清湖小学校就学時健診時の歯科指導2015
2015年09月24日(木)
24日(木)午後1時半から清湖小学校にて約60名の就学時歯科健診を行いました。付き添いの保護者の方に虫歯や歯並び、舌の状態を確認してもらいました。 その後、保護者説明会において、30分ほど「噛む力を育てよう」をテーマとした歯科指導を行いました。特に、ここ最近よく見られるようになってきた口の中やその周囲の形態異常・機能低下とその原因・対策についてレジュメに従い、パワーポイントデータの写真や模式図を用いて解説しました。 子どもたちの口やその周囲がしっかりとした形態と働きに育つことを願っています。今後も全員参加するこのような活動を続けていきたいと思います。
内容 「噛む力を育てよう」をテーマとした歯科指導
講師 小島歯科医院 院長 小島登
日時 平成27年9月24日(木)14:00から14:30
会場 清湖小学校 図書室
対象者 平成28年度就学予定者の保護者 約60人
主催 清湖小学校
昨年の就学時健診時の歯科指導
kojima-dental-office.net/20140925-459
レジュメ
1.歯列不正や舌などの形態異常が増えている
①V字歯列、スペース不足→歯並びの問題
②舌の大きさと形
③ポカン口
富士山型のルーズな上唇、唇に締まりがない
就寝時に口が開いている、リラックス時に口が開いて白い歯が見える
参考に 安静時でも口で呼吸している習慣性口呼吸が増えている
本来、鼻で呼吸する。激しい運動をした時に補助的に口呼吸を始める
2.口腔機能の低下も目立ち始めている
”ぶくぶく”や”ごろごろ”うがいができない
スイカの種や魚の骨を識別して口の外に出せない
風船や風船ガムが膨らまない
口笛、指笛、手笛
舌打ちができない
舌を丸める
『パンダノタカラモノ』の発語が明瞭でない
細かくしたものを好んで食べる
食事の時に水分をとることが多い
食事の時にクチャクチャ音がする
口蓋にくっついた海苔をはがせない
唾液が少ない
イカのリングやパンの耳が食べられない
3.対策
①むし歯をしっかり治す
②食事時の姿勢
踵をしっかり床につけて食べる
お茶碗を持って食べる
③噛む工夫
飲み物を飲まないで食べる
大きい物を食べる
いろんな素材を食べる
「噛む力を育てよう」についてのご意見・ご感想を記入ください。
・いつもためになるお話ありがとうございます。
昔の子ならできていたようなこと(口笛、指笛など)ができなくなっているので、踵をしっかり床に着けて食べたり、ご飯中に飲み物を置かないようにしたりしたいと思います。
・舌の動きや歯並びなど分かりやすく説明してくださりありがとうございました。食事での注意点が分かり、試してみようと思いました。
・上の子の時も聞きましたが、とても為になるお話でした。食べ物によって歯並びに影響すると聞き、もっと気をつけ、噛む回数を増やせる食事を増やそうと思いました。
・帰宅してから、舌打ち・「パンダノタカラモノ」をチェックしてみます。