小島歯科医院 名誉院長ブログ

薬剤による歯肉ピーリング

2021年08月20日(金)


 メラニン色素の黒ずんだ歯肉をフェノールのタンパク変性作用によりピンク色に回復させるという方法

                              施術当日                                 9日後
 参考に 歯のホワイトニング
kojima-dental-office.net/category/etc/white
適応症
 紫外線や喫煙、食物の刺激などが原因でメラニン色素が歯肉に沈着している
 *かぶせ物に使用している金属による黒ずみは除去できない
禁忌症
 ・アルコールやフェノールアレルギーの方
 ・妊娠中の方
 ・歯肉に炎症のある方
治療の流れ
 ・カウンセリングと口腔内診査 
kojima-dental-office.net/19990516-2823#more-2823
 ・施術 表面麻酔
     専用の薬剤を塗布する
       少しヒリヒリする(個人差あり)
 ・術直後から約1週間
      歯肉白濁 
 ・約1~2週間 
      白い部分が剥がれてピンク色の歯肉に生まれ変わる
黒ずみの原因
 主な原因は、メラニン色素。メラニン色素は紫外線や喫煙、食物の刺激などが原因で口腔粘膜上皮の最下層の基底層にメラノサイト(色素細胞)を生成する。
 1.メラニン色素の沈着
   人種間でもメラニン色素の量は違う。
 2.メタルタトゥー
    歯の差し歯やかぶせ物に使用している金属が溶け出して、
   長年接触し続けている歯肉に蓄積され黒ずむ。
 3.喫煙
    ニコチンやタールなどの有害物質から守るために、ビタミンCが不足し、
   メラニン色素の排出が阻害され、色素沈着を起こす。
    さらに,ニコチンや一酸化炭素による血流障害により「くすみ」を生じる。
 喫煙と口の中の変化
kojima-dental-office.net/20080927-2084#more-2084
 4.歯周病
   症状が進行するにつれ黒ずんで見える。
 歯肉ピーリングの種類
  1.レーザー除去法
  2.外科的除去法
  3.薬剤除去法

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