スタンフォードの自分を変える教室
2015年12月29日(火)
「意志力の科学」という講座
Kelly McGonigal著
神崎朗子訳
大和書房
1600円
2012年10月31日発行
この本は、「最も優れた科学的な見解」と、これまでに受講した何百人の「実践的なエクササイズ」の叡智とを融合したものになっている。理論がいくら優れていようと事実「データ」に勝るものはない。2章まで読んでのまとめ。10章まで続く。内容が濃くてコメント泣かせ。実に面白い。
多くの人が、意志力(注意力や感情や欲望をコントロールする能力)が、健康や経済的安定や人間関係、そして仕事の成功までも左右すること、意志力を磨けば人生が変わることを実感している。 続きを読む
41歳からの哲学
2009年05月08日(金)
池田晶子 著
新潮社
2004年7月15日発行
1200円
タイトルに「哲学」が付いた本は、難しいという思いが強く避けたくなるが、この本の考えてみようと思わせるわかりやすさが、そのイメージを一新させた。
ヒトが他の動物と異なるところは、死についても考えることである。
観念を観念と見抜き、現実と向き合えるまで考えてみたい。
考えることに手遅れはない。
たまには考えてみよう。
2007年2月23日、46才の若さでこの世を去った池田晶子さん。ご冥福を祈る。 続きを読む
鹿野酒造「常きげん」を見学
2011年02月20日(日)
www.jokigen.co.jp/
石川保険医協会 冬の文化企画
鹿野酒造(酒造見学)&喜多八(昼食・入浴)を訪ねて
日時 2011年2月20日 午前9時から午後4時
集合場所 金沢駅西口
日曜日の朝8時50分には金沢駅西口に19人が集合。加賀観光バスにて現地に向け出発。青空が広がり、真っ白な白山がひときわ綺麗だった。10時には加賀市八日市町の鹿野酒造に到着。用意された履物に替えて、酒の香りに包まれた酒蔵に案内される。仕込みタンクを覗くと、神秘的な泡がふつふつと弾けていた。酵母を応援したくなる。次に袋絞りの説明を聞き、絞り立てを試飲する。カーッと喉から食道にかけて熱くなる。 続きを読む
今こそ知りたい!エネルギー・温暖化政策
2023年10月15日(日)
講師 明日香壽川氏(東北大学教授)
未来世代法は、2015年からイギリスのウェールズではじめて施行された法律。
国や行政機関が何を決めるときも、「その選択は、未来世代を幸福にするものかどうか?」チェックするよう求める法律。
立憲民主党がの措置法を議員立法予定。市民が活発に動いている。
詳しくは
未来世代法
futuregenerations.jp/futuregenerations/ 続きを読む
畑2020
2021年01月02日(土)
年明け早々の8日に南米への旅に出かけた。マチュピチュ遺跡やナスカの地上絵に出会う夢が叶った。イグアスの滝やウユニ塩湖の雄大な大自然にも触れることができた。帰国後翌日、中国はWHOに新型コロナウイルスがヒトからヒトへ感染すると報告し、23日に武漢をロックダウンした。それから世界は悪夢の中にいる。それでも、植物たちは季節通りに成長し、畑仕事もそれに合わせねばならない。しかし、それがコロナ禍の気晴らしにはなった。
昨年に引き続き、エシャロットは好評だった。コリンキーとタマネギの葉が美味しかった。長雨や猛暑の気候変動は作物によって影響が異り、ズッキーニ、里芋、蕪がよく採れた。 続きを読む
余裕は無駄ではない
2020年06月22日(月)
国は無駄を省いて医療費を削減し、経済効率・採算を考えた、現状に適合した最適な医療システムを構築しようとしてきた。例えば、全国の病院のベッド数を2025年までに最大で15%減らす目標を2015年に立てた。重症患者を集中治療する高度急性期の病床を13万床、通常の救急医療を担う急性期の病床を40万床、それぞれ3割ほど減らす方針。これに沿って、毎年病院は統廃合されて、病床は減ってきた。しかし、今回の新型コロナウイルスの大流行によって、このシステムが危機管理に対して極めて脆弱であったことが明らかになった。 続きを読む
会田桃子もっきりや鮮烈デビュー
2010年09月20日(月)
今まで体験したことがない最高のライブだった。感動、楽しさ、コラボ、アドリブ、どれをとってもすばらしかった。いきなりパワー全開の「ザ・チキン」で始まった。個性がぶつかり合い、アドリブが次を生み、衝撃が走った。
パワフルでリズミカルな会田桃子のバイオリンは身体中を浮き浮きさせ、ラテンジャズ、タンゴの世界へと引き込んだ。作編曲も心地よかった。さすが音大だと思わせる声量も披露した。昨日大阪で買った、鼻緒の綺麗な下駄がとても似合っていた。 続きを読む
MISIA星空のライブX
2019年03月09日(土)
misiasp.com/20th/live_hoshi10/
www.misia.jp/index_main.php
www.youtube.com/watch?v=8kdsFJZUJ38&start_radio=1&list=RD8kdsFJZUJ38#t=20
8日(金)本多の森ホールで星空のライブX。超満員、最後列は立ち見。パワフルなMISIAと一糸乱れぬファンのパフォーマンス。高音も声量もパーフェクト。20年前に買ったCDの懐かしい曲も聴けてよかった。今風にアレンジされていた。ステージを走り回る若さ、クルクル回るダンスの元気。バックのミュージシャンも強者揃い。感動をありがとう。 続きを読む
蕎麦 喬屋
2009年11月15日(日)
tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17005523/
木枯らし吹き荒れる日曜の昼、11時半頃に予約を入れて喬屋へ。山環から太陽が丘を通り越し俵町へ。少し迷い店へ場所の確認をする。今日は奥さんがお休みのため一人で切り盛りしていた。限定10食ほどなので、次に来られた方は断られていた。20年ほど前の民家を改装した店内は風情がある。柱や調度品のすばらしさに見とれてしまう。ざるそばとおろしそば、それぞれの御膳をお願いした。少し堅めの腰のあるそばは、角がしっかりしていて絶品である。とろろかけ麦飯も堪らない。 続きを読む
国際法
2021年04月03日(土)
大沼保昭著
2018年12月10日発行
ちくま新書
1100円
国際法の大家が、病床で書き上げた渾身の遺稿
幕末以来日本にとって重要な出来事にほぼ例外なく国際法が関わっている。先人たちは条約改正、日清・日露戦争、サンフランシスコ条約による講話と独立の回復など、こうした重大事に直面して必死に国際法を学び活用してそうした重大事を乗り切ってきた。これに反して国際法を軽視し、その活用を怠った第2次世界大戦では日本は、約7000万の人口のうち300万以上の犠牲者を出し、国家滅亡の危機に瀕した。 続きを読む