病態別口腔ケア基準を用いた口腔ケアシステムの運用状況と課題
2016年02月25日(木)
第97回 がん診療連携拠点病院研修会
第14回緩和ケアオープンセミナー
講師 東京医科大学病院
摂食嚥下障害認定看護師 宮崎留美子先生
日時 2016年2月25日(木)17:30~19:00
場所 金沢医科大学病院 新館12階大会議室
メモ
www.kao.co.jp/pro/hospital/pdf/15/15_03.pdf#search='%E5%8F%A3%E8%85%94%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89‘
1.口腔粘膜炎を起こしやすい抗がん剤(静岡県立静岡がんセンター )
survivorship.jp/anticancerdrug-oral/anticancerdrug/index.html
①殺細胞性の抗がん剤
②分子標的型の抗がん剤
2.口腔アセスメントガイド
8項目を3段階に評価
声、嚥下、口唇、舌、唾液、粘膜、歯肉、歯と義歯
3.基本プロトコール
アセスメントの回数、ケアの回数、ケアの方法、義歯のケア、注意事項
4.口腔ケア介入フローチャート
①入院
②外来
5.病態別口腔ケア基準
①ADL低下
2~4時間毎の粘膜ケアを心がける
②周手術期
術直後は口腔内乾燥が強くなるため粘膜ケアを増やす
終了基準を設ける
・アセスメントスコア8点以上
・経口より食事摂取している
・看護必要度で「口腔ケアができる」と評価した場合
ただしセルフケア自立でセッティングのみ必要の場合はできるとする
すべて満たす場合は終了とする
③化学療法・放射線治療
アセスメントスコア8点→8点以上→13点以上
症状に合わせたうがい薬の選択が必要
④口腔・耳鼻咽喉科領域
⑤人工呼吸器装着
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