口腔内写真、模型、レントゲンフィルムなどの記録を残し、整理保存し、いつでも取り出せるようにしていた。そして、それらの資料を基に、毎日自分なりに反省し、よりよい処置を目指していた。この基本的姿勢は故玉井先生の許で学んだ一年間で身に付いたように思う。
歯周病のアプロ-チには記録作りが大切である。多くの患者さんを観察する中で、糖尿病患者さんに特徴的な歯肉が多く見られることに気づいたので、健康な人や腎疾患の患者さんと比較して報告する。 続きを読む
2008年09月27日(土)
たばこを吸っていると、口の中に次の変化が見られる
1.歯牙の着色
2.頬側歯肉のメラニン沈着
3.口蓋や頬粘膜の白斑
4.重度の歯周炎 歯肉の線維化、炎症反応低下
5.舌の影響 白板症 舌苔量の増加と黄色味 続きを読む
2011年09月15日(木)
歯石は、耳下腺開口部付近の上顎臼歯の頬側部と顎下腺や舌下腺開口部の対面にある下顎切歯の舌側に多く見られる。しかし、臼歯部咬合面に見られることはほとんどない。たまに、対合歯がない場合や寝たきりで口から食べていない方に、歯を覆い尽くし咬合面にまで及ぶことはある。 続きを読む
2009年10月15日(木)
両親が重度の歯周炎のときは、子どもたちに感染している可能性が高いと考え、15,6才までに歯周検査と赤染めを勧めている。軽度なうちに発見し、早期にリスクを自覚し、悪くならないようにプラークコントロールなどを習慣化する。時期が少し遅れると進行した歯周病となることもある。子息の歯周炎も参考に。歯間部歯肉を自然な形に kojima-dental-office.net/20090513-301 続きを読む
2010年11月07日(日)
夫婦の歯肉の状態を見てみると、病的な歯肉形態がよく似ていたり、意欲によって改善状態が変化したりすることが分かる。妻は早期に歯周炎に罹患していたが、食生活の改善やプラークコントロールの定着、定期健診の継続により15年後も口腔機能に支障なくすべての歯牙が働いている。しかし、夫は初診当初軽度の歯周炎だったが、徐々に進行している。 続きを読む
2000年12月04日(月)
歯肉にみられる良性の限局性腫瘤。主因は口腔内の清掃不良であるが、卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの内分泌異常も影響している。出産後に自然消滅するケースが多い。
患者 33才女性
初診 昭和61年9月1日
主訴 歯肉が腫れてきた、出血が恐い
現症 左上4・5の歯間部口蓋側歯肉に有茎性腫瘤
口蓋側に縁下歯石が多い
妊娠中 続きを読む