4.12.27.
2022年12月26日(月)
【1】歯科用貴金属価格の随時改定について
【2】人工装具 短期間で製作 失った身体の部位 補う
【3】持つ力が無くても使えるVgripナイフとフォーク
【4】新型コロナウイルス感染症関連
A.オミクロン株とその亜系統の特徴に関する知見
B.コロナ「5類」検討始まる
C.日本医師会 新型コロナの分類見直し「コロナ独自の新たな対応を」
D.新型コロナの抗体保有率26.5%
E.経口抗ウイルス薬「ゾコーバ」について
F.石川県モニタリング指標の見直しについて
G.コロナワクチン接種後に死亡、20代女性ら5人に一時金支給 厚労省
【5】クルミアレルギー増加 原材料表示 義務化へ
【6】アニサキス症 要警戒 魚介類に寄生 食中毒増加傾向
【7】「陽陽介護」募る不安 訪問看護 積極活用を
【8】三笘の1ミリ
【9】異色の対談!宇宙飛行士野口聡一が日本代表監督森保一に聞く
【10】柴野幸介 ジェラート世界一
【11】味の素(株)が歩んだV字回復への道
【12】EVで雪の夜に立ち往生した際に死なないための3ヶ条
【13】「全世代型社会保障」の構築
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【1】歯科用貴金属価格の随時改定について
総 - 8
www.mhlw.go.jp/content/12404000/001010514.pdf
中央社会保険医療協議会 総会(第531回)令和4年11月9日
www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00168.html
金パラは今回6.6%引き上げとなり3,711円。30gあたりで111,330円。
歯科用貴金属価格の随時改定は、変動幅にかかわらず、平均素材価格に応じて診療報酬改定時以外に4月、7月、10月、1月に見直しを行う。
金パラ随時改定告示価格据え置きは理不尽(平成31年4月改定)
kojima-dental-office.net/blog/20190522-12426
【2】人工装具 短期間で製作 失った身体の部位 補う
(中日新聞2022年11月30日)
www.chunichi.co.jp/article/591765
デジタル機器活用 利用者負担 軽減へ
石川県津幡町の歯科技工所が事故や病気で失った身体の部位を補うシリコーン製の人工装具(エピテーゼ)の製作に乗り出す。3D(三次元)スキャナーやプリンターを使って納期を大幅に短縮し、利用者の負担の軽減を目指す。来春にはニーズの高い人工乳房を主に扱うサテライト施設を金沢市内に開設する予定で、将来的に観光も兼ねた「医療ツーリズム」の展開も視野に入れている。 (瀬戸勝之)
津幡の歯科技工所 参入
この歯科技工所はデントニウム。3Dプリントサービスのキシテック(金沢市)と協力する。
きっかけは昨年十月、キシテックの岸竜也社長(53)が左耳のエピテーゼを利用している県内在住の女性から受けた相談だった。これまで注文していた県外の製造元は、患部の型取りから石こうの模型づくりまで大半が手作業のため、完成までに二、三カ月かかり「もっと手軽に短期間でできないか」との内容だった。
ただ、キシテックは工業用の部品をメインに扱っているため、親交のあったデントニウムの杉本雄二社長(63)に協力を打診。業界の人手不足に対応しようと、デジタル機器を積極的に導入してきた杉本社長は「エピテーゼづくりにも効率化のノウハウを生かせるはずだ」と依頼を引き受けた。
デントニウムは3Dスキャンした女性の右耳のデータを反転させることで左耳のデータをつくり、それを元にプリンターでエピテーゼの型を製作。仕上げに歯科技工士が画像を見ながら、女性の皮膚の色に合わせて着色し「手際良く作業が進み、出来映えについても満足してもらえた」(杉本社長)。
この他、石川工業高専と共同で、曲げ伸ばしができる機能が付いた指のエピテーゼも試作中。内部に特殊な構造の金具を入れ、自然な動きを再現する。
来年四月には、金沢市のにし茶屋街近くの町家に、人工乳房づくりを受け付けるサテライト施設を開設する予定。名称は「二つ以上のものをつなぎ合わせる」という意味の「綴(つづる)」に決めた。ここで3Dスキャンしたデータを津幡町の本社に送信して人工乳房を製作し、注文から二、三日ほどで依頼者に届けるサービスの提供を目指す。
「高品質」広め 外国客誘致も視野
杉本社長は「病院とも連携し『医療ツーリズム』の拠点として認知度を高めたい。高品質の『メード・イン・ジャパン』のエピテーゼとして口コミが広がり、外国人客の誘致にもつながれば」と期待する。岸社長は「エピテーゼを快適に装着できる金具づくりなどで協力していきたい」と意気込んでいる。
【3】持つ力が無くても使えるVgripナイフとフォーク
readyfor.jp/projects/pjk-vgrip
身の回りの生活道具は、握る・つまむ、という手の機能である握力をもとに開発されています。したがって、私たちは事故やケガで握力を失った途端に大半の道具が使えなくなったり使いにくくなるという困難に直面します。
デザインプロジェクトKは、日々の生活行為である調理と食事を「握力がなくても」自分のペースで好きなようにできること。そして友人や家族と一緒に楽しめることを目標にして、握力の無い4人の頸髄損傷(頸損)のユーザーと荒井が挑戦しているデザイン活動です。
頸損のプロジェクトメンバーは、それぞれほぼ胸から下が麻痺しており、腹筋も背筋も効きません。したがって車椅子上での座位のバランスもとてもデリケートな状況です。体の過度な傾きを防ぐために常に背もたれで体幹をサポートしたり、それができない場合は手を膝やテーブルについて体の傾くのを防ぐ動作が必要となります。そして、腕を動かすことはできますが握力がありません。大半の道具を使う際に必要となる、「 握る・つまむ 」という手の機能がはたらきません。しかし、みなさんリハビリを経て車椅子で移動したり、補助装置をセットした車を運転して社会参加をしているポジティブなメンバーです。
プロジェクトKがスタートしてから5年、様々な道具デザインの試みを繰り返しながらようやく最初のプロダクトとして、実用性の高いナイフとフォークの機能モデルが完成しました。
少量生産可能で機能性豊かな素材とは、、、?
大量なニーズのある用具ではないので、金型代等のコスト面を考えると、プラスチック製品はあり得ない。試行錯誤を経て、ステンレスの丸棒で手になじむグリップを作る方法が浮上してきました。ステンレスで数多くの手作りモデルを制作して、握力の無い頸損メンバーと実際に食事を繰り返しながら、握力がなくても使えるナイフとフォークの原型を探りました。長い時間がかかりましたが、シンプルで使いやすいかたちを生み出すことができました。
【4】新型コロナウイルス感染症関連
A.オミクロン株とその亜系統の特徴に関する知見
資料1 直近の感染状況の評価等 5ページ
www.mhlw.go.jp/content/10900000/001018618.pdf
第108回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (令和4年11月30日)
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
世界的にBA.5系統が主流となっているが、欧米では、BQ.1系統やBQ.1.1系統の占める割合が増加している国もあり、今後、さらに割合が増加することが見込まれているが、現時点では感染者数の顕著な増加は確認されていない。また、WHO等によると、これらの変異株について、免疫逃避から感染者数増加の優位性につながっている可能性は指摘されているが、これまでに得られた情報によると、感染性や重症度等が高まっていることは示唆されていない。
B.コロナ「5類」検討始まる
(北陸中日新聞2022年12月2日.)
(東京新聞2022年12月1日)
www.tokyo-np.co.jp/article/217321
厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染症法上の分類見直しに向けた議論を本格的に始めた。現在は危険度が2番目に高い「2類」相当となっているが、季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げも視野に入れる。5類になれば、現在、発熱外来などに限られている新型コロナの診療は一般の医療機関に広がるが、治療費の一部やワクチン接種費は原則自己負担になる。日本医師会は患者の負担増などを懸念し、新たに独自の分類をつくるべきだとの見解を示した。(榊原智康)
谷内江 昭宏 氏(石川県新型コロナ対策専門家会議座長、金沢大学附属病院副院長)
kojima-dental-office.net/20221028-6578#more-6578
「コロナ特別扱いの時期は終わった」として五類への引き下げを求めている。
インフルエンザとの同時流行も懸念される中、二類相当にとどまることで発熱外来に患者が集中し「重症者の治療体制が損なわれるリスクがある」と指摘。「症状ごとに必要な医療を無駄なく提供できる」とした。公費負担のあり方については「世論的なハードルが大きい話」と述べた。
C.日本医師会 新型コロナの分類見直し「コロナ独自の新たな対応を」
news.yahoo.co.jp/articles/50b1a756a4df0f16a46e642cc09b162ca9ca41a2
釜萢常任理事は、コロナが「5類」に分類された場合、現在は公費で全額負担されているコロナ患者の治療費やワクチンの接種費用などに自己負担が生じる可能性があるとして、見直しの議論は慎重に進めていくべきだと強調しました。
D.新型コロナの抗体保有率26.5%
(献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査)
資料3-2-② 鈴木先生提出資料
www.mhlw.go.jp/content/10900000/001018624.pdf
第108回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (令和4年11月30日)
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
国立感染症研究所が11月6日から13日にかけて、全国で献血をした16歳から69歳の男女8260人を調べたところ、新型コロナウイルスの感染後に得られるN抗体を持っていた人の割合は26.5%でした。
都道府県別では第7波で感染者が多かった沖縄県が46.6%と最も高く、最も低かったのは長野県の9%でした。石川は22.2%。
年代別で最も高かったのは16歳から19歳の38%で、60歳から69歳は16.5%と最も低くなりました。
厚労省の専門家会合は、海外と比べて感染者が低く抑えられているとしたうえで、「特に高齢者の抗体保有率は低く、ワクチンの有効性が減弱したタイミングで流行拡大が起こると、重症者、死亡者が多数出る可能性がある」と指摘しています。
E.経口抗ウイルス薬「ゾコーバ」について
資料2-1 直近の感染状況等について 72ページ
www.mhlw.go.jp/content/10900000/001018619.pdf
第108回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (令和4年11月30日)
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
軽症~中等症Ⅰの患者に1日1回、5日間、経口投与
※症状が発現してから遅くとも72時間以内に初回投与すること
併用禁忌 一部の抗凝固薬、降圧剤、抗不安薬等、
妊婦又は妊娠している可能性のある女性
約 1,800 の 医療機関・薬局に対して、 約 23,200人分 の 薬剤が配送され、
約 70人に投与されている。 (令和4年11月24日から29日)
F.石川県モニタリング指標の見直しについて
第67回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(令和4年12月6日)
www.pref.ishikawa.lg.jp/kansen/documents/taisakuhonbu67.pdf
www.pref.ishikawa.lg.jp/kansen/coronataisakuhonbu.html
石川県は六日、新型コロナウイルスの感染状況などを監視するモニタリング指標を見直した。レベル判断は、新規感染者数(週/10万人)の数値基準は設けず、保健医療の負荷を重視した運用に変更。病床使用率を基準に、感染状況や保健医療の負荷などの状況を併せて見ながら、感染小康期のレベル1から、医療機能不全期のレベル4までの全五段階で分類。きめ細かに注意喚起するため病床使用率20%を境にレベル1を二段階に細分化した。
参考に
コロナ監視指標見直し 石川県、保健医療の負荷を重視
(中日新聞2022年12月7日)
www.chunichi.co.jp/article/596402
G.コロナワクチン接種後に死亡、20代女性ら5人に一時金支給 厚労省
(朝日新聞2022.12.12.)
news.yahoo.co.jp/articles/386c8ad5ca648c1e138ca51c7fdf376340e84631
新型コロナウイルスワクチンの接種による健康被害を審査する厚生労働省の専門家分科会は12日、接種後に死亡した26歳女性について、死亡一時金の請求を認めた。接種後に小脳出血、くも膜下出血になり、接種と死亡の因果関係は否定できないと評価された。女性に出血と関連する基礎疾患などはなかった。接種の時期、ワクチンの種類などは明らかにしていない。
ほかに74~95歳の男女4人についても死亡一時金の請求を認めた。コロナワクチン接種後の死亡例について救済を認めたのは計15人になった。
遺族には、予防接種法に基づき死亡一時金4420万円と葬祭料21万2千円が支払われる。
参考に
1.審議結果(新型コロナワクチン分 2022年12月12日)
(厚生労働省 疾病・障害認定審査会)
www.mhlw.go.jp/content/10900000/001023122.pdf
審議件数 20 認定 14 否認 5 保留 1
(第154回 感染症・予防接種審査分科会2022年12月12日)
www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-shippei_127696_00001.html
2.予防接種健康被害救済制度
(厚生労働省)
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkouhigaikyuusai.html
3.新型コロナワクチンに係る健康被害救済について
(第145回疾病・障害認定審査会2021年12月9日)
www.mhlw.go.jp/content/10900000/000864824.pdf
【5】クルミアレルギー増加 原材料表示 義務化へ
(中日新聞2022年12月27日)
ナッツ類注意 幅広い食品に
クルミやカシューナッツ、アーモンドなどの「木の実類」(ナッツ類)で食物アレルギーを起こす人が増えている。長年、鶏卵、牛乳、小麦が3大アレルゲン(原因)として知られていたが、2020年の消費者庁の実態調査で、木の実類が小麦を抜いて発症数3位となった。年末年始は、普段と違った食材を口にすることも多いため、特に注意したい。(長田真由美)
城北病院小児科医の武石大輔先生「食物アレルギーの みかた」
kojima-dental-office.net/20181111-4353#more-4353
アレルギーは、異物から身を守る免疫の働きが異常を来し、口のかゆみや湿疹、呼吸困難などの症状を引き起こす状態。食物アレルギーに詳しい藤田医科大ばんたね病院(同市)小児科教授の近藤康人さん(60)によると、食物中の原因物質は、食べて腸管から吸収されるだけでなく、触れることで皮膚から取り込まれるものもある。ナッツ類もその可能性が高く、発症すると重篤化し、治りにくい。
参考に
第4回食物アレルギー表示に関するアドバイザー会議(資料一式)
www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms204_221214_04.pdf
第4回食物アレルギー表示に関するアドバイザー会議(2022年12月14日) 消費者庁
www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_005/031347.html
食品表示基準の改正概要
食物アレルギーに関する表示について、医療機関等の専門家の意見を踏まえ、現在「特定原材料に準ずるもの」として任意の表示を奨励している「くるみ」について、義務表示となる「特定原材料」に移行させる。
追加する理由
①3年度ごとに実施している食物アレルギーによる健康被害に関する実態調査の令和3年度結果において、平成30年度調査に続き、「くるみ」の症例数割合が増加しており、増加が一過性とは考えられないこと、
②食品中のくるみの有無を科学的に検証するためのくるみの公定検査法の確立の見通しがたったことから、「くるみ」を「特定原材料に準ずるもの」から「特定原材料」に移行させる。
【6】アニサキス症 要警戒 魚介類に寄生 食中毒増加傾向
(北陸中日新聞2022.12.7.)
参考に
1.アニサキスによる食中毒を予防しましょう
(厚生労働省)
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html
アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含み)で食べることで、 アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こす。
アニサキスは寄生虫(線虫)の一種。その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見える。
アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生する。アニサキス幼虫は、寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られている。
急性胃アニサキス症 食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じる。
内視鏡の先端に装着された鉗子でアニサキスの幼虫を摘出する。
予防方法は?
◆ 目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する。
◆ -20℃で24時間以上冷凍
◆ 70℃以上、または60℃なら1分
※ 一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しない。
2.アニサキス症、18年になぜ増えた? 目黒寄生虫館が解明
(東京新聞2021年2月18日)
www.tokyo-np.co.jp/article/86644
カツオが原因のものが急増した。黒潮は大蛇行。筋肉に入り込む種類の「シンプレックス」が多くいる海域を通り、寄生されたカツオが水揚げされた。
目黒寄生虫館
kojima-dental-office.net/blog/20190118-11099#more-11099
【7】「陽陽介護」募る不安 訪問看護 積極活用を
(中日新聞2022年12月26日)
www.chunichi.co.jp/article/607679
家族全員 感染したら…
新型コロナウイルス「第八波」の中で迎える年末年始。要介護の高齢者がいる世帯にとっては、孤立感が増し、感染と介護に対する不安が高まる時期でもある。ケアが必要な高齢者と介護する家族が陽性になった場合、どうすればいいのか。専門医は、訪問看護の積極活用で乗り切るよう呼びかける。 (戎野文菜、写真も)
自宅療養の高齢者のサポートで鍵を握るのは「訪問看護の活用だ」。長年、認知症の高齢者を往診する城北クリニック(金沢市)の大川義弘院長(脳神経内科学)は断言する。「迅速にやらないと家族が困る」として往診で症状が安定しないと判断したらすぐ「特別訪問看護指示書」を書く。
この指示書があれば健康保険法に基づき、医療保険を使って訪問看護ステーションなどのサービスを二週間の期限で毎日、一日何回でも使うことができる。各県の看護協会によるとステーションは石川県内に約百三十カ所、富山県内に約七十カ所。大川院長は「認知症高齢者の自宅療養に対応する能力は十分ある」とみる。
訪問看護は、看護師が患者を自宅で観察。脱水などがあれば医師に往診を求め、点滴などの処置をする。介護保険ではケアの計画を立てた上で利用するのが一般的だが、医師の指示書があれば医療保険で素早く対応することもできる。
自宅療養者の家族は、かかりつけ医に訪問看護を利用できないか確認するのも手だ。今ある医療資源を最大限活用することで、不安や心細さが少しでも解消されるかもしれない。
大川院長は「医師もこの制度を認識し、うまく使えば患者や家族が困らずにすむ」と強調する。認知症の高齢者は入院でコミュニケーションや運動量が減ると、認知機能がさらに低下する。「自宅で家族と上手に療養できれば、その後の介護負担も減る」という。
【8】三笘の1ミリ
news.yahoo.co.jp/articles/3063eb1cab1854c0d742195d7c8b8cd964b09b2f
「重要なのは接地じゃない」ことにビックリ。真上から見て、ボールの一部でもライン上にあればインプレイ。
参考に
1.進化したVAR、ボール内蔵チップで1ミリ以下まで驚異の計測
(日刊スポーツ2022年12月2日)
www.nikkansports.com/soccer/qatar2022/news/202212020000720.html
「VAR」は、2つの技術が補完し合っている。1つが、ドイツのキネクソンが開発したチップを使ったトラッキングシステム。公式球の中に埋め込まれており、正確にボールの位置を測定。もう1つは、ソニー傘下の企業が提供するビデオ判定システム「ホークアイ」と呼ばれる技術で、テニスなどでも使用。会場に設置されたカメラによって、映像で判断するシステム。
前回大会は「ホークアイ」だけでしたが、今大会はキネクソンが開発した技術も使われている。
2.VAR(ビデオアシスタントレフェリー)
www.jfa.jp/rule/var.html
別の場所で映像を見ながらフィールドの審判員をサポートする審判員。
【9】異色の対談!宇宙飛行士野口聡一が日本代表監督森保一に聞く
(11月17日(木)[BS1]後9:00)
www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=36247
datazoo.jp/tv/%E6%A3%AE%E4%BF%9D%E4%B8%80%C3%97%E9%87%8E%E5%8F%A3%E8%81%A1%E4%B8%80+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E3%81%AB%E8%81%9E%E3%81%8F/1605928
野口は2009年に2回目の宇宙飛行を行い、163日の長期滞在を果たしたが、帰還後は目標を失ってしまった。森保も選手としてドーハの悲劇を経験したが、その失意を乗り越えたからこその強さが生まれたという。森保は悔しいというより悲しい思いをした。これ以上の悲しい思いはないだろうと自分を強くしてくれた場所で、リベンジという思いはない。立場は選手から監督に変わり、あの時の自分より強くなってその場に立ちたいと語った。野口は森保の自己肯定感を大事にする姿勢をすごく良いなと語った。最後に森保は日本の皆さんに勇気・元気・根気を届けたいと語った。
■メンバー選考について
「野心を持って戦ってくれるエネルギーに期待」森保監督がメンバー選考で重視した要素を語り、「このメンバーでいくしかない」野口さんは、宇宙飛行士の世界でのチームワークの話をしました。
■4年間かけたチームビルディング
「大切なのはスタッフ間での意思統一」森保監督流のアプローチをしてきた4年間。「みんなのベクトルが合っていないと足並みの乱れが半端ない」野口さんの視点も交え、共通点がみえてきます。
■森保監督と選手の関係性
吉田選手への質問から見えてきたのは、森保監督の、吉田選手との信頼関係や、選手やスタッフへの思い、そしてサッカー日本代表のこれからを見据えたチーム作りです。
野口は宇宙と地上もコミュニケーションが大事で、監督とキャプテンの信頼関係がチームとして美しくなっていると語った。
「森保監督流、風通しのいい環境作り」
森保はミーティングの場で吉田に経験を語らせてきた。吉田は監督に無いものを僕は持っていて、僕に無いものを監督はたくさん持っていると語った。試合後に、各選手が各国へ向けて出発するそれぞれの時間に必ず見送っていた。9月にドイツで行われたW杯前最後の合宿では、若手選手たちが積極的に発言するようになった。これまでの代表チームにはなかった事だという。吉田は全員がこのチームで結果を出したいと思うことの表れだと語った。森保は思ったことを言える雰囲気が大切。自分たちが勝ちたい・成功したいという思いを言葉にできるのが良い。育成年代から見てきた選手が変わっていくのが嬉しい。監督がいなくなっても機能するチームになったと語った。
宇宙飛行士 野口聡一の全仕事術
kojima-dental-office.net/blog/20221218-15923
宇宙飛行士選抜試験
kojima-dental-office.net/blog/20100729-1386#more-1386
【10】柴野幸介 ジェラート世界一
(中日新聞2022年12月3日)
www.chunichi.co.jp/article/593795?rct=k_ishikawa
県内でジェラート(イタリア風アイス)店舗などを展開するマルガーの統括マネージャーで、ジェラート職人の柴野幸介さん(44)=金沢市=が十一月、イタリア・ローマで開催された国際大会「ジェラート・ワールド・ヘリテージ」で優勝した。
大会には世界トップクラスの職人約三十人が出場し、幸介さんはパッションフルーツとココナツミルクを使った一品で勝負。キャラメル風に仕上げたショウガをアクセントに爽やかな酸味と甘みが融合し、現地の専門家らもうならせた。
マルガージェラート のとじま水族館と加賀屋
kojima-dental-office.net/blog/20220820-15534
【11】味の素(株)が歩んだV字回復への道
特別顧問 福士博司
(BizHint 2022年11月9日)
bizhint.jp/report/700375
日本企業はどうして衰退してしまうのか、何か共通項はあるか…と調べていた際、小城武彦氏の書籍「衰退の法則」に出会いました。小城さんによると、「衰退惹起サイクル」というものがあるとのこと。衰退が本格化する前に組織文化から作り直さなくてはならないという危機感を抱きました。
「衰退の法則」
www.flierinc.com/summary/1319
スタッフは非常に優秀であるが故に、経営会議をはじめとした意思決定の前に、交渉や調整を行ってしまう。その際、否定案は事前に全て潰してしまうので、経営会議ではそのまま承認されてしまいます。出世するのは社内調整に長けていて、出すぎず気が利く人。一方、経営陣は社内政治には強いが、経営リテラシーや実務能力が低下していってしまいます。
事業環境の変化、あるいは既存の戦略が通用しなくなった際、このような組織では衰退惹起サイクルが働いてしまい、会社がダメになっていくのです。これはまさに当社が陥っている状態だと感じました。
参考に
1.英国一家、日本を食べる 上 3.うま味①だし 味の素
kojima-dental-office.net/blog/20210122-14558
2.V字回復に導いた「パーパス経営による意識改革」と「DXの4ステップ」
特別顧問(元CDO) 福士博司
(SmartHR Mag. 2022.10.18.)
mag.smarthr.jp/hr-management/detail/smarthr-agenda02_ajinomoto/
・成功企業が陥る落とし穴。衰退へ向かうレールからの脱却。
・“このままでは衰退します”忖度なしの議論から始動する。
・ガチの議論が可能な組織文化が、企業衰退を防ぐために最も大切
予定調和型の会社では、経営会議での意思決定前に、スタッフがすべて事前調整して上申するため、経営会議では真剣な議論がされずに予定調和の結論しか出さない結果、経営陣の判断能力そのものが低下してしまう。
予定調和型の経営になる理由としては、企業内にある派閥の存在とその派閥を維持するための「スタッフワークとしての事前調整」があげらる。調整をうまくやるスタッフが次世代の役員として認められる。この一連の予定調和プロセスと人事が、企業衰退の理由。
・CDO(最高デジタル責任者)
まったく異なる特性を持った人とテクノロジーに親和性を持たせて、協働を誘発するのがCDOの大きな役割と認識し、推進。
・組織と個人(2008年08月15日)
kojima-dental-office.net/blog/20080815-775
組織の中で自らの意志と意図を明確に持っていないと、ただのイエスマンになり、皆が深く考えずに同じ方向へ流される。閉ざされた空間内で議論を重ねても、集団心理によって危険も気づかない。社会全体の利益より、組織の繁栄や存続を優先させるようになっていく。
異なった考えを気軽に話せる雰囲気を作り、既成にとらわれない意見や外部の違った角度からの忠告に耳を傾け、議論を深める。
【12】EVで雪の夜に立ち往生した際に死なないための3ヶ条
(ベストカーweb2022年12月5日)
news.yahoo.co.jp/articles/5082c2dd9e0008098a1439fa1ce3403b898bb39a
昨シーズンも、各地で大雪によるクルマの立ち往生が発生した。ひとたび発生してしまうと、クルマが走らないことによって道路にどんどん雪が積もっていき、雪が降り続く間、状況は悪化していく一方。立ち往生となってしまうと、何時間もクルマのなかで過ごす覚悟をしなければならない。
クルマがBEV(Battery Electric Vehicle)だった場合、暖房(エアコン)を使うと電力を大量に消費してしまい、あっという間に電欠に陥ってしまう可能性がある。BEVはバッテリーに蓄えた電力で走行する電動車。自ら発電することはできず、バッテリーに電力がなくなると動けなくなる。
純ガソリン車やハイブリッド車は、燃料がなくなっても携行缶で補給してもらうことができるが、BEVの場合は、電欠してしまうと、JAFなどのロードサービスでレッカーしてもらうしか術はなくなる。
BEVでの立ち往生は「寒さとバッテリー残量との戦い」。電欠を避けるために、
1.雪が降っている(もしくは雪が降ることが予想される)場合は、クルマの使用を控えるか、バッテリー残量に常に余裕をもつことを心がける
2.毛布や電源ソケットを使用する暖房器具、カイロなどを人数分用意する
3.どうしてもエアコンを使う場合も、できるかぎり設定温度を下げる
【13】「全世代型社会保障」の構築
「全世代型社会保障構築会議」(12月16日)
目指すべき社会の将来方向として、次の3点をあげる
・「少子化・人口減少」の流れを変える
・これからも続く「超高齢社会」に備える
・「地域の支え合い」を強める
報告書そのもの
www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/pdf/20221216houkokusyo.pdf
医療保険制度改革
www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai10/siryou1.pdf
医療提供体制改革
www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai10/siryou2.pdf
介護保険制度改革
www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai10/siryou3.pdf
1.医療保険制度
社会保障審議会医療保険部会(12月15日)。
「議論の整理」そのもの
www.mhlw.go.jp/content/12401000/001025023.pdf
比較的分かりやすいパワポ資料(12月15日会議資料より)
www.mhlw.go.jp/content/12401000/001024271.pdf
次期医療保険制度改革の主な検討事項
①出産育児一時金の引き上げ
○ 出産育児一時金について、費用の見える化を行いつつ、大幅に増額
○ 後期高齢者医療制度が、出産育児一時金に係る費用の一部を支援する仕組み
※高齢者医療制度創設前は、
全ての世代で出産育児一時金を含め子ども関連の医療費を負担
②高齢者医療を全ての世代で公平に支え合う仕組み
○ 現役世代の負担上昇を抑制するため、
高齢者世代の保険料について、低所得者に配慮しつつ、
能力に応じた負担を強化する
③被用者保険における負担能力に応じた格差是正の強化
○前期高齢者(65 歳以上 74 歳以下の高齢者)の医療費の分担について
給付費の調整において、「報酬水準に応じた調整」を導入する
報酬の低い健康保険組合の負担を軽減
2.医療提供体制改革(12月23日会議資料)
「医療提供体制の改革に関する意見」の現時点における最新の「案」
www.mhlw.go.jp/content/12601000/001028787.pdf
①かかりつけ医機能が発揮される制度整備
かかりつけ医機能制度整備に関するパワポ資料
www.mhlw.go.jp/content/12601000/001027814.pdf
Ⅰ.多様なニーズ
(高齢者の場合)
持病(慢性疾患)の継続的な医学管理
日常的によくある疾患への幅広い対応
入退院時の支援
休日・夜間の対応
在宅医療
介護サービス等との連携
Ⅱ.かかりつけ医機能報告制度の創設による機能の充実・強化
・医療機関は上記ニーズに対応する機能を都道府県に報告
・この報告に基づき、都道府県は、地域における機能の充足状況や、
これらの機能をあわせもつ医療機関を確認・公表した上で、
地域の協議の場で不足する機能を強化する具体的方策を検討・公表
Ⅲ.医療機能情報提供制度の拡充
・「かかりつけ医機能」の定義を法定化。
「身近な地域における日常的な医療の提供や健康管理に関する相談等を行う機能」
・都道府県は国民・患者による医療機関の適切な選択に資するよう
「かかりつけ医機能」に関する情報を分かりやすく提供
②サービス提供体制の改革に向けた主な課題
都道府県の責務の明確化
地域医療構想の見直しに関するパワポ資料
www.mhlw.go.jp/content/12601000/001027817.pdf
本年度中に取りまとめる予定の「意見」の最新の「案」
(12月23日第8次医療計画等に関する検討会資料)
www.mhlw.go.jp/content/10800000/001028444.pdf
3.介護
介護保険は、制度創設以来、総費用が約4倍、保険料が約2倍と、医療保険をはるかに上回るペースで増加、一方で、介護人材の不足が深刻化
社会保障審議会介護保険部会が12月20日に「意見」を取りまとめ
「意見」そのもの
www.mhlw.go.jp/content/12300000/001027165.pdf
上記の内容を解説したパワポ資料
www.mhlw.go.jp/content/12300000/001027168.pdf
来年度の通常国会で提案される予定だった「改正法案」上程そのものを見送る
具体的には、
2026年度末まで結論見送り
「ケアマネジメント有料化」
「要介護1・2の保険外し(総合事業化)」
期限を定めず見送り
「補足給付のあり方」
「3割負担の対象拡大」
2023年夏までに結論を出す
「一定以上所得がある人の保険料引上げ」
「2割負担の対象拡大」
「多床室の室料負担導入」
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