東北北部の旅
1972年07月31日(月)
1972年7月20~31日
大学2年の夏休み。一人旅にも慣れ、泊まるユースホステルだけを決めて、さあ出発。
東北の旅の始まり。
7月20日 特急電車で秋田まで。まず男鹿半島、寒風山展望台へ。天気に恵まれたが、見晴らしは霞んで悪かった。次に入道崎へ向かう。なかなかいいところだった。男鹿ユースに泊まる。
7月21日 戸賀から門前まで船に乗る。海岸美と潮風を味わう。田沢湖ユースに泊まる。
7月22日 朝4時、田沢湖一周サイクリング。約1時間10分。朝3時半に出発した人もいたとか。4時過ぎには自転車がなくなった。単調な湖、透明度の高い湖、辰子の像。そして、バスで八幡平頂上へ。下りは頂上からふけの湯まで歩いた。雨が降ったら川になるような、石のごつごつしたところを。5.5kmだったが、3時間近くもかかり、くたくたになった。八幡平大沼ユースに泊まる。
7月23日 大沼を散策後に十和田湖へ向かう。十和田湖に突き出す中山半島、ただ一人道なき道を歩いた。この旅最高の場所であった。自然が作りだした素晴らしい眺め。発荷峠から見た中山半島もよかった。乙女の像で記念写真。十和田ユースに泊まる。1泊2食700円。
7月24日 十和田ユースに連泊して奥入瀬渓流で1日のんびり過ごす。少し曇りがちだったが、夏にはもってこいの素晴らしいところだった。銚子の大滝、奥入瀬中最も大きな滝、水しぶきが遠くまで飛んでくる。
7月25日 青森までバスで移動。浅虫高野山ユースで泊まる。
7月26日 下北半島尻屋崎へ。そして、霊場恐山は異様な雰囲気。昨日まで祭りだったとか。小さな小屋の中に風呂があった。試しに入ってみた。気がつくと格子越しに見物客。本州最北端、大間崎ユースホステルに泊まる。ユースから夕日を見に行く。もう沈み始めていて、走って海岸まで来ると、ほんの少し残っていた。
7月27日 仏ヶ浦、長い長い時間をかけて船でようやくたどり着く。変な大きな岩の他何もない。ポンチョを着たとたん、雨はやんだ。久慈まで電車に乗る。大久喜ユースホステルに泊まる。
7月28日 三陸海岸をバスで南下する。観光バスではないが、スポットで暫く停車してくれる。北山崎の眺めは最高。長い長い階段急いでバスに戻らないと、次のバスは明日になるかも。日本三大鍾乳洞の一つ岩泉町龍泉洞、長い行列、長い階段、深い深い水。地底湖水深120m。陸中海岸宮古末広館に泊まる。
7月29日 中尊寺金色堂、兵どもが夢の跡。毛越寺きれいな庭園。陸前高田ユースに泊まる。カヌーに初挑戦。転覆に備えてオールで水の中へグルリと1回転の訓練。
7月30日 碁石海岸の遊歩道を歩く。きれいな海岸線が続く。海はすぐそこ、しかし、下には降りられなかった。碁石のような島が浮かんでいる。
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