企画を考える時
2003年09月30日(火)
「感動」は根源的なパワーになる。自分より未熟な者からでも学ぶ心を持つ者は、いつまででも伸び続ける。限りなく学ぶ姿勢が、自分のやり方だけを押し付けず、視野の狭さから救ってくれる。上に立つと肝心なものを残し、そのほかは思い切って「捨てる」決断力と、うち切る役割の人間がいないので、とりわけ要約力が必要になる。
1.情報の賞味期限に気を配る
賞味期限の短いものは枝葉をできるだけそぎ落とし核心部分をできるだけ最速にタイムリーに提供する。普遍的な将来性のあるスパンの長いテーマはいろんな角度からじっくり考える。
2.客観的価値と主観的価値のバランスを考える
社会から求められているものを冷静に見極め、自分のアイディアを巧みに組み合わせる。咀嚼されていない客観的な「資料」の提供ではインパクトも面白みもない。しかし、自分の興味ばかり主張しすぎると、独りよがりになる。周囲の動きや流れと共有させて、客観的能力を鍛える。
3.自分のフィルターを進化させる
日頃から平面的な「資料」からメリハリ、濃淡のついた「情報」へ活性化させる訓練をする。出会いが一番のチャンスと思い、意識して情報の取捨選択を心がける。「情報」を自分の中に深くくぐらせ、浮き上がらせ、立ち上げ、消化して、優先順位をつけ、引き出しの中に整理して「知識」となし、三次元的に結びつけ「知恵」を生み、使えるアイディアを編み出していく。
また、異種の情報源に積極的に接するようにして感性を磨き、着眼点や脳の働きを鍛えておく。秘訣は集中力の持続である。つまり、「脳のギアチェンジという感覚」を持ち、今、脳の作業員を何人起こしておくかを臨機応変にその都度調節することにある。
質問すること自体にさえ一定の水準が必要
1.答えている当人がその質問をされるまで思いもしなかったことが導き出されるもの
2.具体的本質的な質問
物事の結果についてより、何かが生まれてきた経緯について聞く
(劇的に変わった瞬間のひらめきや工夫したポイント)
他の人が気づかないようなポイントを質問
本音を引き出すパワーを持った質問
その人にしか聞けないこと
他の人も知りたいだろうと思われる配慮のきいた質問
3.自分は知りたいが、他の人は知りたくないマニアックな質問
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