ドナルド・キーンの東京下町日記
2022年11月16日(水)
ドナルド・キーン著 東京新聞 2019年9月26日発行 1600円 日米開戦直後、ラジオで「日本語ができる米国人は50人」と聞いた。実際には米本土に日系人が数万人いて、間違っていたが、私は信じてしまった。海軍語学校の面接を経て1942年2月に入学した。同期生は30人ほど。日系人はおらず、語学の習熟能力で選ばれた有名大学の上位5%の学生ばかりだった。クラスはレベル別に6人以下の少人数制。教師陣はほとんどが日系人で授業は1日4時間。休みは日曜日だけ。予習、復習で1日4,5時間はかかる猛特訓だった。 欧州戦線で活躍した日系部隊まであった陸軍とは違い、海軍は日系人を信用せず、入隊を許さなかった。しかし、日本語が分かる人材が必要なので、日系人ではない日本語の通訳を養成していた。 続きを読む
奈良と飛鳥の旅
2014年10月13日(月)
2014年10月11~13日 11日(土) 午後電車で奈良へ。柿の葉寿司で腹ごしらえ。40年ぶりの奈良 。駅舎が観光案内所として残っていた。興福寺五重塔 に立ち寄り、鹿の糞に注意しながら東大寺 へ。5時までの拝観に大急ぎ。大仏に心洗われる。記念にお数珠。観光客は多国籍。南大門前の「森」にて奈良漬け きざみと三尺きゅうりをお土産に。そして、夕暮れの中、鹿の鳴き声におびえながら春日大社 へ。それから、ならまちを散策。近鉄奈良駅近くのビストロ・スクワール でディナー。満腹。 続きを読む
福田衣里子衆議院議員
2010年02月27日(土)
第36回定期総会 記念講演 演題 「C型肝炎訴訟に係わって感じたこと、 再び同じ悲劇を繰りかえさないために」 講師 福田衣里子衆議院議員 (薬害肝炎訴訟原告、衆議院厚生労働委員) 日時 2010年2月27日(土)19:00~20:50 会場 金沢都ホテル 記念講演は地下セミナーホール(300人) 主催 石川県保険医協会 続きを読む
よくできたウソの本
2009年07月09日(木)
守 一雄著 KKベストセラーズ 1999年7月5日発行 524円
一般には「ウソをつくことは悪いこと」と考えられています。しかし、ウソの本質や肯定的な見方も必要かもしれないと思います。ウソを見破る能力や見逃してあげる智恵についても学び、自分や周りの人の心理も理解したいです。 おもしろい本ですよ。ウソではありません。 続きを読む
トヨタはどうやってレクサスを創ったか
2011年03月23日(水)
“日本発世界へ”を実現したトヨタの組織能力 So It’s TOYOTA 高木晴夫著 ダイヤモンド社 2007年9月28日発行 1800円 本書は、トヨタと関係会社の方々に対し直接インタビューし調査した情報を基に、「日本発世界」を可能にした組織とリーダーシップ について書かれている。世界一の規模になろうとする日本一のトヨタが、バブルが弾け、国内シェア40%を割り込んだ2000年の時点で、危機の予兆を嗅ぎ取り、その10年後を見据えた課題を見つけ、その課題に対する解決策を練り、ブランドの再構築に挑んだ。そして、日本の価値、日本の文化、日本のよさを世界へ発信した。 続きを読む
いけ森 8
2018年12月12日(水)
sp.raqmo.com/ikemori/ 一昨年の白子のスープが忘れられなくて、再び、12日(水)芳斉の「いけ森」で保険医協会歯科部忘年会。冬の芸術を頂く。さらにパワーアップしていた。五感を存分に満足させてもらう。イクラと自家製かぶら寿しの美味しさは格別。今年もいろいろ忙しかった。それぞれの趣味、音楽、ゲームなどいつもと違う一面に花が咲く。 続きを読む
アリルド・アンデルセン
2017年01月12日(木)
12日(木)もっきりやで北欧ジャズ。天才、ノルウェイのアリルド・アンデルセン。こんな素晴らしいベースは始めて。軽やかにリズミカルにメロディを奏でる。コラボを笑顔で楽しんでいる。心に身体に響く低音も、弓で弾く切なさも、アップテンポな高揚も。ベースヘッドのライオンに貫禄が。 摩訶不思議なテルミン、怪しいが、面白い。 続きを読む
金パラ随時改定告示価格据え置きは理不尽(平成31年4月改定)
2019年05月22日(水)
歯科用金銀パラジウム合金(金パラ)が今年に入り高騰している。ほとんどの歯科医院は歯科材料店から金パラを30g単位で購入しているが、それが5万円を超え、消費税込みで6万円を超えたこともあった。市場価格と保険診療で定められた告示価格との乖離による逆ザヤが歯科医療を直撃している。 続きを読む
博多もつ鍋 龍
2014年02月06日(木)
www.ashita.co.jp/?tid=100008 6日(木)診療後、尾張町の博多もつ鍋 龍へ。 寒い夜には鍋。体の芯までポカポカ。心も温まる。 落ち着いた風情も懐かしい。 続きを読む
ジャンケン文明論
2009年09月02日(水)
李 御寧(イー・オリョン)著 新潮新書 2005年4月20日発行 720円 民主党が大勝した。4年前は自民党が大勝した。小選挙区制では、僅差でも裏表がはっきりし、振り子の振り幅が著しく現れる。そして、政権交代が起きた。それぞれに、ぬるま湯から目を覚ますいい機会になった。初体験に不安や戸惑いはあるが、実体験が今後に役立つであろう。 しかし、日本に果たしてこの激変を起こす制度が定着していくだろうか。今一度考えるためこの本を読んで頂きたい。また、イデオロギーや宗教の争いやテロの解決の糸口になるかもしれない。 続きを読む