スペイン、ポルトガルの旅
2019年02月27日(水)
31.2.17.~27.
情熱の国スペイン・ポルトガルへ。歴史や生き方を下調べ。排除の今が目指すのは、異民族の共存と文化交流ではないか。イスラムのモスクを教会へ改修(左の写真はメスキータ)やイスラムの煉瓦とキリストの石を共存させるムデハル様式の壁、フラメンコやファド。8つの世界遺産も。
今回は29名のツアー。バルセロナからコルドバの高速鉄道以外は観光バス移動。スペインもポルトガルも、現地ガイドを付けないと団体では歩けない法律があるため、添乗員や日本語ガイドと合わせ3人体制。お天気にに恵まれ、素晴らしい旅となった。青空に映える写真も。しかし、長時間のフライトやバス移動には身体がついて行けなくなってきた。また、次回は、ナザレやトレドなどで宿泊し、周囲を散歩したり、買い物したり、のんびりした自由な時間を持ちたい。 情熱でたどるスペイン史
kojima-dental-office.net/blog/20190217-11177
16世紀以降、海外の富を国内産業に注がず、建物などに注ぎ込む。衰退の一途をたどっていたが、最近それが観光としてめざましく注目を浴びている。独立して間もない国、言葉も文化も違う国スペイン。
2/17(日)
午後、電車にて成田空港へ。夕食と両替後、ホテルに前泊。
ホテル日航成田
www.nikko-narita.com/
2/18(月)
朝食後、ホテルから送迎バスにて成田空港へ。受付、荷物預け、手荷物検査後、出国審査は機械による顔認証ゲートになった。パスポートに証印ももらう。さくらラウンジにて寛ぐ。日本航空にてヘルシンキまで約10時間30分の空の旅。食事2回、昼はサーモンの豆乳クリーム煮込みとハーゲンダッツのアイスクリーム、到着前にミネストローネ。映画3本、落語2席。ヘルシンキに到着、EUへの入国審査も機械による顔認証ゲート、パスポートにヘルシンキの証印(スペインではない)。フィンランド航空では、食事が有料なので、空港内でヨーグルトを食べる、バナナも買う。スナプキンのブックマーカーをお土産。バルセロナまでの空の旅。約4時間も乗るのに座席前に映画などの設備無し(国内線扱い)。退屈。飲み物も1回、ジュース、水、コーヒー以外は有料。到着後バスにてホテル。シャワーを浴び、就寝。
FROT MARITIM(バルセロナのホテル2連泊)
www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g187497-d228621-Reviews-Hotel_Front_Maritim-Barcelona_Catalonia.html
そして、いよいよ、バルセロナ市内観光。ガウディの構想の素晴らしさ。先ずは、ガウディが設計した住宅地、後にバルセロナ市民の憩いの場となるグエル公園。ミモザの花がきれい。回廊は古代文明へタイムスリップ。広場を支える斜めの支柱は同じものが一つとない個性派揃い。耐震は大丈夫かな。地震はないと言い切る。モザイク装飾や粉砕ガラスが綺麗。ドラゴンも超人気。
予約必須、入れない人も多い。時間厳守。バスの駐車場も予約必要。
バルセロナのタクシーは台数が限定されていて、許可証が約2000万円で売買されているとか。3000万くらいになったことも。
ガウディ
tabinaka.co.jp/magazine/articles/38199
グエル公園
architecture-tour.com/world/spain/park-guell/
今も現役のサン・パウ病院に立ち寄る。コンセプトが「患者を建築の力で癒そう」、病に伏した患者やその家族の心も癒すという考え。周辺の街の構成に対して、斜め45度方角を変えて設計されている事。理由は病棟の入り口を南北方向とする事で、海風による建物内の換気を図り、太陽光を取り入れるため。サン・パウ病院から斜め45度方角の先にはサグラダ・ファミリア教会。
スペインの医療は全て窓口無料(歯科を除く)、入院も。心臓移植なども。ただし、病院が決められる、手術によっては3年待ち。民間保険であれば、指定の病院で待たずに治療を受けられる。入院は個室、シャワー付き、食事も選べる。福祉も充実、子供3人になると、毎日4時間ほどの無料家事手伝い制度がある。女性の閣僚が多く(11人中7人で世界一)、女性目線の政策か。
サン・パウ病院
kamimura.com/?p=7980
女性閣僚の比率の国際比較(2019年 年初)
www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019031301001208.html
女性閣僚の比率の国際比較(2017年)
www.globalnote.jp/post-14079.html
次は、ガウディの世界遺産マンション、「ラ・ペドレラ」の名で親しまれるカサ・ミラまで歩く。ぺドレラとは、「石切り場」という意味。海をイメージしたガウディ建築の傑作、カサ・パトリョは、工事中のため車窓から。
カサ・ミラ
jp.pokke.in/casa-mila/
カサ・パトリョ
kamimura.com/?p=8051
昼食は、ヨット(バルセロナオリンピック会場)が見えるレストランで海鮮パエリア、4人前。イカが美味い。カタルーニャ地方で食べられているパンコントマテ、トマトペーストを塗りつけたパン。外は夏の日差し、サングラス。
午後、ガウディの最高傑作、世界遺産 サクラダ・ファミリア。1882年着工、模型を見る限り、まだまだ完成は遠い(グレイが現在、クリーム色が未完成部分)。設計図を描かない建築法、自然をモチーフにした美しく流れる曲線。亀の口からは雨の排水も考えられている。正面玄関上の外壁中央部の「生誕のファザード」「ハープを奏でる天使」を日本人彫刻家、外尾悦郎氏に委ねられた。出口は弟子の作品と明らかに分かるように角張っている。館内の柱も凄い、ステンドグラスと光にも感動。午前中は寒色系、午後は暖色系。鐘楼をエレベーターで登る、時間予約制、6人ずつ。頂上は見晴らしよく、作品が身近に観られる。下りは歩き、下の方はらせん階段。池の向こう側から全景写真。逆光、撮影は午前中がいいかも。
サクラダ・ファミリア
www.nta.co.jp/media/tripa/articles/ajZLF
夕方、カタルーニャ広場で解散、1時間半ほど自由時間。ランブラス通りを散策。先ず、カテドラル、少し迷う、入り口は?厳かな教会。ステンドグラスが綺麗。次に、活気あるサン・ジョセップ市場。凄いにぎわい。アーモンドとイチゴ5粒を買う。スーパーマーケットに立ち寄り、イベリコ豚味のポテトチップとプラム2個を買う。
ランブラス通り
www.travelbook.co.jp/topic/1165
夕食(ビーフシチュー)後、ホテルへ。明日は朝早いので、早々に荷造りして就寝。
2/20(水)
朝早く集合してバスにてサッツ駅へ。トランク、手荷物検査、身体検査を飛行機と同じように1時間前に受け、駅構内へ。30分前に改札、プラットホームへ。大きなトランクを力合わせて上の網棚へ。バルセロナからコルドバまでのスペイン高速鉄道AVE4時間45分の旅。お弁当プラス昨日買ったイチゴとプラム。イチゴは日本と思っていたが、イチゴらしい美味しいイチゴ。
到着後、バスに荷物を積み、世界遺産コルドバの街を歩いて昼食へ。ジャガイモのオムレツ、豚のシチュー、バナナ。
いよいよ、異民族の共存と文化交流、巨大モスク メスキータ。イスラム建築の最大のモニュメントの一つ。メッカのモスクに次ぐ大きさ。イトスギが出迎えてくれる。イスラム(モスク)建築の壮大さと、それを改修したキリスト教の寛容さ。力と技術に圧倒される。天井は松の木。8:2でイスラム部分が多く残る。ローマから運ばれた2千年前の大理石柱を使い8世紀にイスラムによって建てられたモスクを、13世紀にキリスト教徒が壊さず改修。歴史と権力、ロマンを感じる。多くの出入り口は改修時にふさがれた。
旧ユダヤ人街、花の小径にも歩いていく。振り返るとメスキータ。タイルの鍋敷きをお土産に。
専用バスにて、コルドバ~グラナダへ、約3時間。ホテルにて夕食後、アルバイシン地区へ。“情熱の舞”洞窟フラメンコショー。心の奥底からの魂の激しいの歌、ギター、ダンス。観客との一体感、血湧き肉躍る。
お店を出て、少し歩くと、アルハンブラ宮殿のライトアップが綺麗。幻想的。長い長い一日だった。
ALIXARES ホテル(グラナダ)
www.jtb.co.jp/kaigai_fit/fr/v2/hotel/1015392/index.html;jsessionid=F7F984A50B421D9FD43838034050D2D0
洞窟フラメンコショー
www.travel.co.jp/guide/article/12516/
2/21(木)
朝食を早々に、バスに荷物を積み、レコンキスタ完了の地 グラナダ観光。ホテルから歩いてイスラム文化と芸術の結晶、世界遺産 アルハンブラ宮殿へ。イスラムの象徴、煉瓦の城壁が出迎えてくれる。砂漠の民が驚いた豊富な水を利用した素晴らしい発想や技術。気が遠くなる、彫り込まれた壁面やタイル模様に見られる幾何学の発達。天井の寄せ木細工や瓦も素晴らしい。昨日フラメンコショーを見たアルバイシン地区が見渡せる。
アルハンブラ宮殿
www.travel.co.jp/guide/article/18032/
宮殿の外へ。城塞都市内には貴族の館やホテル、モスク、市場、庭園など。版画と寄せ木細工をお土産に。ピッタリくっついていた20ユーロを多いよと言って返してくれた。サン・ニコラス展望台から眺めるアルハンブラ宮殿は、絶景。アーモンドの花が綺麗。
闘牛場の一角で少し早めのランチ、小皿料理。大学生の飛び入り、マンドリン、ギター、ボーカル。CD購入、10ユーロ。
グラナダ~アンダルシアの州都セルビアへバスにて約3時間30分。夕方、セルビア市内観光。先ず、万博会場にもなったスペイン広場。タイルが綺麗。朝寒く上下極暖の下着をまとったから、日差しが強く21度を超えるとダウンを脱いでも暑い。
スペイン広場
video-curation.com/blog/3995/#r2
闘牛場(セビリアの有名闘牛士、CURRO ROMEROの銅像)を横目に歩いてスペイン最大の規模を誇る世界遺産 カテドラルと、モスクの面影 ヒラルダの塔へ。世界で三番目に大きい大聖堂、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぐ。イスラム独特の煉瓦の入り口を塞いで教会に。アイスクリームでひと休み。路地が素敵。中庭が涼しげ。ムリーリョ公園内の探検家コロンブスの記念碑。
カテドラル
tabijozu.com/seville-catedral
ホテルに到着。夕食には間があるので、近くのスーパーマーケットへ。野菜も果物もクルミも量り売り。
VERTICE(セルビアのホテル)
4travel.jp/os_hotel_each_tips-10171117.html
2/22(金)
朝食後、バスに乗り、途中休憩を挟んで国境を越え、天正遣欧少年使節も訪れたポルトガルのエヴォラへ、約4時間30分。時差を1時間戻す。サン・フランシスコ教会の人骨堂の脇の坂道を歩き、エヴォラの小さなお店でランチ。でも素晴らしかった。タイルが綺麗。雰囲気、見晴らしは最高。アサリとポーク。デザートはカステラ。
エヴォラ
4travel.jp/travelogue/10874977
因みに、ガイドによると、トイレ休憩は日本人が2.5時間に1回、ゲルマン人が4時間、ラテン人は6時間だそうだ。
バスにて、エヴォラからリスボンまで約1時間40分。
夕方、リスボン市内観光。先ず、世界遺産 ジェロニモス修道院。回廊と教会。建築資金は最初バスコ・ダ・ガマが持ち帰った香辛料の売却による莫大な利益。回廊部分の天井や柱・窓のアーチには、マヌエル様式の特徴ともいわれる、 珊瑚・貝・花・鳥・ロープ・鎖など、 海や異国にまつわるモチーフがびっしり。
そして、サンタ・マリア教会。ヤシの木をイメージした非常に高い柱、美しいステンドグラス。ヴァスコ・ダ・ガマのお棺。
ジェロニモス修道院
etravel.ciao.jp/travel/2016/09/18/post-1210/
出入りする船を監視する水上要塞、ペレンの塔へ。波がハンパなく、渡る橋でテージョ川の水をかぶる人もいた。天気はよかったが逆光。
大航海時代に活躍した人たちが並ぶ、発見のモニュメントへ。インド航路を発見したバスコ・ダ・ガマ、世界一周をしたマゼラン、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルなどなど。ポルトガルが日本を発見した1541年。
発見のモニュメント
ungaisoten.com/tag/%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A1%94/
リスボン名物の路面電車、かなりの急勾配、超満員。歩く人もいるが、市民の足でもある。落書きが凄い。プロの作品も。頂上、アルカンタラ展望台から市内を一望、絶景。白壁にオレンジの屋根。消臭力のCMでも有名。
ホテル到着、少し休憩して、ファドディナーショー。夕食、民族舞踊の後に、ワインを飲みながら楽しみにしていた哀愁のファド。伴奏は、軽やかな12弦のポルトガルギター(ギターラ)と、ヴィオラ(クラシック・ギター)。心に響き余韻に浸る。久保田早紀の「異邦人」が思い出される。
MARRIOTT(リスボンのホテル)
www.marriott.co.jp/hotels/travel/lispt-lisbon-marriott-hotel/
ファド
www.worldfolksong.com/songbook/term/01/fado.htm
2/23(土)
朝食に蜂蜜が。バスにてユーラシア大陸最西端 ロカ岬へ向かう。遠くまで来たもんだ。断崖絶壁、海の向こうはアメリカ。岬一面に春に植えるリビングストーンデージーが咲いていた。まだお土産やさんは閉まっていた。労働は義務でなく、神に与えた罰と教えられている国。外掃除をしているが、開けることは無かった。
バスに20分ほど乗って、かっての王家の夏の離宮、世界遺産 シントラの王宮へ。青色のアズレージョが美しい。タイルに直接色を付けることが可能となったマヨリカ焼き。建物の強度を考えて上を軽くするために、バイキングの船底から発想された木の天井。ベットの天蓋は、埃だけでなく落ちてる虫から身を守るためにも必要だった。台所もお風呂も清潔第一を考えてタイルに。中庭の窓からも光をよく考えて取り込んでいた。坂や小さな脇道の多い商店街をわずかな時間に散策。
シントラの王宮
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E5%AE%AE%E6%AE%BF
アズレージョ
wondertrip.jp/91221/
バスにて、シントラからナザレまで約2時間15分。浜辺沿いは大混雑、カーニバルかと思ったら、練習だった、お祭り好き。昼食は、魚介のスープ、鰯のグリル、なかなか美味い。3匹もある。我が家の猫も喜びそう。のどかな漁師町ナザレの街並みを散策。今回の旅で一番良いところ。次回は2,3泊したい。お土産に、コルクの帽子とテ-ブルクロスを買う。待合室に。人が陽気で優しい。スペインに比べると、とにかく安い。
ナザレ
www.ab-road.net/europe/portugal/nazare/
バスにて、ナザレ~ポルト、約3時間。ポルトガル第2の都市、ポルト。スペインもポルトガルも松の木が日本の枝振りと違って、なぜ丸くなるのか不思議。夕食まで時間があるので、スーパーマーケットへ。
AXIS PORTO(ポルトのホテル)
hotels.his-j.com/HotelDetail/OPO00093.aspx
2/24(日)
朝食後、ドウロ川の北岸の丘陵地に築かれた街ポルト歴史地区を観光。先ず、リベルダーテ広場にバスを駐める。コブシの花が綺麗。アズレージョが美しいサン・ベント駅まで歩く。重厚感漂うクラシカルな外観。世界で最も美しい駅と言われている。アズレージョとは、ポルトガル伝統の装飾タイルのこと。見事、いい仕事している。
サン・ベント駅
gotrip.jp/2016/11/48199/
ドーロ川沿いの駐車場に駐めて、坂道を歩いてサンフランチェスコ教会へ。植民地だったブラジルから金が運ばれた。
サンフランチェスコ教会
worldheritagesite.xyz/contents/sao-francisco-church/
ドン・ルイス1世橋を歩いてみる。高架橋技師エッフェルの弟子により建設された、1886年建造の二重構造橋。上層はメトロ、下層は自動車が走る。18世紀に繁栄したポルトの富、ポートワインを運んだ船が川沿いに見える。町並みもきれい。電車道も自己責任。
専用バスにて、ポルトから再び国境を越え、サマランカへ。途中の街グァルダ(ポルトガル)にて昼食、蛸のリゾット。ドライブインでも休憩。荒涼たる原野は自然の厳しさを伝えている。
夕方、スペイン一美しいと称されるマヨール広場に到着。思い思いに楽しんでいる。バルでトイレをかりた後、ガイドさんたちと歩いて『銀の道』の中継地点として整えられた世界遺産サマランカ旧市街を観光。カテドラルを目指して。15世紀後半に建設されたゴシック様式の貴族の邸宅、貝の家を通り、スペイン最古の大学、サラマンカ大学。コロンブスも学んだ、正門で1枚。道路には目印。新旧カテドラルに到着。司教座を有する聖堂のこと。イタリアではドゥオモ。旧カテドラル(ロマネスク様式)は12世紀、新カテドラル(ゴシック建築)は16世紀から18世紀にかけて建てられた。手狭になったので、新カテドラル建てたとか。
サマランカ
armdivcl.hatenablog.com/entry/2016/04/30/180516
サラマンカ大学
japanstudyabroad.org/?p=1061
建築様式
deo.o.oo7.jp/construction/study/top.html
バスにて、サマランカ~マドリッド、約3時間。夜、ホテルに到着後、食事。
TRYP MADRID AIRPORT SUITES(マドリッドのホテル)2連泊
www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g187514-d4427432-Reviews-Tryp_Madrid_Airport_Suites-Madrid.html
2/25(月)
朝食後にのんびり、バスにてマドリッド観光、初めての大渋滞。スペイン広場に立ち寄る。スペインの文豪、セルバンテスの小説の主人公ドン・キホーテと従者サンチョ・パンサの像。
そして、プラド美術館へ。手荷物検査を受ける。ベラスケス、ゴヤ等のスペイン絵画。宗教画→王家、貴族の肖像画→民衆の絵画と順に観ていく。世界3大名画の一つ、ベラスケス作の「ラス・メニーナス(女官たち)」をゆっくり鑑賞。前後に移動して観る、光の空気感を感じる。写実の素晴らしさ。真ん前で観るのではない。先ず、遠くからどんどん近づいていくことが大切。王様が鏡の中に現れ、被写体であることが分かる。情景が見えてくる。足蹴を耐える犬。横からと奥からさす光。コヤや、エル・グレコが霞んだ。また、フランシスコ・デ・ゴヤ『裸のマハ』と『着衣のマハ』の顔の表情を比較する。楽しく、ユーモアたっぷりの専属ガイドならではの解説だった。
王宮に立ち寄る。
プラド美術館
www.esmadrid.com/ja/kankoujouhou/museo-del-prado
バスにて、マドリッド~トレド、約1時間。先ず、トレドを望む高台へ。絶景。そして、エスカレーター5基を乗り継いで、首都として君臨し続けてきた古都トレド市内を観光。ガイドの案内が無ければ分からない迷路。イスラムの煉瓦、キリストの石が混在する、異民族の共存と文化交流を象徴するムデハル様式の建物が多く見られる。スペインから追放されても、ユダヤの象徴、ダビデの星が残っている。エル・グレコの最高傑作『オルガス伯の埋葬』を所蔵するサント・トメ教会へ。世界3大名画の一つが、この小さな教会に飾られ、ここに門外不出となっている。実際に、この教会で葬儀も行われ、名画が飾られている目の前の場所に棺がおかれていた。目線が合う2人がグレコ自身と息子。グレコの息子の洋服のポケットには、グレコのサインと息子の生年が書かれたハンカチが入っている。天使が伯爵の魂を抱え上げている。この場所は撮影できないが、教会内部は撮影できた。曲がりくねった細い路地を迷子にならないように後を就いて歩く。そして、カテドラル(トレド大聖堂)へ。スペインのカトリックの総本山である大聖堂で、正式名称をサンタ・マリア・デ・トレド大聖堂。
トレド
www.hankyu-travel.com/heritage/spain/toledo.php
サント・トメ教会
worldheritagesite.xyz/contents/iglesia-de-santo-tome/
バスにて、ホテルに戻り、夕食。カバ(スペインのスパークリングワイン、フランスならシャンパン)を似つかわしくないグラスで飲む。
2/26(火)
朝食後、素早く用意して、バスにて空港へ。マドリッド空港の天井は竹製、和風。いろいろ手続きを済ませてスペインを離陸。ヘルシンキ空港のラウンジが工事中のため、1人30ユーロのお買い物券。スモークチーズと野菜サラダ、それにシャンパン、今回で一番美味しい、気分最高、そして、ムーミン家族のマグネットもお土産に。
2/27(水)
成田到着後、ツアーの皆さんとお別れし、電車を乗り継ぎ無事に帰宅。参考までに、地図、違う行程もあるけれど。
クラブツーリズム はじめてのスペイン・ポルトガル10日間
tour.club-t.com/tour/detail?ToCd=TD&p_company_cd=1002000&p_from=800000&p_baitai=906&p_baitai_web=906&p_course_no=1153954
□8つの世界遺産へ
①コルドバ歴史地区
②グラナダ
③セビリア歴史地区
④リスボンのジェロニモス修道院
⑤シントラ王宮
⑥ポルト歴史地区
⑦サラマンカ歴史地区
⑧トレドの旧市街
□絶景体験へ
①アルハンブラ宮殿の夜景鑑賞
②リスボン名物の路面電車の乗車体験&市内を一望するアルカンタラ展望台
③ユーラシア大陸最西端のロカ岬
④漁師町ナザレの展望台
⑤ポルトの町を一望するドン・ルイス1世橋ウォーク
◆グラナダでは迫力のフラメンコショー
◆ポルトガルの伝統芸能・郷愁のファドディナーショー
行程
2/17(日)
金沢 13:46 かがやき530 16:20 東京 17:03 成田エクスプレス43 17:57 成田空港
夕食と両替
送迎バス 20分間隔 第2ターミナル1階33番乗り場
ホテル日航成田
2/18(月)
7:00 ワンコイン朝食
ホテルから送迎バス 20分間隔
8:30 受付 クラブツーリズム eチケット、航空券及び諸々を受け取る
(成田国際空港 第2ターミナル 3階 北団体カウンター16~19番)
プレミアムエコノミー Mカウンターにて荷物預け
手荷物検査 出国審査(機械による顔認証ゲート)
さくらラウンジにて寛ぐ
11:10 61ゲート
11:30 成田空港発 JAL0413 滑走路混雑のため離陸が10分遅れる
15:00 ヘルシンキ着 約10時間30分(時差-7時間)
手荷物検査 EUへの入国審査(機械による顔認証ゲート)
16:55 31Dゲート
17:25 ヘルシンキ発 AY1653 フィンランド航空
20:20 バルセロナ着 約3時間55分(時差-8時間)
トランクを受け取る
バスにてホテルまで30分
FROT MARITIM(バルセロナのホテル2連泊)
2/19(火)
7:00 朝食
9:30 集合
終日 バルセロナ市内観光
10:00~12:00
・バルセロナ市民の憩いの場 グエル公園(入場)
・サン・パウ病院
・カサ・ミラ(下車) ガウディの世界遺産マンション
・カサ・パトリョ (工事中のため車窓から)
昼食 海鮮パエリア
ヨット(バルセロナオリンピック会場)が見えるレストランで
14:00~16:00
・ガウディの最高傑作 世界遺産 サクラダ・ファミリア(入場)
鐘楼にも登る
16:30~18:00 自由時間
・カテドラル
・サン・ジョセップ市場
・スーパーマーケット
19:00 夕食後、ホテルへ
2/20(水)
7:00 集合
7:30 サッツ駅 荷物検査 駅構内へ
8:00 プラットホーム
8:30 バルセロナ発 スペイン高速鉄道AVE 朝食お弁当
13:13 コルドバ着 4時間45分
13:30 到着後、昼食
14:30~16:00 専用バスにて、世界遺産コルドバ市内観光
巨大モスク メスキータ(入場)
花の小径(下車)
16:20~19:20 専用バスにて、コルドバ~グラナダ 約225km
ALIXARES ホテル(グラナダ)
19:30 ホテルにて夕食
20:30 バス
“情熱の舞”フラメンコショー
アルハンブラ宮殿のライトアップ
2/21(木)
7:00 朝食
8:10 集合
8:30~11:00 世界遺産 アルハンブラ宮殿(入場)
専用バスにて闘牛場へ移動
11:30~ 昼食
13:00~16:30 専用バスにて、グラナダ~アンダルシアの州都セルビア
約260km 約3時間30分
夕方、セルビア市内観光
・スペイン広場 万博会場
・スペイン最大の規模を誇る 世界遺産 カテドラル(下車)
・モスクの面影 ヒラルダの塔
18:30 VERTICE(セルビアのホテル)到着
スーパーマーケットへ買い物
19:30 夕食
2/22(金)
7:00 朝食
8:30 出発
専用バスにて、セルビア 国境を越え エヴォラ
約280km 約4時間30分
12:00(ポルトガル時差-9時間、スペイン時間だと13:00)
エヴォラにて昼食
13:30 専用バスにて、エヴォラ~リスボン
約135km 1時間40分
15:00~ リスボン市内観光
・世界遺産 ジェロニモス修道院(入場)
・ペレンの塔(下車)
・発見のモニュメント(下車)
・路面電車に乗り、アルカンタラ展望台
18:40 ホテル着 MARRIOTT(リスボンのホテル)
19:30~22:30
・哀愁のファドディナーショー
2/23(土)
7:00 朝食
8:00 集合
8:00~8:50 専用バスにてリスボン~ロカ岬 約40km 約1時間
・ユーラシア大陸最西端 ロカ岬 (下車)
9:20~9:50 専用バスにて、ロカ岬~シントラ 約11km 約20分
・世界遺産 シントラの王宮(入場)
11:30~13:45 専用バスにて、シントラ~ナザレ 約135km 約2時間15分
ナザレにて昼食 鰯のグリル
・のどかな漁師町ナザレの街並みを散策
・町を見下ろす展望台
15:25~18:15 専用バスにて、ナザレ~ポルト 約210km 約3時間
AXIS PORTO(ポルトのホテル)
19:50 夕食
2/24(日)
7:00 朝食
8:00 集合
8:00~9:50 専用バスにて、ポルト歴史地区観光
・アズレージョが美しいサン・ベント駅(下車)
・サンフランチェスコ教会(下車)
・ドン・ルイス1世橋ウォーク
9:50~16:30(時差1時間) 専用バスにて、ポルトから再び国境を越え、サマランカ
約350km 約4時間
12:30~13:45 途中の街グァルダ(ポルトガル)にて昼食 蛸のリゾット
16:30~17:40
『銀の道』の中継地点として整えられた世界遺産サマランカ旧市街観光
・スペイン一美しいと称されるマヨール広場(下車)
・新旧カテドラル(下車)
・サマランカ大学
・貝の家(下車)
17:40~20:50 専用バスにて、サマランカ~マドリッド
約210km 約3時間
夜、ホテルにて食事
TRYP MADRID AIRPORT SUITES(マドリッドのホテル)2連泊
2/25(月)
7:00 朝食
9:00 集合 専用バスにて、マドリッド観光
・スペイン広場(下車)
・プラド美術館(入場)
・王宮(下車)
12:20~12:50 免税店
13:00~14:10 昼食
14:15~15:30 専用バスにて、マドリッド~トレド 約70km 約1時間
古都トレド市内観光
・トレドを望む高台
・サント・トメ教会(入場)
18:00~19:00 専用バスにて、ホテルに戻る
19:50 夕食
2/26(火)
7:00 朝食
7:45 集合
専用バスにて、空港へ
荷物預け 手荷物検査 出国審査
10:20 マドリッド発 AY1662(時差-8時間)
15:30 ヘルシンキ着 約4時間10分(時差-7時間)
17:25 ヘルシンキ発 JAL0414 プレミアムエコノミー
2/27(水)
10:00 成田空港着 約9時間35分
成田空港 10:48 成田エクスプレス14 11:44 東京 12:24 はくたか563 15:20 金沢
- カテゴリー
- 世界の旅