健康を脅かす電磁波
2021年10月27日(水)
荻野晃也著
2007年5月10日発行
緑風出版
1800円
20年ほど前から送電線・変電所・配電線などの電力施設や家庭の電気製品などから漏洩してくる交流の低周波電磁波が、私たちの健康に悪い影響を与えるのではないかと言われ始めた。電磁波による影響には、白血病・脳腫瘍・乳ガン・肺ガン・アルツハイマー病が報告され、ノイローゼや自殺も関係があるといわれている。電磁波の健康への悪影響が完全に確定したわけではない。しかし、欧米では、「危険な可能性が高いのなら慎重に回避しようではないか」という「慎重なる回避思想」「予防原則思想」が広まっている。スウェーデン政府は、国レベルで「悪影響がある」と判断し、1992年末から具体的な対策を取り始めている。スイスやイタリアでは厳しい基準値を作り始めた。イギリスでは、16才未満には携帯電話を使わせないようにしている。 続きを読む
東京を楽しむ 8
2018年06月01日(金)
目黒区美術館の「藤田嗣治 没後50年 本の仕事」は必見。猫や挿絵にパリの香り。鉛筆1本で描かれた裸婦に肉感。久し振りにいい物を観た。お土産にファイル。区にこんな素晴らしい美術館があることに驚く。近くにある「手打ち蕎麦小菅」の揚げナスおろし蕎麦が絶品だった。蕎麦のスプラウトが最高。 続きを読む
聴覚障害者支援「全市町に設置を」
2022年04月30日(土)
4歳の男の子が急患で来院する。号泣していてよく分からないが、どこか歯が痛いらしい。付き添ってきた両親に話を聞こうとしたら、二人とも聴覚障害者だった。筆談で経過や様子を把握することになり、診断、治療、痛みからの解放にはかなりの時間を要した。手話通訳者が同行してくれたら良いのになあと思う。また、こんな話も聞く。「救急車で筆談を求められた。大量出血で意識がもうろうとしてできなかった。でも、手話通訳者が駆けつけてくれて、手話で会話ができて安心した」。 続きを読む
東京電力福島第一原発事故発生から10年
2021年03月14日(日)
講 師:
小出裕章さん 元京都大学原子炉実験所助教
kojima-dental-office.net/blog/20121111-4803#more-4803
おしどりマコ・ケンさん 芸人・記者
kojima-dental-office.net/blog/20191215-13385
菅谷 昭さん 松本大学学長/元松本市長
原発そのものがもつ欠陥、福島の最新情報・福島の声、チェルノブイリ事故の影響を踏まえての甲状腺検査の継続の必要性など、講師の得意分野に絞った重要な問題提起と視点 続きを読む
フランケンシュタイン・コンプレックス
2010年06月21日(月)
人間は、いつ怪物になるのか
小野俊太郎著
青草書房
2009年11月24日発行
2100円
頭がクリアな時にパワー全開で読み込まないと、理解が困難な1冊である。内容が濃く、未知の世界が広がり、考えを巡らす楽しさがある。読む人の感性によって様々な発見があると思う。
小説の怪物たちを通して現代の異常を探り、原因を考察する。ブラックボックス化した人間の内面を探求し、偏見や差別を克服し、外観に左右されない共感する心を育みたい。
また、ロボットに対する欧米と日本人の考え方の相違にも着目し、20世紀に生み出された怪物やスピルバーグの映画に見られる怪物たちの後継者にも注目したい。 続きを読む
NaClO 次亜塩素酸ナトリウム
2017年12月22日(金)
次亜塩素酸ナトリウムの化学式を、大学生の頃「NaOCl」と習ったが、一般的には「NaClO」と表記していることに気が付いた。どうやら、歯科の世界ではNaOCl、一般的にはNaClOが使われているようだ。原子の並び順は、Na-O-Clとなっているが、化学の世界では、オキソ酸は中心元素を先に、酸素を後に書く決まりになっている。一般的な表記を受け入れ、これからも広い世界に目を向けて行きたいと思う。
外国人技工士の就労は「省令に追記が必要」
2019年01月21日(月)
kojima-dental-office.net/20181213-4559
歯科技工士数は近年減少傾向にあり、特に若年者では著しい。歯科技工士学校の廃止や若い歯科技工士の離職率の高さが追い打ちをかけ、歯科技工士の高齢化が一段と進み、将来が危惧されている。国や厚生労働省は、長期展望に立った歯科技工士育成に力を注ぐべきである。一つの解決策に外国人歯科技工士の就労がある。しかし、留学生が日本の歯科技工士養成施設で学び国家試験に合格しても、外国人に対する歯科技工士の在留資格がないため、日本で歯科技工士として勤務できない。 続きを読む
川越・鎌倉
2016年11月17日(木)
2016.11.25~27.
11/25(金)朝、新幹線と在来線を乗り継いで、小江戸 川越へ。平日にもかかわらず、人、人、人、車大渋滞。お昼はうなぎ小川菊。外に5組待ち。あっという間に10組以上に。前日の雪の日でなくて良かった。11月の東京に雪が降ったのは54年ぶり。石川県は先を越された。骨せん、肝焼き、鰻重。店の中は大正ロマン。川越の計画を練る。 続きを読む
大和デパ地下と天一
2012年01月22日(日)
22日(日)夕方、昨年9月にリニューアルした大和デパ地下へ。店舗レイアウトや商品センスにワクワク感がでてきた。生鮮コーナーにも心をつかむアイディアが感じられる。一足早いバレンタインのため、かなり混雑していた。法事ためのお菓子と目に留まった「生原酒 宗玄」を買い、キャピタルコーヒーカフェで一服。それから8階の「天一」で牡蠣、白子、白魚、柚子、ふきのとう、菜の花など季節を味わう。前回の天一
kojima-dental-office.net/blog/20101017-952 続きを読む
秋田・青森3泊4日の旅
2024年04月27日(土)
2024.4.23.~26.
桜に合わせて角館と弘前を計画。満開時期を過ぎてはいたが、それでも咲き始めるものもあり様々な桜が咲いていた。充分満喫できた。桜の予想は難しい。
角館の歴史、街並みを案内人と3時間堪能。弘前ではお城と洋館建てを、五所川原では立佞武多(たちねぷた)と太宰治、津軽三味線を体験。各地で比内地鶏、きりたんぽ、稲庭うどん、フランス料理、和食の技、ホタテラーメン、手作り感満載の暖かな食卓を満喫。
毎日、温泉にのんびり浸かり疲れを癒やし、非日常を楽しみ、学生時代とはひと味もふた味も違う心豊かな旅だった。 続きを読む