小島歯科医院 名誉院長ブログ

清湖小学校就学時健診時の歯科指導2017

2017年09月21日(木)


031 21日(水)午後1時半から清湖小学校にて約44名の就学時歯科健診を行いました。乳歯間にすき間のないお子さんが多く、多数歯う蝕も数人いました。一人ひとり付き添いの保護者の方に虫歯や歯並び、歯肉や舌の状態を確認してもらい、飲み物や食べ方、食姿勢などの注意点をお話ししました。その後、保護者説明会において、20分ほど「噛む力を育てよう」をテーマとした歯科指導を行いました。特に、ここ最近よく見られるようになってきた口の中やその周囲の形態異常・機能低下とその原因・対策についてレジュメに従い、パワーポイントデータの写真や模式図を用いて解説しました。 子どもたちの口やその周囲がしっかりとした形態と働きに育つことを願っています。今後も全員参加するこのような活動を続けていきたいと思います。

ご意見・ご感想
・とても勉強になりました。水分をとりながら食べることが多いので、気をつけたいと思いました。
・とてもためになるお話しでした。今後、家でも対策していきたいと思います。
・とても参考になりました。
・スペース不足の話は始めて聞いたので、学びになりました。もう少し早く知っていれば親も気にかけてあげられたのにと思った。これから気にかけてあげたいと思う。
・歯と歯にすき間がないため、風船や舌を丸めることができるか、帰って試してみようと思いました。
・勉強になりました。
・舌の使い方が大切だと分かったので、気をつけていきたいと思います。
・食事の時に足をつける、お茶碗を持つなど今日から気をつけようと思いました。
・食事の大切さが分かりました。
・スペース不足は骨(あご)が小さいと思っていたが、間違った認識だと知ることができた。かかとをつけてごはんできていないのでやってみようと思います。勉強になりました。・歯並びの話などていねいにお話しくださいましてものすごくわかりやすかったです。話していただいて大変良かったです。
・衛生士をしています。先生の話を学生以来20年ぶりに聞くことができました。自分も子供を持つようになり虫歯だけではなく口腔の筋など生活環境も整えていく必要性を感じました。
・歯並びについて知れて良かったです。分かりやすかったです。
・食事の姿勢、食物の大きさなど噛む力を養えるということが分かりました。早速本日から取り組みたいと思います。とてもためになる話をありがとうございました。
・優しく教えてくれてうれしかったです。先生も優しそうで子どもも怖がらずできました。
・とても分かりやすかったです。
・噛むことの大切さを改めて知ることができました。ムシ歯がなくても、正しい位置の歯が大切ということも知ることができました。
・口呼吸や姿勢や食べ方で歯並びが変わってくるので、考えさせられました。口呼吸を治すのは難しいなあと思いました。どうしたら治るのかなと思います。
・毎日の食事が大切だと思いました。これからも工夫して歯の健康と体を大事にしたいと思いました。
・虫歯をしっかり治し、しっかり踵をつけて食事をするよう子どもにさせていきたいと思います。
・大人の歯が乳歯が抜ける前に生えてきて歯並びに不安があったのですが、原因を教えて頂き、マウスピースのことも教えて頂けて今後考えていきたいと思います。
・食事中の姿勢をもう一度見直していこうと思いました。
・食事の際にいろいろ気をつけたいと思います。参考になりました。
・今から大人の歯が生えてくるので、キレイに生えてもらえるように親としてできることをしようって思いました。
・知らないことがたくさんあり、とても参考になりました。
・食事の際に水を飲みながら食べていることがほとんどです。今日の話を聞いて、食事の姿勢、水分の大切さが解り、今後気をつけていこうと感じました。
・健診時にも個別的にご指導いただきとても参考になりました。
・職業柄歯に関しては気をつけているので、今日お話を聞けとても参考になりました。
・食べ物によって虫歯になったり歯並びに影響があると知り少々驚きました。虫歯を治してあげたいです。
・食べ方や座り方などで歯に影響が出るということを初めて知れ、勉強になりました。お家でも気をつけていきたいと思います。
・口腔機能と全身に関連があること、あごが小さくなった説が間違っていたことの話が興味深かったです。
・大変分かりやすかったです。すき間がなかったので心配していたんですが、少しずつ治していけばと思います。
・姿勢や食べ物の形状等、普段あまり気にしていなかったので今度気をつけていきたいです。踵をしっかり床に着けることが大事だと初めて知りました。
・娘が下の歯がガタガタに生えているので、しっかり噛ませて硬い物を食べさせようと思いました。
・噛むことや姿勢が大事なことがよく分かりました。どうしても子どもが食べやすい物を出していましたが、料理一つでも歯には大切なことであることが分かりました。

内容  「噛む力を育てよう」をテーマとした歯科指導
講師   小島歯科医院 名誉院長 小島登
日時  平成29年9月21日(木)14:10から14:30
会場  清湖小学校 図書室
対象者 平成30年度就学予定者の保護者 約44人
主催  清湖小学校 

昨年の就学時健診時の歯科指導
kojima-dental-office.net/20160921-2443#more-2443

レジュメ
1.歯列不正や舌などの形態異常が増えている
    ①V字歯列、スペース不足→歯並びの問題
  ②舌の大きさと形
  ③ポカン口
    富士山型のルーズな上唇、唇に締まりがない
    就寝時に口が開いている、リラックス時に口が開いて白い歯が見える
 参考に 安静時でも口で呼吸している習慣性口呼吸が増えている
     本来、鼻で呼吸する。激しい運動をした時に補助的に口呼吸を始める
2.口腔機能の低下も目立ち始めている
   ”ぶくぶく”や”ごろごろ”うがいができない
      スイカの種や魚の骨を識別して口の外に出せない
   風船や風船ガムが膨らまない
   口笛、指笛、手笛 
   舌打ちができない
   舌を丸める
      『パンダノタカラモノ』の発語が明瞭でない
   細かくしたものを好んで食べる
   食事の時に水分をとることが多い
   食事の時にクチャクチャ音がする
   口蓋にくっついた海苔をはがせない
   唾液が少ない
   イカのリングやパンの耳が食べられない
3.対策
  ①むし歯をしっかり治す
  ②食事時の姿勢
    踵をしっかり床につけて食べる
    お茶碗を持って食べる
  ③噛む工夫
    飲み物を飲まないで食べる
    大きい物を食べる
    いろんな素材を食べる

学校 | 口の働きを育てるの最新記事