のぼるくんの世界

のぼる君の歯科知識

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ファクトフルネス

2022年03月19日(土)

10の思いこみを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
ハンス・ロスリング著
オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド
上杉周作、関美和 訳
日経BP社
1800円
2019年1月15日発行
 心配すべき5つのグローバルなリスク。感染症の世界的流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、そして極度の貧困。6番目の見えないリスクもある。予想外の何かが起きる可能性もある。
 感染症の世界的流行
 第一次世界大戦中に広がったスペイン風邪で、5000万人が命を落とした。世界の平均寿命は33歳から23歳へと10年も縮まった。
 第三次世界大戦
 プライドの高い国家が、市場での支配力が弱まった時に他国を攻撃する可能性はある。
 『ファクトフルネス』チンパンジークイズ
factquiz.chibicode.com/
 先ずは、世界の事実に関するクイズ12問に挑戦してみよう。どの質問もA・B・Cの3択です。チンパンジーなら、だいたい4問正解する。 続きを読む

99.9%は仮説

2008年08月24日(日)

 思いこみで判断しないための考え方
著者 竹内薫
光文社新書
700円
2006年2月発行

「最近どうも頭が固くなってきたなぁ」と思う人や思いこみ、常識、先入観、固定概念に縛られて身動きとれなくなっている人、「なんでこんな話が通じないんだ」とイライラしている人は、この本を読んでみてください。きっと、ものの考え方から世界の見え方まで、全てがガラリと音を立てて変わるはずです。仮説思考は、あなたの人生を豊かにするでしょう。最後まで気になる「残り0.1%はなに?」の秘密はどこに隠されているのでしょうか。 続きを読む

ウイルスは生きている

2020年10月28日(水)

ウイルスは生きている中屋敷均 著
講談社現代新書
840円
2016年3月20日発行
 教科書では「ウイルスは生物ではない」と教えられる。しかし、細菌で起こる病気もウイルスによって起こる病気も、基本的には同じ生物現象にしか思えない。そして、「ウイルスDNA」を、たった1塩基変異させただけで感染しなくなり、「ただの物質」となる。DNAのたった1塩基の違いが、「生き物」と「ただの物質」を分ける。
 我々人間は異なった2つの「生」を生きている。DNA情報からなる生物「ヒト」としての「生」と、脳情報からなる人格を有した「人」としての「生」。例えば、不慮の事故に会う。すぐに精子を取り出し冷凍する。人が亡くなった後でも、細胞としての精子は「生きて」おり、そこから子供が生まれてくる。「ヒト」は生きていても、「人」は亡くなっている。多くの生物は、DNA情報による「生」しか持たない。 続きを読む

世界史は化学でできている

2021年09月15日(水)

絶対に面白い化学入門
左巻建男著
2021年2月16日発行
ダイヤモンド社
1700円
 1億3千年前、果実をつける種子植物が登場した。そこに、サッカロミセス・セレピシエという果実を好む「酵母」が現れた。それは、効率は良くないが果実の果糖やブドウ糖などからエネルギーを得ていた。副産物としてつくられるアルコールには、他の微生物を寄せ付けない効果があった。
 果実を食べる哺乳類は、果実が成熟したかどうかをアルコールの匂いで知ることができる種が有利になった。私たちの祖先は、アルコール好きの性質を持つことで進化してきた。 続きを読む

ジジイの台所

2023年01月29日(日)

沢野ひとし著
集英社
2022年11月30日発行
1600円
 この本は、料理本ではなく、あくまで台所が主役。
 一般的に60歳前後、定年後をジジイと言う。定年後には、4つの選択肢がある。仕事、趣味、ボランテイア、そして「何もしない」。蕎麦は孤独に慣れているが、焼きそばは寂しがり屋。一人で焼きそばを食べている人は、訳ありの人が多い。
 ジジイにとって、台所は唯一の足が地に着いた生活の場であり、心のよりどころになる。上昇志向の場であり、瞑想にふける茶室でもある。時には息抜きの場所、ひとり居酒屋やワインバーであっても良い。夢見られる台所は生きる糧でもある。台所を友達に、職場や書斎と思って生きていこう。家の中で、これほど創造の中枢を担う場があるだろうか。人は台所によって頭を、そして心を育てる。だからジジイは台所に魅せられる。 続きを読む

アルベロ

2021年12月09日(木)

tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17002498/
 9日(木)朝、お気に入りの、かぶら寿司や大根寿し、昆布巻きを買い出しに南砺市の三和食品へ。青空が広がっていたので、近くあるイオックス・アローザへ。スキー場はオープン前でがらりとしていたが、山頂付近に白いものが見える。清々しくて気持ちがいい。開放感に癒やされる。帰り道に不室町のアルベロへ。包みピザ、カルツォーネ。ベーコン、ハム、リコッタ、モッツァレラ。これが美味い。ピザ釜の本格派でピザ生地が抜群。ふっくらもちもち。表面は「カリッ」、中は「モッチリ」、チーズの「トロッ」が口いっぱいに広がる。ボリューム満点。ロケーションも素晴らしい。のんびりするのはもってこい。店内も薪ストーブ、木工家具で雰囲気最高。 続きを読む

歯科医師、仕事に就いて35年

2010年08月28日(土)

 自分におごることなく、自分の仕事に自信を持つ。卑屈になることなく、謙虚であり続けたい。異種の情報源に積極的に接するようにして感性を磨き、常に学ぶ心を持つ。「皆のために何が」を考え、自分ができることを探す。声が掛かる間は、無理せずマイペースに、自分の信ずる仕事を一生懸命に成し遂げたい。 続きを読む

ネット依存・ゲーム依存がわかる本

2020年01月06日(月)

img182樋口 進 監修
 精神科医。独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長
講談社
1300円
2018年6月5日発行
 スマホが登場する前は、学校や職場には持ち込めず、家庭でも周りの人への配慮があった。そのため、依存への対策がとりやすかった。しかし、スマホになると、連絡手段でもあるため周りの目を気にしなくてもよくなり、移動中や学校・職場の休憩時間などにも遊べるようになった。時間の制限がかけずらくなり、やりすぎを注意しにくくなった。あまり目立たずに楽しめるようになり、依存の危険度は以前よりも上がった。 続きを読む

衆議院議員会館

2017年11月16日(木)

衆議院議員会館1 16日(木)朝早く新幹線で東京へ。セキュリティチェック・手荷物検査後、衆議院第一議員会館へ入館。保団連より緑ひもの通行証を受け取り、大会議室へ。「診療報酬・介護報酬の引き上げを求める」11.16 国会内集会に参加。「11.16国会内集会」チラシ    開会前、「保険で良い歯科医療」の請願署名を手渡す。西田昭二議員が駆けつけ挨拶。開会後、国会議員16人が次々に挨拶、様々な視点で話されていた。診療報酬の引き下げが人件費抑制に繋がり、人手不足を加速している。技術向上による時間短縮が帝王切開の保険点数を下げた。医療基本法、、労働環境、消費税、TPP等もテーマとなっていた。川田龍平参議院議員は最後まで参加していた。 続きを読む

口腔衛生管理体制加算の評価を廃止

2021年05月18日(火)

 歯科医師又は歯科衛生士による介護職員への助言・指導を評価した施設が算定できる口腔衛生管理体制加算は、平成21年に新設されて以来、施設入所者全員の口腔ケアの強化に貢献してきた。歯科医師または歯科衛生士が介護施設へ毎月赴き介護職員と顔を合わせて、入所者の口腔ケアや口から食べる支援に関してきめ細やかに議論し、その継続によって連携・コミュニケーションを深めてきた。研修会を開催し、それぞれの共通理解を育み、疑問点を解決してきた。
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