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訪問診療のポイント

食品による窒息を注意しましょう

2009年01月18日(日)

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引きこもり患者訪問診療の実際

2009年10月08日(木)

 津幡保健所保健師より引きこもりの方を訪問診療して欲しいとの依頼がある。対人恐怖症のため約10年引きこもりが続いている。時々歯肉が腫れ抗生剤を内服している。数人の歯科医にお願いしたが、誰一人家の中に入れてもらえなかった。ただ心療内科の先生が一人訪問したことがあり、投薬を受けていることが分かった。早速その先生と連絡を取り、電話にて声を覚えてもらうことと仰向けの姿勢にさせないことや後ろに立たないこと、目を合わさないことが大切とのアドバイスを受ける。まず、電話をかけて患者本人から口の中の様子などを数回に分けて聞く。声だけでは恐怖心は起きないようである。 続きを読む

訪問先にて抜髄処置

2013年02月02日(土)

ポータブルX線装置  1月28日内灘温泉保養館事務より歯が痛い入居者がいるので診て欲しいとの連絡が入る。歯に大きな穴があいているなどの情報と全身疾患や内服薬、心身やADLの状況などを記入した調査票を入手する。河北歯科医師会から、ポータブルX線装置とポータブルユニットを借りる。 30日に訪問し、主訴と全身状態の確認後、口腔内診査と持参したポータブルX線装置による左上3,4番の撮影を行う。そして、治療計画の概要を本人、家族、担当看護師に説明する。電源と手洗いの位置を含めた、提供される診療場所の下見と実際に使用するリクライニング車椅子での治療体勢のシミュレーションを行う。帰院後、90分の治療時間を確保するために予約変更を行い、必要な機材、器具と薬剤の準備を整える。 続きを読む

日帰り入院

2012年10月31日(水)

日帰り入院  昨年8月から口腔ケアを続けている、特別養護老人ホームに入居されている91才の女性が、2、3か月毎に左頬部から頸部までの腫脹と熱発を繰り返していました。その度に抗生剤の投与していました。通院していた平成20年に撮影したパノラマX線写真にて左下8番の水平埋伏を確認し、原因歯と診断しました。認知症が進んでいるため、家族や施設の方、県立中央病院口腔外科とも相談し、入院前に1度外来を受診しました。 続きを読む

訪問診療用ユニットの準備と後片付け

2012年06月09日(土)

訪問診療用ユニット     訪問診療に行く前に、準備や後片付けの練習をする。その時に、手順や役割分担、所要時間を確認する。また、訪問診療ユニットの作動点検と備品のチェックも行う。
帰院後に、再度後片付けを確認し、備品のチェックをする。そして、タービン、エンジンに注油し、それらとバキュームチップなどそれぞれを滅菌バックに入れて消毒する。 続きを読む

高齢者の誤嚥性肺炎

2015年10月10日(土)

  動物は口から食べ、鼻で呼吸している。言葉を話す人間だけが口でも呼吸できるようになり、むせや誤嚥のリスクを抱えることになった。
 若年健常者は無意識にする嚥下を呼吸の呼気中に息を止めて呼気中に終わることで誤嚥を防いでいるが、高齢者になると嚥下が吸気中に起きて誤嚥しやすくなる。男性の方がのど仏が下の方にあるのでむせや誤嚥を起こしやすい。また、安静時に口を開けている人も鼻呼吸が安定せずに口呼吸になりやすく誤嚥しやすい。固定源となる頬筋や口輪筋などの口腔周囲筋が弱いために、上咽頭収縮筋を強く収縮できないことで嚥下機能が低下すると考えられている。 続きを読む

ALS患者の訪問評価

2008年09月07日(日)

 9月7日(日)午前10時に食べにくくなってきたALS患者宅をケアマネージャー同席のもとにリハビリテーション科医師、歯科医師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士の5人が訪問しました。それぞれが、担当分野について現時点での評価をしました。 続きを読む

嚥下内視鏡の体験会

2009年10月03日(土)

日時 2009年10月3日午後6時30分~8時30分
場所 まめだ歯科医院
講師 加藤恵巳先生
参加者 綿谷修一、松原五郎、小島登、澤野一久 続きを読む

人間の感覚のすばらしさ

2008年08月01日(金)

 これまで歯科医師は、いかに無痛治療をするか、どうしたら歯が残せるか、いかによい義歯を入れるかを目標にしてきた。義歯を作るだけで、食べられるか確認をしてこなかった。 食べるところまで診て帰える生活支援の在宅往診が見落としていた食の重要性を気づかせてくれた。口から食べられるようになったときのあの目の輝きは医療人としての心の原点ではないだろうか。口から食べることにより、目を見張るほど元気になっていく。人間の感覚のすばらしさに感動する。 続きを読む

高齢者の弁当

2010年06月08日(火)

 病院や施設では、厨房があり、高齢者の食事も栄養士により管理されていますが、嚥下食などは、経費削減のため、委託業者に外注しているところもあります。小規模なデイサービスなどでは、お弁当の注文でお昼を対応しているところや、既製品、レトルトなどを利用したり、機内食の様に冷凍で運ばれてきたものを温めるだけのところもあります。また、自宅への食の宅配サービスでも高齢者向け?と思う物もあります。さらに、災害時には、個々に対応ができる家庭の食事ではさほど困らなかった高齢者が、集団の食形態をうまく食べられないことも多く見られるようです。 続きを読む

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