日常診療で注意すべき耳鼻咽喉科疾患の見方
2011年07月06日(水)
第18回よろず勉強会
講師 金沢医科大学耳鼻咽喉科 三輪高喜先生
とき 2011年7月6日(水)午後7時半~午後9時
ところ 金沢都ホテル
対象 保険医協会会員(定員は先着30名)
参加費 無料
申込み 7月1日まで(講師への質問は6月27日まで)
主催 石川県保険医協会
メモ
1.鼻出血
www.linkclub.or.jp/~entkasai/hanadi.html
好発部位 キーゼルバッハ部位(鼻中隔前方部)
男女比 子どもでは変わらないが、
40歳以上になると男性に多い(男:女 3~4:1)
原因不明の突発性がほとんど
抗凝固剤服用者が最近多い
座位にて鼻翼を5分間圧迫止血
止血しない時は耳鼻咽喉科へ
上を向かない(喉に流れていく)
後頭部をたたかない
2.鼻からくる眼の病気
上顎洞根本手術後に起きる副鼻腔嚢胞に起因する眼窩内膿瘍は、視力低下発現から24時間以内に処置、手術(ナビゲーション手術)が必要。
3.喘息と副鼻腔炎
アレルギー・マーチ アレルギーの病気が年齢と共に変わっていく
乳・幼児期にアトピー性皮膚炎、学童期に気管支喘息、成人期に花粉症
副鼻腔炎にはマクロライド少量長期療法(常用量の半分を約3か月)
副鼻腔根本手術(1880~1990年)から
副鼻腔機能を温存する内視鏡手術(1990年~)へ
鼻汁は1~1.5L/日、唾液も同じくらい
2000年以降、新たに好酸球性副鼻腔炎が登場
喘息を合併
40歳以後に発症
ステロイドが有効
4.嗅覚障害
パーキンソンが発症する約4年前に嗅覚障害が先行して現れる
抄録
~ お待たせしました。「耳鼻咽喉科」をテーマに開催します~
次回、第18回よろず勉強会は、「日常診療で注意すべき耳鼻咽喉科疾患の見方」がメインテーマです。金沢医科大学耳鼻咽喉科の三輪高喜先生に、耳鼻咽喉科疾患全般についてミニレクチャーいただいた後、外来におけるさまざまな事例について語り合いたいと思います。
当日、講師にお聞きになりたいことがありましたら、6月27日までに、参加申し込みと共に、FAXでお知らせください。当日のご講演の中で回答いただきます。
- カテゴリー: 歯科に必要な一般医学