現場からみた抗凝固薬の使い分けー本音を語る
2014年11月06日(木)
第35回 なんでも学術!なんでも回答?よろず勉強会
現場実践シリーズ①
と き 2014年11月6日(木)19:15~20:45
ところ 金近江町交流プラザ4階研修室1
講 師 荒木勉氏(済生会金沢病院・内科)
対 象 保険医協会会員(参加は無料です) チラシ 第35回よろず勉強会
メモ
1.心房細動患者のワルファリン使用が高齢者になるにつれて減少
脳出血を起こしやすくなるため
きちんと飲まないとリスクが高くなる
2.新規の抗凝固薬へ移行してきている
Novel Oral Anticoagulant(NOAC)
ブラサキサ(ダビガトラン) 抗トロンビン 1日2回
イグザレルト(リバーロキサバン) 抗Xa(10因子) 1日1回
エリキュース(アビキサバン) 抗Xa 1日2回
①上から順に ダリア
脳梗塞を絶対起こさせたくない若くて脳出血のリスクの少ない人
↓
高齢でリスクが高く安全重視
②ワルファリンより頭蓋内出血が少ない
③1日2回の場合の方が飲み忘れても効果の低い時間が短くてすむ
④1日止めれば抜歯は大丈夫
3.抗血小板薬は効いているか分からない
ご好評いただいているよろず勉強会では、新たに「現場実践シリーズ」を企画しました。「情報が多くてよくわからない…」「実際はどうなの?」という、多くの先生方が聞きたい”そこのトコロ”を知ることのできる、保険医協会ならではの企画です。
シリーズ第1回は、済生会金沢病院・内科の荒木勉先生に、「現場からみた抗凝固薬の使い分け」についてお話いただきます。
臨床家による臨床家のための、明日の診療から役立つ勉強会です。多くの先生方のご参加をお待ちしております。(学術・保険部)
- カテゴリー: 歯科に必要な一般医学