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第3回食育講演会

2007年10月14日(日)


                  カムカム大百科「歯科医師から見た食育」
講師  岡崎 好秀 氏(岡山大学医学部・歯学部付属病院 小児歯科)
日時  2007年10月14日(日) 午前9時30分~12時30分
場所  金沢流通会館
後援  金沢市、金沢市教育委員会

                    「食べる」「話す」に影響する食環境を学ぶ

                                      報告者        金沢市八日市
                                                     ながと歯科小児歯科医院
                               長門 佐
 10月14日、金沢流通会館で岡山大学病院小児歯科講師・岡崎好秀先生を講師に迎え、カムカム大百科「歯科医師から見た食育」と題し、第3回食育講演会を開催した。
 参加者は歯科医師、医師、歯科衛生士、(管理)栄養士、歯科助手、看護師、保健師、行政関係者、養護教諭、保育士など91人だった。様々な関係者の参加があったことは食育に対する関心の高さをうかがわせた。
 岡崎先生は小児歯科医、障害者歯科医、そして健康教育家としての立場から、現代社会に潜む食環境の問題と口腔内とのかかわりについて、様々な角度から講演された。
 子どもたちの体力が摂食の仕方でどう変わるのか、乳児期のむし歯と健康状態の関連性、家庭環境の変化により口腔内環境も変化していく様子などは、日頃我々が見落としがちな点であった。また、3歳の障害児の口腔内に舌挙上床装置を入れることで飛躍的に話すレベルが向上した症例をビデオで見せていただいたときには、目からウロコであった。口には動物が進化してきた過程で備わった「食べる」という機能の他に、人間には特に「話す」という機能獲得の問題があることを再認識させられた。また、近年、モンゴルの子どもたちの食生活の変化が口腔内に様々な悪影響を及ぼしている事例を挙げ、日本にもこれから起こる問題だと予測されていたのが印象的だった。
 さらに、現代の子どもたちの中には健常児であるにもかかわらず、食生活の安易さから口腔機能が十分に発達していない子どもが増えていると指摘された点について、我々歯科医師は歯の萌出後の機能ばかり考えがちであるが、歯の萌出以前の機能獲得の分野にも目を向け、人間が本来もつべき口腔機能の知識とその獲得のための技術を習得しなければならないと考えさせられた次第である。

第3回食育講演会
                  カムカム大百科「歯科医師から見た食育」
講師  岡崎 好秀 氏(岡山大学医学部・歯学部付属病院 小児歯科)
日時  2007年10月14日(日) 午前9時30分~12時30分
場所  金沢流通会館
参加対象 歯科医師、医師、医療・介護・教育・保育・行政関係者など
定員  120名
参加費 無料
後援  金沢市、金沢市教育委員会

抄録
 歯の話といえば、“歯磨き”と“甘いものを控える”等の話、誰もがまたかー!と思います。歯の話をする前から内容がわかっています。
 でも歯は、磨くために生えてくるのでなければ、むし歯になるために生えてくるのでもありません。そう!歯は食物を噛むために生えてくるのです。
 本日は、子どもの心に戻ったつもりで、食育に関する話題を通じ、口の中のふしぎ・ふしぎについて一緒に考えてみましょう。
 1.この18歳の少年は?
  2.歯の治療で泣く子?泣かない子?
 3.ヒマラヤでは山を向く?谷を向く?
  4.昭和20年代、健康診断である項目にチェックのある児童はむし歯が少なかった?
 5.何故、口の中が不潔だと誤嚥性肺炎になるのに、口は平気なのだろうか?
 6.これまで最も多くの日本人に読まれてきた健康書とは?
 7.貝原益軒、うがい後の湯が“ある薬”に?
 8.食中毒と咀嚼のふしぎな関係
 9.口が開いているとインフルエンザに罹りやすい?
 10.赤ちゃんが最初に話す意味ある言葉とは? 

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