TPP亡国論
2012年06月30日(土)
中野剛志著
集英社新書
2011年3月22日発行
760円
著者が、誰にでも手に入れられる情報をもとにし、誰にでも納得できるような論理を用いて、日本のTPPへの参加について反対し、その根拠を述べている。TPPに関する是非の議論を通じて、日本人の思考回路を束縛し、戦略的に考えられないようにしているブレーカーの存在を示し、日本人の戦略的思考回路を回復させる提案をしている。また、リーマンショック後の世界の構造変化や、日本が直面している問題の根本を解説している。 続きを読む
国税通則法改正後の税務調査の変容と対応
2012年07月07日(土)
税理士 岡田俊明著
月刊保団連 「保険医の経営と税務」
2012年2月2日発行
1500円
来年からの税務調査に備えて国税通則法の改正点を理解し、基礎知識を高めよう。医療現場への影響も考え、分からないことは税理士さんに相談しましょう。
改正国税通則法が2011年11月30日に成立、12月2日に公布された。
2013年1月1日以降の施行。 続きを読む
自分の頭で考える日本の論点 3
2021年02月07日(日)
出口治明著
立命館アジア太平洋大学学長、ライフネット生命創業者
幻冬舎新書
2020年11月25日発行
1100円
自分の頭で考える日本の論点 1
kojima-dental-office.net/blog/20210126-14561#more-14561
自分の頭で考える日本の論点 2
kojima-dental-office.net/blog/20210203-14589#more-14589 続きを読む
体温を上げると健康になる
2010年01月10日(日)
斉藤真嗣著
サンマーク出版
1400円
2009年3月25日発行
「低体温」がなぜ起きるのでしょうか、そして低体温だとなぜ病気を招いてしまうのでしょうか、最新の医学知識を盛り込みながら説明すると共に、低体温を改善し、健康な体を手に入れるための、最も効果的な方法を述べたものです。
自分の平熱を知っていますか。 続きを読む
精神科医はどのように話を聴くのか
2019年01月29日(火)
著者 藤本修
2010年12月10日発行
平凡社
1400円
精神科医の聴き方の特徴とは
傾聴するという事が大切。目的は3つ。1つ目は、患者さんの心に起こっている変化をできるだけしっかりと把握し、患者さんの評価を行う。2つ目は、傾聴することが今後の治療に繋がる。患者さんが感じることにより、治療へと広げていく。3つ目は、傾聴の内容は診療という枠組みを離れないものに限るということを明らかにすること。
語られている内容について、同意できなくても不安な状態に陥っているのは理解できる、適切な共感を示していくことが大切。 続きを読む
月刊朝礼が本気で考えた朝礼ネタ
2020年02月09日(日)
「月刊朝礼」編集部
サンマーク出版
2019年10月10日発行
1200円
1分スピーチで職場が活性化。渾身の105選。ふーんと感心する、なるほど思うネタ勢揃い。毎日の朝礼だけで「スピーチ力、コミュニケーション力、教養」が身につく。言いたいことをまとめ、印象に残るように話すことこそがスピーチ力。朝礼は各自の考え方・価値観を共有する時間。そこから会話が増え、コミュニケーション力まで向上する。興味のある話をメモし、後から詳しく調べることで、自分の知識となる。 続きを読む
世界を知る力
2010年05月26日(水)
寺島実郎著
PHP新書
2010年1月5日発行
720円
アメリカの一極支配に陰りが見えてきた今、これからを考える時に読むべき1冊ではないかと思う。過去の事実を客観的に振り返り、空虚なマネーゲームと訣別し、技術を育て事業を育てる、「育てる資本主義」こそが、日本の進むべき道であると思う。 続きを読む
人口減少危機論のウソ
2018年12月13日(木)
未来年表
著者 高橋洋一
大蔵省(現・財務省)にて「ふるさと納税」や「ねんきん定期便」を提案
扶桑社
2018年11月1日発行
800円
都市に住む官僚やマクロ経済から見れば、人口が減少しても何も問題はない。しかし、過疎に悩む地域やミクロ経済には深刻な問題。4万年前、子供の少ないネアンデルタール人が絶滅し、たくさん子供を産めたホモ・サピエンスは生き残った。
絶滅の人類史
kojima-dental-office.net/blog/20181110-10692#more-10692 続きを読む
不摂生でも病気にならない人の習慣
2021年08月16日(月)
我慢は万病のもと!
なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか?
小林弘幸著
2020年2月4日発行
小学館
840円
医療格差や健康格差の場合、自身の肉体や健康に関する正しい情報や知識を高めることによって、いつでも誰でも、「下流」から「上流」へと駆け上がれる。それが低いままだと、メディア側の興味を煽る巧みな技術によって、誤った、不適当な情報を信じ込み、かえって体調を悪化させることにもなりかねない。自分にとって相応しいか相応しくないか、自分でジャッジできる判断力を身につけるしかない。
自分を律するばかりが健康な生活ではない。「ダメな自分」を受け入れ、それを補う智恵を学んでおくことが重要。
私の専門である「自律神経」や「腸」にとってプラスなことを厳選し、私なりの「許す解決法」を提案している。自律神経が血管をコントロールし、腸内環境が血流を良くする。 続きを読む
露の身ながら
2008年12月25日(木)
往復書簡
いのちへの対話
多田富雄 免疫学者
2001年 5月、脳梗塞で倒れ声を失い右半身不随となる
抑制T細胞を発見
柳澤桂子 遺伝学者
T遺伝子の研究
1969年原因不明の難病
集英社
2004年4月発行
四六判 269頁
1,470円(税込み)
障害者一年目と、病床三〇年の往復書簡である。不自由な体でワープロを打ちながら書かれた一字一句に感動を覚える。気持ちの整理が付いて、次第に自分のことから、違った立場から生命科学を学んだもの同士でお互いに意見を述べあうようになり、生物学の解説を超えて、現代の科学、人間の生死や文明についての深い哲学的洞察が見られるようになる。このエネルギーはどこから来るのだろうか。 続きを読む