日常診療における皮膚科疾患の見方
2010年07月29日(木)
第12回なんでも学術!何でも回答?よろず勉強会
~皮膚科診療における知っておきたい基礎知識~
講師 松井皮膚科クリニック 院長 松井裕先生
日時 2010年7月29日(木)午後7時半~9時
場所 金沢都ホテル
対象 保険医協会会員(定員は先着30名)
参加費 無料
申込み 7月22日まで(講師への質問は7月12日まで)
主催 石川県保険医協会
メモ
1.日常診療で皮膚科へ紹介した方がよい皮膚疾患
①爪白癬 真菌が全くゼロになることはない
②足白癬
③皮膚腫瘍 Dermatoscopy(拡大鏡の一種)により鑑別
④アトピー性皮膚炎 ステロイドの部位別経皮吸収量
1週間外用しての軌道修正が大事
2.最近考え方が変わった身近な疾患
①創傷治療 傷を乾燥させない
消毒薬を使用しない
注意点 滲出液の量
感染症の有無
アルギン酸被覆材とハイドロコロイド被覆材
3.中毒疹の診断
体外からの何らかの異物が、体内で病毒として作用し全身に皮診を生じたもの
薬剤、ウイルス、細菌、食物
①薬疹(ほとんど左右対称)
原因薬剤は増加している
1980年代は179品目、1990年代は408品目
新しい薬を内服して2~3日後
薬疹情報 福田英三著(よく使用する薬剤がどのような薬疹を生じるか)
4.その他
①果物(特にメロンなどのウリ科)を食べると口の中がかゆくなるひとは、
アレルギー疾患(口腔内アフタも)がよく見られる
②ツツガムシによる中毒疹
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