小島歯科医院 名誉院長ブログ

薬疹がでたらどうしたらいいですか

1977年11月25日(金)


合成ペニシリンによる薬疹19歳男性
昭和52年11月25日
合成ペニシリンによる薬疹

抗生剤と解熱性鎮痛剤など薬剤投与後に痒みを伴う紅斑が出てしまった時の対応
 1)薬疹が疑われる場合は、先ず対象薬剤を中止する
 2)軽症と判断される場合
   ・抗ヒスタミン剤(アレグラなど)を投与して様子を見る
     改善が少ない場合は紹介する
     アレグラは効果が比較的穏やかですが眠気などの副作用はとても少ない薬剤
 3)専門医へ紹介する
   ・患者さんの不安が強い場合や広範囲の皮疹
   ・口唇、口腔内、眼瞼・眼球結膜等にびらんがあるような重症の疑いがある場合

参考に
 アレグラ
kojima-dental-office.net/20090321-836

 歯科金属アレルギー治療において、被疑原因金属を除去すると、その数日後に症状が一時的に悪化することをよく経験する。これは、切削粉を経口および経気道的に摂取することによる。つまり、主訴の症状が改善する前に、歯科金属アレルギーであることを高い信頼性を持って予測できることになる。患者には、この現象について事前の説明を忘れてはならない。

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