金沢在宅NST経口摂取相談会 第4回チャレンジセミナー
2017年03月18日(土)
口から食べられる幸せを応援しています。
第1部 金沢在宅NST経口摂取相談会主催
日 時 平成29年3月18日(土) 午後2:00~3:15(開場1:30)
会 場 石川県リハビリテーションセンター4階 研修室
石川県金沢市赤土町ニ13-1 電話076-266-2860
対 象 医療・介護・福祉関係者
定 員 80名(先着順) 定員になり次第締め切ります。
締め切り:平成29年3月6日(日)
参加費 無料
内容
総合司会 谷口 昌代(KKR北陸病院 言語聴覚士)
1.相談会の概要 野口 晃(町立富来病院 医師)
2.サポーター研修会の紹介 加藤寿子(小川医院 管理栄養士)
kojima-dental-office.net/20161102-3005
3.事例報告 「人生の最終段階における食評価事例」
座長 神野 俊介(映寿会みらい病院 理学療法士)
演者:綿谷 修一(東海北陸厚生局石川事務所 歯科医師)
竹内 満 (ものがたり訪問看護ステーション 言語聴覚士)
素敵なゲスト3名(大和先生、寺田看護師、山本ケアマネ)
4.平成28年度の活動報告 小川滋彦(小川医院 医師)
講演会メモ
110名を超える参加者があり大盛況でした。
3.事例報告 「人生の最終段階における食評価事例」
①いきさつ 緊急性が非常に高い
・パンフレットの最終面の相談票に記入されたFAXが届く
kojima-dental-office.net/20160628-1327
・トロミつき水分でもむせる、肺炎を繰り返している
・もう一度少しでもいいから食べさせたい(あんこ)
・延命は望まない
・最後まで自分で看てあげたい
②訪問評価(依頼から1週間後に5職腫の訪問評価)
・持続皮下注射で1000ml.400kcal
・顎関節習慣性脱臼 → 徒手整復 →表情が活き活き
・寝姿勢を整えれば口が閉じやすい(上体を起こし舌背が水平になるように)
・評価のまとめ 食べることは望めないが味わうことはできる
③提案
・「食べる」のではなく、「味わう」ことで、本人とご家族の絆をつないだらどうか
・ご家族が引き金を引かぬように、医療者による実施・立ち会いを薦める
④経過
・2日後、手作りのあずき汁を舌にのせる→満足げにまた口を開ける
・9日後、好物のさつま揚げの出汁を舌に含ませる→味わい、嬉しそう
・10日後、息を引き取る
⑤素敵なゲストからの報告
・ケアマネ プラスのイメージが家族に残った
・医師 最終段階を見極める難しさ
各専門職の評価・対応に感心
・看護師 顔が見えるつながりを大切にしたい
本人・家族が大切にしていることを受け止める
⑥人生最終段階における食支援とは
・家族の心配事を聞いてもらえた
・やり残したこと、言い残したこと、食べ残したものがないと確信できた
・主治医が摂食嚥下過程の科学的根拠に腑に落ちること
・本人、家族などが人生のものがたりとして腑に落ちること
⑦経口摂取相談会の強み
・多様な専門職の眼・方向性から評価できる
・黒子として対応←医学的対応
・意外とフットワークが軽い
・食支援=口から食べること、とは考えていない
第3回チャレンジセミナー
kojima-dental-office.net/20160307-1400
第2回チャレンジセミナー
kojima-dental-office.net/20150302-1344
第1回チャレンジセミナー
kojima-dental-office.net/20140224-1317
今回は、石川県言語聴覚士会との共同企画となっていますので、よろしければ第2部・第3部もご参加ください。第3部は、翌日、場所の変更・参加費に注意してください。会場などの準備もありますので、申し込みが必要です。
金沢在宅NST経口摂取相談会 第4回チャレンジセミナー
口から食べられる幸せを応援しています。
共同企画
金沢在宅NST経口摂取相談会
石川県言語聴覚士会
日 時 平成29年3月18日(土) 午後2:00~6:30(開場1:30)
会 場 石川県リハビリテーションセンター4階 研修室
石川県金沢市赤土町ニ13-1 電話076-266-2860
対 象 医療・介護・福祉関係者
定 員 80名(先着順) 定員になり次第締め切ります。
締め切り:平成29年3月6日(日)
参加費 無料
申し込み チラシをご確認の上、QRコードまたはFAXにてお申し込みください。
第1部、第2部、第3部を必ず明記してください。
*サポーターの方はサポーター事務担当までメールしてください。
第2部 石川県言語聴覚士会主催
午後3:30〜6:30
1.活動報告
2.教育セミナー
「最後まで食べるケア 〜お食い締めの観点から〜」
講師:牧野日和先生
愛知学院大学心身科学部健康科学科講師
歯学博士、言語聴覚士、日本心理学会認定心理士
日本言語聴覚士協会認定言語聴覚士摂食・嚥下障害領域
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
「お食い締め」とは・・・
人生最初の食事「お食い初め」に対し、人生最後の食事を「お食い締め」として牧野先生の造語。
お食い締めの支援は、狭義には人生の最期に食べることだが、広義には「看取り期において本人や家族、スタッフが互いの絆を深め、生きることの儚さと輝きを実感し、限られた自分の余生をより有意味なものにしようと検討する機会にすること」にある。最期に口から食べることは単に手段であり、「死に逝く対象者と後進の永遠のお別れの場、後進が生を学ぶ場」である。
翌日、場所の変更・参加費に注意
連続してご参加いただくことをお薦めします。
第3部
富山県言語聴覚士会 教育講演
「食思不振の対応について~お食い締めの観点から~」
講師:牧野日和先生 *「食思不振」のメカニズムを紐解き、支援法を解説!
日時:平成29年3月19日(日)9:30~16:00(受付開始9:00)
場所:富山大学杉谷キャンパス内
富山大学付属病院2階 臨床講義室Ⅰ
参加費:日本言語聴覚士協会会員2,000円 非会員3,000円 学生1,000円
(実技用のお菓子・飲み物代を含みます)
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