小島歯科医院 名誉院長ブログ

清湖小学校就学時健診時の歯科指導2016

2016年09月21日(水)


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ご意見・ご感想
・我が子に当てはまることがいくつも先生のお話の中にありました。先ず食事の面から見直ししてみようと思いました。歯のことを考える良いきっかけになりました。ありがとうございました。
・ポカン口とは始めて聞きました。我が子に当てはまる内容でした。
・食事の時の姿勢が大事であったので気をつけようと思った。
・歯はとても大事ということは分かっていても、毎日の生活や食事で何をどう気をつければよいか、今日のお話でたくさん教えて頂いて良かったです。
 少しずつ野菜の切り方やしっかり姿勢を保つことを気をつけようと思いました。
 和食が多いので根菜類を好きになってくれて、これからもよく噛む食事をして歯を大切にしたいです。
・歯並びやかみ合わせは生まれつきの骨格ではなく日々の生活習慣やトレーニングでなんとでも修正できることがわかったので、これからでも少しずつ意識して取り組んでいこうと思います。ありがとうございました。
・勉強になりました。食生活を見直してみます。
・何点か当てはまることがあり、気をつけていかなければいけないと思いました。
・ていねいでわかりやすい説明をありがとうございました。大人の歯を子どものために大切にしてあげないといけないと再認識させられました。
・ありがとうございました。家でも参考にして受診しながら治していきたいと思います。・虫歯だけでなく歯並びの原因について知ることができて良かったです。
・歯並び、虫歯に気をつけます
・虫歯にならないようにチェックしていきたいと思いました。
・大変勉強になりました。

内容  「噛む力を育てよう」をテーマとした歯科指導
講師   小島歯科医院 院長 小島登
日時  平成28年9月21日(水)14:00から14:30
会場  清湖小学校 図書室
対象者 平成29年度就学予定者の保護者 約40人
主催  清湖小学校 

昨年の就学時健診時の歯科指導
kojima-dental-office.net/20150924-455#more-455

レジュメ
1.歯列不正や舌などの形態異常が増えている
    ①V字歯列、スペース不足→歯並びの問題
  ②舌の大きさと形
  ③ポカン口
    富士山型のルーズな上唇、唇に締まりがない
    就寝時に口が開いている、リラックス時に口が開いて白い歯が見える
 参考に 安静時でも口で呼吸している習慣性口呼吸が増えている
     本来、鼻で呼吸する。激しい運動をした時に補助的に口呼吸を始める
2.口腔機能の低下も目立ち始めている
   ”ぶくぶく”や”ごろごろ”うがいができない
      スイカの種や魚の骨を識別して口の外に出せない
   風船や風船ガムが膨らまない
   口笛、指笛、手笛 
   舌打ちができない
   舌を丸める
      『パンダノタカラモノ』の発語が明瞭でない
   細かくしたものを好んで食べる
   食事の時に水分をとることが多い
   食事の時にクチャクチャ音がする
   口蓋にくっついた海苔をはがせない
   唾液が少ない
   イカのリングやパンの耳が食べられない
3.対策
  ①むし歯をしっかり治す
  ②食事時の姿勢
    踵をしっかり床につけて食べる
    お茶碗を持って食べる
  ③噛む工夫
    飲み物を飲まないで食べる
    大きい物を食べる
    いろんな素材を食べる

 

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