保険診療
2010年07月17日(土)
7月17日(土)午後6時半からホテル金沢において「歯科保険診療の研究」(以下は赤本)を利用した勉強会が開催され、30名を超える参加者があった。この企画は、医科では恒例になっている運用説明会に近い形のものとして2年前に始まり、歯科では全国的にも珍しいものである。「赤本」の症例を中心に検討し、カルテやレセプト記載の理解を深め、歯科診療が円滑になることを目的とした。
講師の歯科部員8名は、割り当てられた各部を緊張しながらも、「赤本」の本文や症例をベースにそれぞれのやり方で、パワーポイントを使ったり、レジュメを作ったり、追加症例を加えたりして説明した。2回目となる今回は、歯科保険診療便覧(茶本)の根拠を解説に加え、さらにバージョンアップした会となった。 続きを読む
2010年03月25日(木)
3月25日午後7時からホテル金沢に於いて歯科新点数検討会が開かれた。会場には、105医療機関から165人の参加があった。
平田副会長のあいさつに始まり、工藤事務局長が今回の改正を評価した上で、テキストの『歯科診療報酬 2010年改正の要点と解説』の読み方とレセプト記載事項、経過措置、Q&Aなど今後の情報について解説した。
その後を受けて、テキストに沿って改正の要点や解説を事例を交えて100分間にわたりお話しした。4日前の黄砂襲来の日から喉の調子が悪く、聞き取りにくいガラガラ声だった。特に、20分以下の在宅医療は訪問診療料を算定できず、外来と同じ初・再診とすることや居宅、施設の区別なく同一建物という概念を取り入れたことはあまりにも問題である。また、無歯顎患者さんに口腔機能管理加算が算定できないことへの問題も指摘した。そんな人ほど舌等の口腔機能や咀嚼機能の低下と構音障害が多く、口腔リハビリや管理が必要と思われる。 続きを読む
2009年07月23日(木)
待ちに待った「歯科保険診療便覧」が完成。定価8000円。会員価格5000円。2年に1度の保険の説明会時に使う、通称白本と社会保険研究所が発行する「歯科点数表の解釈」、通称青本と後から次々に出される疑義解釈をすべて1冊にまとめ、あちこちページをひっくり返さなくてもいいように順序よく再編したものです。文字の色・文字の大きさ・網掛け・バックの色などを駆使し、一目で分かるようにしてあります。石川県保険医協会が独自に全国に先駆けて挑戦しました。ローカルルールから道州制単位・全国統一基準へと移行する時期に備えるためにも、告示・通知などの保険の基礎を学び、算定根拠を明確にするためのものです。
この本を読みこなすコツや仕組みを理解するために説明会を開催します。ぜひ参加してください。 続きを読む
2021年介護報酬改定のポイント(歯科に係わる居宅療養管理指導)
2021年05月21日(金)
A.令和3年度介護報酬改定の主な事項についいて
1.単位数の変更
①居宅療養管理指導費
(社保審-介護給付費分科会 第199回(R3.1.18))
www.mhlw.go.jp/content/12300000/000721324.pdf
ロ 歯科医師が行う場合 13ページ(太字の16ページ)
⑴ 単一建物居住者1人に対して行う場合 509単位→ 516単位
⑵ 単一建物居住者2人以上9人以下に対して行う場合 485単位→486単位
⑶ ⑴及び⑵以外の場合 444単位→440単位
ホ 歯科衛生士等が行う場合 17ページ(太字の20ページ)
⑴ 単一建物居住者1人に対して行う場合 356単位→361単位
⑵ 単一建物居住者2人以上9人以下に対して行う場合324単位→325単位
⑶ ⑴及び⑵以外の場合 296単位→294単位 続きを読む