のぼるくんの世界

のぼる君の歯科知識

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一億三千万人のための『論語』教室

2020年08月21日(金)

一億三千万人のための『論語』教室高橋源一郎著
kojima-dental-office.net/blog/20160227-3400#more-3400
河出新書
2019年10月30日発行
1200円
 『論語』は孔子先生が主宰している私塾での2500年前の講義録を中心に、話したことばを採録したもの。一筋縄ではいかない。元の漢字の読み方にも、いろんな解釈があり、それを翻訳する人によって違う。高橋氏による厳密な翻訳、ほんの少しだけ現代風にアレンジ。ことばを理解しなければ、人間を理解することはできない。
 「礼」と「仁」 儒教の考え方
kojima-dental-office.net/blog/20191209-13481#more-13481
 儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇
kojima-dental-office.net/blog/20170817-7739#more-7739 続きを読む

マイナ保険証の罠

2023年09月07日(木)

荻原博子著
文春新書
2023年8月20日発行
850円
 7年前にスタートした「マイナンバーカード」は、「どうすればみんなの生活が便利になるか」という視点よりも、「普及ありき」で突き進み医療関係者や介護関係者が悲鳴をあげているにもかかわらず、立ち止まって検証するという「現場応変」さがない。岸田内閣は、国民の命や健康よりDXを進める方が重要だと考えている。政府の「健康保険証廃止」という暴挙を止めるための一助となることを心から願う。 
 健康保険証の廃止 2023年09月08日
kojima-dental-office.net/blog/20230908-17381#more-17381
 健康保険証廃止の中止等を求める意見書
kojima-dental-office.net/20230804-7144
 保険証廃止法案の成立に抗議し、保険証で安心して受診できる国民皆保険の存続を強く求める
kojima-dental-office.net/20230704-7041 続きを読む

ウソのない医療

2009年01月20日(火)

ウソのない医療 がん患者と「カルテ開示」
協立総合病院 患者会連合会 編
風媒社
1998年9月20日発行
1500円

 人間の尊厳を深く考えさせられるテーマである。それでも、これからも、患者のために医師が、家族が、患者らしく生きることを考え抜き、悩んでいくだろう。
 日常診療のインフォームド・コンセントの大切さをつくづく感じるとともに、歯科治療においても、パターナリズムにならずに、患者が自分で決められるだけの正確な情報を伝え、納得して治療を受けられることを心がけたい。 続きを読む

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇

2017年08月17日(木)

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇ケント・ギルバート著
講談社新書
2017年2月20日発行
840円

 中国と韓国、そして北朝鮮の言動や行動に違和感を感じていたが、この本を読むと何となく腑に落ちるところも出てくる。ケント・ギルバート氏が指摘する考え方や捉え方の違いとその原因を理解し、儒教国家に対応する「作法」も学ばなければならない。
 「儒教の呪い」に支配された国々からの言われなき誹謗中傷に臆することない。日本は世界に誇るべき歴史を持ち、そして、日本人は誰からも尊敬され、愛される国民性を持った民族である。 続きを読む

ウイルス その生態と進化

2020年10月09日(金)

ウイルス その生態と進化福見秀雄著
ダイヤモンド社
850円
1973年6月28日発行
 40年近く前の本である。ウイルスの生活をウイルスの側に立って眺め、ウイルスの生存を中心に考える。ウイルスが生き、そして存続していくためには、感染する生物との間で感染環が形成されなければならない。ウイルス生態学は感染環の構造を分析し、それが成立する条件を研究することである。
 ウイルスを生物と呼ぶべきかどうかについて議論もあった。しかしそれをどう呼ぼうと、ウイルスを中心としたその現象が生物現象があることは間違いない。 続きを読む

歯はみがいてはいけない

2017年01月03日(火)

%e6%ad%af%e3%81%af%e3%81%bf%e3%81%8c%e3%81%84%e3%81%a6%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84森 昭著
講談社α新書
2016年8月18日発行
840円

 現在、日本では100万人以上が寝たきりになり、スウェーデンでは寝たきりの人はほとんどいない。日本人は80歳で残っている歯が10本以下なのに対し、スウェーデン人は80歳で歯が21本以上残っている。
 「歯みがき」の間違いが全身病をつくっている。歯みがきは命を守る習慣。
様々な疑問点はあるが、真実と向き合う楽しさもある。 続きを読む

医者が教える疲れない人の脳

2022年01月09日(日)

「慢性疲労」を消す技術
著者 有田秀穂 セロトニン研究の第一人者
発行所 三笠書房
1400円
発行 2020年9月20日
 朝はセロトニンの活性化、黄昏時にオキシトシンの活性化、夜はメラトニンの活性化すれば、脳を「最高の状態」にして、元気になる。
 オキシトシンは、癒しや安心感をもたらす脳内物質。メラトニンは、心地よい休息や眠りをもたらす脳内物質。この2つを増やすには、セロトニン神経を活性化させることが鍵となる。 続きを読む

奈良の旅

1974年11月03日(日)

奈良大仏殿         1974年11月2~3日
 清々しい秋に古都奈良を訪ねる。奈良駅の趣に感動し旅が始まる。先ず、東大寺大仏殿へ。改築中。奈良の大仏はさすがに大きい。大仏殿には大きい大仏が2つ。一般に大仏といわれるものは、向かって右側にある。そして、左の大仏は左の手を挙げ、その手つきは、左右の大仏で逆になっている。 続きを読む

山陽の旅

1975年04月11日(金)

山陽の旅 1975年3月27~4月1日
 3月27日 久しぶりの旅、少々風邪気味ではあるが、出発することにした。予定されていたストも中止となった。明日出発の予定だったが、今日鯖江に寄ることにした。ほんの思いつきである。鯖江の彼とはもう2年ほど会っていない。東北の旅の折、知り合った気の合う仲間である。どんな風に変わっただろうか。列車の中は暑く、ジャンパーを脱いでいる。風邪気味だからちょうど良いかもしれない。又、音楽が流れている。旅人のカセットである。かなりボリュームを上げている。          続きを読む