2012年歯科新点数検討会
2012年03月22日(木)
3月22日(木)午後7時30分頃から9時頃まで、「2012年改定の要点と解説」の告示、通知、解説、改訂事例を噛み砕いて、メリハリを付けて説明した。会場には130名ほどが参加していた。真剣さがひしひしと伝わってきた。
前回の歯科新点数検討会
kojima-dental-office.net/20100325-1644
改定の要点
1.周術期における口腔機能の管理
・外科手術後などに術後性肺炎などの合併症等を軽減する目的
・管理計画策定料、管理料Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、術口衛
・対象患者 全身麻酔を行う頭頸部領域、消化器領域などのがんの手術、
臓器移植手術または心臓血管外科手術などを行う患者
放射線治療・化学療法を行う患者
・文書依頼が必要
・診療所では、管理料ⅠとⅢ
Ⅰは手術を伴う患者、Ⅲは放射線治療・化学療法を行う患者
2.在宅歯科医療
・対象患者について、「常時寝たきりの状態等」の表現が削除された
・急変時が20分ルールの対象外となった
・支援診届出診療所の場合に歯科衛生士の補助が新設された
・急性対応加算の算定基準が
「1回目と2回目以降」から「同一建物内の診療人数」へ変更になった
・特別対応加算の対象者に重度認知症が追加された
3.その他
・医管の対象疾患に「ビスフォスホネート系製剤服用の骨粗鬆症と
透析治療を受ける慢性腎臓病」が追加された
・SPTを毎月算定できる対象が追加された
①全身疾患の状態により歯周病の症状に大きく影響を与える場合
②全身疾患の状態により歯周外科手術が実施できない場合
③侵襲性歯周炎の場合
・接着ブリッジの適応範囲が拡大され、臼歯部も対象になった
・処方箋様式の変更
①後発医薬品への変更不可の記載方法
②改正前の処方箋は10月1日からは使用できない
・介護保険
①歯科医師や歯科衛生士の居宅療養管理指導が一人と複数で単位数が変わる
②サービスコードも変更
・高点数の外来診療を受けた場合に、限度額適応認定書を提示すれば
4月から窓口徴収は自己負担限度額までになった
①限度額適応認定書
患者が保険者に申請して交付を受ける
②自己負担限度額は年齢と所得によって決まる
詳細は
kogaku.umin.jp/direction.html
4.3月27,29、30日の厚労省からの通知
略称について
www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken15/dl/tuuchi3-5.pdf
診療報酬請求書等の記載要領等について
歯科は62ページから93ページ部分
www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken15/dl/tuuchi3-5.pdf
~2012年4月歯科診療報酬改定の解説~
点数改定告示、関連通知にもとづき、保険医協会・保団連の歯科社保担当者が叡智を集めて作成したオリジナルテキストを用いて、わかりやすく解説します。
■開催日時:3月22日(木)午後7時から9時半
■開催場所:ホテル金沢 2階ダイヤモンド
■講 師 石川県保険医協会講師団
■テキスト 『歯科診療報酬 2012年改定の要点と解説』(月刊保団連臨時増刊号/定価4,000円(予定))
*参加者には、当日、テキストをお渡しします。
*参加されなかった会員には検討会の翌日以降にテキストを発送しますが、
是非、検討会へご参加ください。
■参加費 会員数分は無料、会員数を超えた分は1人につき2,000円(テキスト代含む)。
*未入会の医療機関の方は、当日までに入会していただくことを前提とします。
■参加対象 会員、会員医療機関のスタッフ、会員の家族
■申込み テキスト準備の関係上、必ず申込締切日までにお申し込みください。
*医療機関名、会員名、参加人数を記入の上、電話・FAX・Emailのいずれかでお申し込みください。
TEL:076-222-5373
FAX:076-231-5156
Email:ishikawa-hok@doc-net.or.jp
■申込締切 3月15日(木)
*3月24日(土)地場産業振興センターで
17時から東海北陸厚生局と石川県による集団指導
18時から石川県歯科医師会の説明会
が開催予定。
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