小島歯科医院 名誉院長ブログ

治療のあれこれ

歯ぎしりをしていませんか

2020年06月26日(金)

ウェアラブル筋電計 自宅で筋電図測定が可能になりました。携帯型筋電計を用いて咬筋相当部皮膚に表面電極を貼付し、夜間睡眠時の筋活動を記録します。そのデータを歯科医院の専用ソフトウェアにて自動抽出・解析し、歯ぎしりの有無、程度を評価します。1時間当たり4回以上の場合は歯ぎしりの可能性が高いと診断します。(施設基準を取得)筋電計による歯ぎしり検査実施に当たっての基本的な考え方 続きを読む

口腔がんの自己チェック法

2008年08月28日(木)

お口の中にも「がん」ができることをご存じですか?口腔がん(口の中にできるがん)は、日本ではすべてのがんの約2~4%を占めており、年間約6000人がこの病気にかかり、進行した状態で発見されるために約3000人が亡くなっています。しかし、早期がんの治療成績は90%です。自分で口の中のがんや「前がん病変」を見つけましょう。 続きを読む

抜歯後回転させて再植

2006年02月07日(火)

6-8-20-a 上顎前歯が斜めに破折し、唇側歯質が歯槽骨縁より下になってしまった場合は、一度抜歯し回転させて元の抜歯窩に戻し上に来るようにする方法もある。唇側に歯質があることによって、咬合時の下顎前歯から受ける力にかなり抵抗できるようになる。残存歯質の状態や歯冠歯根比率、歯周炎の状態、プラークコントロールの状況などを総合的に判断して実施する。 続きを読む

義歯の人工歯がすり減ると体調が悪くなることもある

1995年12月25日(月)

患者  61才女性
初診  平成元年7月11日
主訴  新しい義歯を作って欲しい
   付き添われて来院
       胸が締め付けられ不安
       目がいつもしょぼしょぼする
       両側の肩こり
   硬いものを食べると顎がだるくなり、肩こりがひどくなるような気がする
   舌を上下入れ歯の間に挟むと、咬筋部が楽になるように思う 続きを読む

過剰歯

2019年02月22日(金)

S57.5.24.G 好発部位は上顎前歯部。当院では口蓋正中部付近に多く、上顎臼歯部頬側にも見られた。形はほとんど円錐形。歯列不正の原因歯となっている場合には、早期に抜歯する。
 X線撮影時に偶然、埋伏過剰歯が見つかることもある。無症状で順生(歯が口の中に出てくる方向を向いている)の場合は経過観察。逆生(口から反対の方向を向いて逆さに生えている)のうち徐々に鼻側に歯が移動し処置が困難になりそうな症例では早期に抜歯を検討する。 続きを読む

花粉症と口の渇き

2009年03月21日(土)

 花粉症患者さんに抗ヒスタミン剤を使用しますと、直ちに唾液流量が激減する場合がある・・・と、友人の耳鼻科の先生からお聞きしたことがあるのですが、実際はどうなのでしょうか? 唾液と虫歯は切っても切れない関係がありますので。 続きを読む

前歯が「スキッ歯」です

2010年05月19日(水)

正中離開1小学校3年生の娘の前歯が「スキッ歯」です。ほかの歯はまだ乳歯です。このまま放っておいていいのでしょうか?
 乳歯と永久歯の交換する時に、上顎で一番始めに生え替わる上顎中切歯(一番前の歯)2本の間には、1mmほどの隙間ができています。この隙間は、側切歯(中切歯の隣の歯)が生えてくると閉じるのが普通です。しかし、余分な歯(過剰歯)上唇の内側のヒダ(上唇小帯)が大きすぎる時などには、開いたままになってしまうこともありますので、歯科医院で診てもらいましょう。
 参考までにこんな状態です 続きを読む

舌の表情

2009年01月12日(月)

 舌の表情と全身状態の変化とは密接に関連している事が多い。舌を注意深く観察することにより、疾病ではない機能低下や臨床検査数値には表れない変化に気づかされる。ひとつの所見にとらわれることなく、総合的に見る必要があるので、近くの歯科医に相談してください。 続きを読む

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