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キシリトールガムをかめば歯みがきの代わりになりますか?

2010年05月17日(月)


 歯磨きの目的は歯垢を取ることです。歯垢除去の目的は大きく二つの目的があります。歯周病と虫歯対策です。
 キシリトールガムを噛んでも、歯周病の原因である歯垢を十分に除去できませんので、歯周病対策にはなりません。しかし、虫歯予防対策としては効果が認められています。ただ、使い方(味がなくなってからも、ガムを5分以上噛み続けて唾液を十分に出すようにする)に注意を要します。
 6炭糖(炭素が6個の分子)の砂糖など、虫歯を作る甘味に比べれば、キシリトールには虫歯を予防する効能があります。虫歯を作るミュータンス菌は、5炭糖のキシリトールを代謝(利用)できず、数が少なくなっていきます。また、歯を溶かしていく酸も産生できませんので、虫歯を作りにくくなります。そして、噛むことによって唾液が多く分泌され、初期の虫歯を修復する働きもあります。フッ素との相乗効果もあります。
 しかし、キシリトールを続けるには費用がかさむことや中断後には効果がなくなることを考えれば、歯磨き剤やうがい薬などの形でフッ素を利用する方が費用対効果は高くなります。フッ素には歯質を強化する働きもあり、持続性もあります。
                           
参考として
どうして歯周病になるか
kojima-dental-office.net/20090211-312
虫歯予防の考え方
kojima-dental-office.net/20080819-245
キシリトールの基礎知識
www.jfscp.gr.jp/siryo/kisochishiki.html
虫歯の科学
www.mi21.net/musiba/info/karioroji.html
再石灰化
www.drymouth.jp/daeki-2nen-skai.htm

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