誰でもできる嚥下食・キホンのキ
2016年11月02日(水)
2日(水)石川県女性センターにて金沢在宅NST経口摂取相談会主催の研修会「誰でもできる嚥下食・キホンのキ」がありました。30数名の参加がありました。和気あいあいとした楽しい実習でした。エプロン姿も皆さん似合っていました。お茶のトロミ3段階(薄い、中間、濃い)の付け方を実習しました。そして、スクランブルエッグも各々作ってみました。出来上がりに個性がありました。実際に試食してみると、薄いトロミやゼリー茶の方が美味しかったです。利用者さんの食べ方、嚥下の状態などを診て基本を参考に付け方を工夫したいと思います。
参考に
第1回サポーター限定研修会 摂食姿勢について「姿勢が変われば嚥下が変わる」
kojima-dental-office.net/20140715-1331
第2回サポーター限定研修会 食べるための姿勢を考える(車椅子編)
kojima-dental-office.net/20151102-1389
メモ
A.美味しいトロミの付け方
①計量が大事
(トロミの付け方が人によってバラバラ)
・コップやスプーンはいつも同じものを使う
・コップに印を付けてお茶を同じ量にする
・トロミ調整食品はスプーンすり切りで量る
(すり切りと山盛りてはかなり違う)
②作り方
・トロミ調整食品を入れたら、すぐに混ぜる
(ダマができやすい)
(手元にスプーンや小型の泡立て器を用意しておく)
・左右に往復させてトロミ調整食品を散らしてからグルグル30秒混ぜる
・溶かしてからトロミ状態が安定するまで2~3分待つ
③温度に注意
・冷たいものはトロミが付きにくい
・冷たい牛乳(10℃)では安定するまでに30分ほどかかる
*必要以上にとろみをつけすぎていないか
・トロミが安定する前に薄く感じてトロミ調整食品を追加しまうことがある
*トロミ茶よりゼリー茶の方が美味しかった(受け入れやすい)
コストや利用者の環境を考える
B.とろとろスクランブルエッグの作り方
①卵に油分(コーヒーフレッシュ、生クリーム、マヨネーズ)を入れる
②フライパンを強火で熱し、煙が出始めたら火を消す
③フライパンにバターをなじませる
④濡れ布巾の上に置いて溶き卵を入れ余熱でかき混ぜる
⑤再度弱火にかけ半熟状になったら火を消す
⑥濡れ布巾の上でかき混ぜる(できあがり)
*ポイント
・濡れ布巾をフライパンの横に準備する
(卵が硬くなるのを防ぐ)
「第3回サポーター限定研修会」
金沢在宅NST経口摂取相談会
<研修内容>
1.誰でも簡単!
対象者に合った「とろみの付け方」を学ぼう!
2.一般的な副菜から「嚥下食」実習
~スクランブルエッグ編~
その他、市販の介護食等の試食もございます
日時 平成28年11月2日(水)
18時30分~20時30分 ※受付18時~
会場 石川県女性センター 4階 調理室
石川県金沢市三社町1-44
※駐車場に限りがありますので、
なるべく公共交通機関のご利用をお願い致します。
申込方法 下記アドレスへ、メールでお申し込みください。
kanazawazaitaku.nst.supp@gmail.com
締切:10月10日(月)まで
サポーター限定です
新規の方は、先ずサポーター登録(基本情報)が必要です。
基本情報: ①氏名、所属、職種
②郵送先(自宅または職場のどちらかを表記のうえ)
ご住所、郵便番号、宛名
③登録する個人のアドレス(複数可)
持ち物 エプロン、三角巾、手拭きタオル
定員 先着30名
※定員になり次第締め切らせていただきます
参加費500円
- カテゴリー: 金沢在宅NST経口摂取相談会