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1.8.26.

2019年09月04日(水)


【1】“They are us”テロ後のアーダーン首相の行動
【2】人気のバナナが店頭から消える
【3】10月改定について、官報、告示通知が公表
【4】医師、応召義務の解釈で事例
【5】選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集の結果(速報)について
【6】「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト」について
【7】オンライン資格確認システムによる被保番履歴の一元管理
【8】ICRPが放射線被曝防護基準を見直すため、現在パブコメ(英文)募集中
【9】中国の研究チームが歯のエナメル質を修復することに世界で初めて成功
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【1】“They are us”テロ後のアーダーン首相の行動
www.huffingtonpost.jp/entry/ardern-jecinadra_jp_5c998daae4b0f7bfa1b5a64e
 分断が深刻化する社会で、私たちが彼女から学ぶべきものは何だろうか。
金曜の礼拝時に二つのモスクが襲撃され50人の死者が出たニュージーランドでの銃撃事件。事件後すぐの記者会見では、「They are us.  彼ら(殺されたムスリム達)はわたしたち(ニュージーランド国民)だ」と強調し、思いやりや共感、愛を持って対応することを主張し、銃規制と被害者への経済的な支援も公言した。
  翌日には(イスラムの女性たちのように)スカーフを被り、全ての政党の代表と共にムスリムリーダーたちを訪問し、アッサラームアライクムとイスラムのあいさつをした。 ほとんどの時間をムスリムの人たちの話を聞くという形で時間を使ったという。
 事件が起こった翌週の金曜の礼拝時には非イスラム教徒で異なった人種、宗教、階級の人々が団結してモスクの周りに人の鎖を作り、礼拝するムスリムを守った。各地でハカというニュージーランドの先住民であるマオリの伝統的な追悼の踊りを学生たちが踊った。白人の非ムスリムの女性たちがヒジャブをかぶり、イスラム教徒への理解と支援をみせた。
 ニュージーランド 2017
kojima-dental-office.net/blog/20170223-6877
【2】人気のバナナが店頭から消える
www.dole.co.jp/special/banana_history/leader/fukuoka.html
 現在、店頭に並んでいるバナナの絶滅はそう遠くないと言われている。その原因はモノカルチャー。遺伝的にまったく同じバナナが大量生産される。もともと野生のバナナには黒い種があったが、交配していく中で種のないバナナが生まれた。種なしバナナは、「株分け」で仲間を増やすため、同じ遺伝子を持ち、同じ弱点を共用する。そのため菌病により絶滅は確実視されている。かつて世界を独占した品種グロス・ミッチェルが終わりとなり、現在の品種のキャベンディッシュも何年持つかわからない。同じ過ちを繰り返している。
 絶滅しかけているキャベンディッシュ以外にも多様なバナナの品種が今もなお、小農民の手によって作られている。プランテーションで作られるプランテーション・バナナと異なり、その地バナナは自然の多様性に守られて育っている。そもそも植物は共生菌に守られて育つ。共生菌は病原菌から植物を守る。しかし、大量の農薬使用やモノカルチャーによって土壌の細菌叢は大幅に痛めつけられ、病原菌の活動を止めることができない。さらに使われる殺菌剤が土壌の細菌叢を痛めつける。
 生物多様性とは何か
kojima-dental-office.net/blog/20100906-1178#more-1178
【3】10月改定について、官報、告示通知が公表
 10月改定の告示通知
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00026.html
 官報
kanpou.npb.go.jp/20190819/20190819g00094/20190819g000940001f.html
 材料価格基準の一部改正に伴う使用歯科材料料の算定については、改定前との差分を、保団連で赤字追記
【4】医師、応召義務の解釈で事例
 (第67回社会保障審議会医療部会 資料2-3)
www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00005.html
 厚労省は7月18日の社会保障審議会・医療部会に、「医療を取り巻く状況の変化等を踏まえた 医師法の応召義務の解釈に関する研究について」(岩田太主任研究者)を報告した。応召義務は医師の職業倫理・規範として機能しているが、医師が患者に直接民事上負担する義務ではない。今回、「診療しないことが正当化される事例」を具体的に示した。年内に通知で発出する。
 同部会に出席した日本歯科医師会副会長の遠藤秀樹委員は、「歯科医師に置いても同様な対応をしてもらえるのか」と質問。厚労省医政局医事課の佐々木健課長は「歯科を含み医療機関に対しては参考になるよう通知を発出する意向」と回答した。
 緊急対応が必要なケースで、診療時間外であっても、応急的に処置すべきだが、診療しなくても、原則、公法上・私法上の責任は問われない。病状が安定した患者であれば、診療しないことに「問題はない」。逆に、他の診療可能な医療機関に紹介することが望ましいとの見解。
 診療時間内であっても、クレームを繰り返すなどの迷惑行為があり、信頼関係が喪失している場合は、「新たな診療を行わないこと」が正当化される。医療費未払いでも「恣意のある未払い」であれば診療しないことが正当化される。
【5】選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集の結果(速報)について
 (中医協 総- 4 資料より 令和元年7.17)
www.mhlw.go.jp/content/12404000/000528595.pdf
 関係学会や医療関係団体、国民から寄せられた意見は152 件、新たな選定療養の追加に係る提案105 件のうち歯科は50 件を占めた。補綴処置に関する内容が多く、特に歯科金属アレルギー患者に対する歯冠修復や欠損補綴等の提案が目立った。
 既存の選定療養の見直しに係る提案は44 件で、うち歯科は9件。内容は金合金等の廃止や材料の追加、金銀パラジウム合金の告示価格と実勢価格との差額の追加、金属床総義歯の廃止や部分床義歯の追加、取り扱いの明確化、小児う蝕の指導管理の廃止やフッ素洗口液(ミラノール)の保険導入など。
【6】「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト」について
 (厚生労働省・観光庁 令和元年7月17日  令和元年8月19日更新)
www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05774.html
 患者の利便性を高め、医療機関等及び行政のサービス向上を図ることを目的として、厚生労働省と観光庁が連携して一元化した「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト」を作成。今回、ラグビーW杯またはオリンピック・パラリンピックの開催地等を含む医療圏等先行して整備すべき箇所の医療機関リストをとりまとめた。
 9月上旬を目処に医療機関リストの多言語化(英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語)を行い、訪日外国人向けに日本政府観光局(JNTO)ホームページにて公開する予定。
【7】オンライン資格確認システムによる被保番履歴の一元管理
 (厚生労働省保険局 令和元年7月9日)
www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/20190709-30_06_shiryou3.pdf#search=%27%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E8%B3%87%E6%A0%BC%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E8%A2%AB%E4%BF%9D%E7%95%AA%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E4%B8%80%E5%85%83%E7%AE%A1%E7%90%86%27
 オンライン資格確認システムの導入により、支払基金・国保中央会において、保険者をまたがって、個人単位の被保険者番号を一元的に把握・確認することが可能になる(令和2年度末以降)
【8】ICRPが放射線被曝防護基準を見直すため、現在パブコメ(英文)募集中
www.icrp.org/consultation.asp?id=D57C344D-A250-49AE-957A-AA7EFB6BA164
           パブコメの受付は今年9月20日まで
 上記のURLを開き、緑のボタン(submit comment)をクリックする。Organisationの欄では“I am replying as an individual”を選ぶ。Organisationは所属名を。
 これまでのICRP勧告では、原発事故後の緊急時には100から20ミリシーベルト、回復期には20ミリから1ミリシーベルトの間に参考レベルを置き、被曝の低減に努めることを求めていた。しかし、これを、緊急時は100ミリ、回復期は10ミリシーベルトとし、下限を取っ払い実質の許容量を引き上げる方針である。これを撤回し、緊急時には20ミリシーベルト、回復期には1ミリシーベルトとし、被爆の低減を守るべきである。
 9月12日に投稿、掲載される
kojima-dental-office.net/blog/20190911-12746#more-12746
 原発事故後の防護基準10ミリに緩和へ〜ICRP
www.ourplanet-tv.org/?q=node/2415
 年1mSvの堅持を。人々の被ばくを避けて暮らす権利の保障を
www.foejapan.org/energy/fukushima/190902.html
【9】中国の研究チームが歯のエナメル質を修復することに世界で初めて成功
(ニューズウィーク日本版より)
www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/post-12921.php
〈記者の目〉
これが実用化された場合は、エナメル質の充填材料が保険に導入されるまでは自費の修復治療になったり、保険導入された場合は、6番はエナメルで充填しておいてという指示を出したりとなるのでしょうか?IPS細胞等を使用するわけでもなく、入手は化学メーカーなら容易に手に入りそうな物質から作成されていますので、先入観を持たずに本気で取り組めば、かつて超電導を起こすのは絶対零度と考えられていたのが、75年後にそれより100℃も高い温度で起こる化合物が発見されて応用が進んだように、私たちの将来も現在ではできない治療が出来ることを楽しみに診療していきましょう。

 

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