のぼるくんの世界

のぼる君の歯科知識

エッセイ

エッセイ

お大事に

2006年04月15日(土)

 4月から新保険業法や電気用品安全法が施行されたが、国民の生活を良くするためになっているのだろうか。仲間の助け合いを長年続けていた共済を、無理矢理に営利目的の保険と同じ取り扱いにして、存続できないように規制した。そのため、国民は、将来設計の変更を余儀なくされ、不安が増すばかりである。また、メーカーが古い製品の責任が持てないとのことで、学生街にあるリサイクルショップでの、卒業生と新入生の中古家電製品の売買を規制した。そのため、学生の利便性が失われ、粗大ゴミも増えていく。 続きを読む

ライフワーク・バランス

2025年11月15日(土)

 自分の働き方を実践することが”ワーク・ライフ・バランス”。つまり「『ワーク(=仕事)』と『ライフ(=余暇)』の比率を自らにあった配分にする」が”ワーク・ライフ・バランス”。
 「ワーク・ライフ・バランスはいらない」という意見は、「ワークとライフを区別する必要があるのか」という意見。その背景として、大企業においても続々と副業が解禁され、パラレルキャリアが当たり前になった。それにより、副業が浸透し、ワークとライフの境目が曖昧になった。
 今後は「ライスワークとライフワークの比率をどう配分するか」という”ライフワーク・バランス”が重要。
  ライスワークは、「食べるためお金を稼ぐための仕事」
  ライフワークは、「生きがいとしての仕事」
 スタートアップ企業で働く若手はスキルアップ不安を感じ、ライスワークよりスキルアップを目指す人が増えている。 続きを読む

歯と口腔の健康づくり推進計画や食育推進計画に「口の働きを育てる」施策を

2025年10月21日(火)

 歯並びの叢生(スペースの不足によって、歯が前後に重なってしまう)は、約50年前まではあまり見られなかったが、診療室で約30年前より永久歯に見られるようになり、約10年前より乳歯にも見られるようになってきた。3歳児健診でも、下顎の乳前歯で叢生が見られるようになった。
 2022年10月11日公表した厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会 歯科口腔保健の推進に関する専門委員会の報告書によると、歯科口腔保健の推進に関する基本的事項19項目の中で、唯一悪化しているのは「3歳児の不正咬合(叢生)」であった。この原因は、添い乳と食姿勢や食べ方、鼻閉などによる口腔機能発達の仕方にあると推測され、それらを学ぶ機会が重要である。 続きを読む

原子力規制委員会 棄てられた能登の教訓:「組織防衛」の果てに

2026年01月22日(木)

 原子力規制委員会は新たな災害対策指針を策定した。新規制基準に適合した原発であれば、対策が功を奏して重大事故が発生しても放射性物質の放出量は3.11東電原発事故の100分の1以下に抑えられるという、また、木造家屋いれば、被ばく量を屋外の約4割に低減できるという、新たな「安全神話」を作り出した。実態とかけ離れた机上の計算に過ぎない。
 安全だから、5キロ離れた人は逃げないで家の中に居なさい。みんなで移動したら大渋滞になるし、避難計画を立てられない。原発を立地できなくなる。しかし、前提となるスタートが間違っているから、どんなにいろいろ理屈を並べても、矛盾の上塗り。さらに、原発に問題が生じる事態であれば、一般の家屋は当然倒壊している。
 この持論を読んでそれぞれの方が考えてもらいたい。 続きを読む

マイナンバーカードを「任意」のままで、事実上の「強制」に

2024年11月05日(火)

 現行、「マイナンバー」は強制、「マイナンバーカード」の取得は任意だ。マイナンバーは、国民の情報を一元的に管理することができない仕組みで、それぞれの行政機関が個人情報を分散して管理している。また、役所での業務や、電子申告時の国税庁への申請といった、限られた場所でしか使われない。しかも、政府が全力を挙げてがっちりガードしているので、もし情報漏れが起きたら、政府が全責任を負う。
 しかし、マイナンバーカードは、ハンコに例えるなら実印と認印を混在させた摩訶不思議な物になっている。いろんな用途に拡大しやすくするためにセキュリティをゆるく設計されている。マイナンバーカードは、リスクも分かった上で、自己責任で取得したのだから、情報漏れなどのトラブルについて政府は責任を負わない。 続きを読む

近代医学は誤解と誤謬を是正しながら築き上げられている

2022年07月04日(月)

 新型コロナウイルスによる感染拡大が始まった当初、治療薬のない現実を考えると、おそらく世界中の感染拡大と戦っていた医療従事者の大部分が、感染拡大をなんとか最小限とするために、そして何より重症化や死亡を抑制するために、ワクチン接種推奨を共有していた。
 2020.3.18.新型コロナウイルス感染症
kojima-dental-office.net/20200219-4888 続きを読む

なぜ需要があるのに訪問歯科診療は普及しないのか?

2025年08月08日(金)

 新しいことを始めることに不安が大きいから、歯科訪問診療に踏み出せない。どう始めればよいのか、何を準備すればよいか、予期せぬことにどう対処対すればよいのかなど、分からないことが多岐にわたる。また、カルテ記載や保険請求、文書作成、他職種との連携も複雑である。
 さらに、施設には訪問するが、グループホームやケアハウス、小規模多機能などの居宅を敬遠する歯科診療所も多い。1件でも訪問すれば介護のオンライン請求が必要となり、レセコンの追加料金(介護は別料金)が毎月発生する。いつあるか分からない少ない件数の介護報酬では、採算が合わない。年に1,2人の介護報酬を特例として紙で請求できるようになればハードルはかなり下がり、居宅などへの訪問歯科診療も増えるだろう。
 いずれにしても、訪問歯科診療をしていなければ医院経営が成り立たない時代はもうすぐ来ると思う。それまでに準備・連携を整えておく必要がある。 続きを読む

医師や歯科医師の働き方改革

2022年07月19日(火)

 2021年3月に「世界経済フォーラム」が、政治・経済・教育・健康の4項目で国内の男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した。日本は156カ国中120位であり、先進国では最下位、多くの新興国・途上国より低かった。政治分野で女性の進出が遅れていることが、日本の総合順位が低い最大の理由である。
 ジェンダー・ギャップ指数2021
www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2021/202105/202105_05.html
 妊娠・出産は「生物学的性差」に基づいている。ただし育児は女性だけではなく、男性にもできる。社会には今なお「育児はママの仕事」という意識が根強く残っている。「男性でもできるのに、女性しかできないとされていること」、逆に「女性もできるのに、男性しかできないとされていること」、このような思いこみや決めつけが「ジェンダー・ギャップ」を生む。 続きを読む

新型コロナウイルス感染症の1年

2020年12月25日(金)

  2月3日にダイヤモンド・プリンセス号が横浜港に着岸し、検疫を実施した。翌日、乗客にSARS-CoV-2 RNAが検出され、乗客、乗員全員が船内隔離された。乗員1,068人, 乗客2,645人の計3,713人が搭乗していた。その後4月15日までに確定症例712例が確認され, 少なくとも14例の死亡が、また, その他に検疫官や船会社の医師ら外部から対策に入った9人の感染も確認された。乗員の中では食事担当スタッフ(5.7%)は他スタッフ(0.7%)に比べ累積罹患率が有意に高かった。3月1日にすべての乗客、乗員の下船が完了した。新型コロナウイルスが国民的な関心事となったのは3月からだった。4月7日に緊急事態宣言が出された。 続きを読む

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