子どもの脳を傷つける親たち
2017年12月18日(月)
マルトリートメント(不適切な養育)が子どもの脳を変形させる
著者 友田明美
福井大学子どものこころの発達研究センター教授
www.med.u-fukui.ac.jp/CDRC/
発行 NHK出版新書
本体価格 780円
発行 2017年8月10日
私たちの研究では、強者である大人から、弱者である子どもへの不適切な関わり方を、「虐待」とは呼ばずに「マルトリートメント」と呼んでいる。子どものためだと思ってした行為であろうとなかろうが、傷つける意思があろうとなかろうが、子どもが傷つく行為は、すべて「マルトリートメント」。
診療の現場で親たちの話に耳を傾けてみると、わが子を憎くてやっているばかりでもないことは事実。親が子どものふるまいを正すことに必死になりすぎるあまり、自分の行為を冷静に見られなくなっている。それに「虐待」というレッテルを貼り、親の人格を強く否定してしまったら、彼らが子どもを育て直すチャンスまで奪ってしまうことにもなる。まずはどのような行為が不適切な養育にあたるのかを知り、子どもを傷つける言動を繰り返さない。これが大きなポイント。 続きを読む
パンデミックを生きる指針ー歴史研究のアプローチ
2020年05月03日(日)
新型コロナウイルスの危機に直面する人たちに向けて、インターネット上で発表
藤原辰史氏 京都大人文科学研究所准教授
www.iwanamishinsho80.com/post/pandemic
人間は楽観主義にすがり現実から逃避してしまう癖があり、甚大な危機に接して、為政者の楽観と空威張りをも信じてしまう。新型コロナウイルスは、国家や家族、そして未来への信頼を打ち砕き始めている。後世に残す文章を尊重し、歴史を重視する組織であり、国のリーダーが情報を隠すことなく提示してきたならば、そのデータに基づいて国民は行動を選択できる。異論に対して寛容なリーダーであれば、より創造的な解決策を提案できる。 続きを読む
廻る富山湾 すし玉 金沢駅店
2024年01月05日(金)
sushitama.co.jp/news-kanazawa-st/
4日(木)金沢駅へ次男を送った帰りに、駅2階の「廻る富山湾 すし玉 金沢駅店」へ立ち寄る。いつもは長蛇の列をなしているが、地震の影響で観光客が激減したのか店内はガラガラ。久しぶりに冬の味覚を楽しむ。ガスエビ、イカ耳、鰤トロ、アジ、ツブ貝、バイひも、生だこ、浅〆鯖、鉄火手巻き。
令和6年能登半島地震
kojima-dental-office.net/20240103-7386 続きを読む
懐石かめや
2023年08月12日(土)
kameya-kanazawa.com/
12日(土)電車に乗り金沢へ。「金沢ゆめ街道2023」交通規制のためバスは迂回運行。それでもスムーズに香林坊へ。暑い暑い日に歩行者天国で様々なパフォーマンスが繰り広げられていた。
示野先生とミシュランガイド北陸 2021 特別版にてミシュランプレートを獲得した野町の「懐石かめや」へ。宿坊だった所を柱1本残してリノベーション。地下に戸室石で囲われた氷室があり、びっくり。カウンター6席と2階に4人、6人の小部屋。
繊細ないい仕事している。美味い。口に合ういい出汁加減。見た目にもきれい。会話が弾み、写真の撮り忘れあり。達筆すぎて献立が読めない。いい時を過ごす。 続きを読む
励もう会in金沢
2015年10月25日(日)
2015年10月24日~25日
24日(土)大学時代の同級生5人が金沢に集まる。青空。昼は玉泉邸。再会を祝い、楽しい会話。お庭、玉泉園を散策。そして、石川門、金沢城を抜けて玉泉院丸庭園へ。ブラタモリに紹介された石垣を。しいのき迎賓館を通り、21世紀美術館へ。足を伸ばして鈴木大拙館。思索にふける?1万5千歩。もっきりやで休息。ホテルに戻り、露天風呂で思い出話1時間。夜は主計町「嗜季」。楽しい会話第3弾。30分ほど土砂降り。 続きを読む
「他者」の起源
2019年09月25日(水)
2019.9.25.
ハーバード連続講義録
トニ・モリスン著
解説 森元あんり 訳者 荒このみ
東洋経済新報社
20019年7月22日発行
920円
トニ・モリスンは、1993年にノーベル文学賞を授与された最初のアフリカン・アメリカンの作家。2016年春、ハーヴァード大学で「帰属の文学」について行った連続講演の原稿を元にした単行本。アメリカ合衆国とはいかなる社会であるか、書籍文字を通して、またさまざまな遭遇を通して「他者」とは何かを問い、その関係性を分析し、アメリカ社会の理解を深めようとしている。トニ・モリスンの発想と主張を抜きにして、今日のアメリカ社会を理解することはできない。アメリカ社会における「アフリカ」について知ることこそ、今日のアメリカ社会を知ることに繋がる。 続きを読む
福井県立恐竜博物館と越前松島水族館
2023年08月04日(金)
2023.8.3.~4.
3日(木)朝、北陸自動車道を通って福井県勝山へ。途中、手取川橋の架け替え工事のため、徳光SA~美川IC間が片側1車線となり、ほとんど先に進まず大渋滞、抜けるのに30分ほどでかかる。福井北JCTから中部縦貫自動車道に入り、勝山ICから国道へ入る。かつやま恐竜の森の駐車場は平日だけど夏休みで満車、遠く離れた第4。10:30~11:30に事前予約した福井県立恐竜博物館へ、暑い暑い日の日中に水分補給しながら急ぐ。小松では39度を記録していた。ぎりぎり間に合い、QRコードで入館。7/14にリニューアルオープンしたので、館内も大混雑、レストランも50分以上待ちの長い行列。それで一旦外に出て、ジオターミナル・ザウルスキッチンで腹ごしらえ。ゴロゴロ岩石ラーメン・ドリンクセット。 続きを読む
生物多様性とはなにか
2010年09月06日(月)
井田徹治著
岩波新書
720円
2010年6月18日発行
第6の大絶滅、生命史上最大の危機を迎えている。これまでの過去5回と質的に異なり、人間の活動が原因である。また、絶滅後に新たな種が生み出されてきた現場だった湿地や熱帯雨林も、今回は破壊が急速に進んでいる。
「生物多様性のホットスポット」を取材してきた環境問題を専門とする記者が、問題点とこれからの糸口を紹介している。ぜひ、この機会に当たり前が当たり前でなくなっていくことに気づき、考え行動したい。 続きを読む
氷見の旅
2010年10月11日(月)
連休最後の日。昨日までとは打って変わって朝から青空。氷見まで車で足を伸ばし、光久寺を訪れる。記帳をし、ご本尊にお参りした。住職に案内されて縁側へ。庭が目に入った瞬間に心が落ち着き、穏やかな気持ちになった。池へ流れる、せせらぎの小さな響きが、静寂をいっそう引き立てる。見事に手入れされた木々やお石とお部屋に心が洗われる。ずっとここに座って無心で眺めていたい。幸せな一日になった。花咲く頃と紅葉の時に、また訪れてみたい。 続きを読む
ディズニーランド
1988年09月25日(日)
23日(金・祝)から25日(日)に我が家族6人とスタッフやその家族、総勢11人で2泊3日の慰安旅行。エレクトリカルパレードが綺麗。ウキウキな時間。記念として「ミッキーとグーフィのオリジナルセル画」を求め、診療室に飾る。
ゲスト(ポリシーに賛同して来場した人)に感動を与えるためのキャスト(お迎えする側の人間)教育を研修する。キャストは、コスチューム(舞台衣裳)を着けて、「オンステージ行きます」といって、パーク(ステージ=舞台)で生き生きしたショウ(働くこと=ステージにのる「お掃除というショウを演ずる」)を見せ、ゲストとのコミュニケーションで感動を与える。子供との会話では、目線に合わせるため必ず膝をつく。
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