口腔内のアセスメントスケール
2026年01月10日(土)
expertnurse.jp/articles/id=14182
編集:松尾浩一郎 東京医科歯科大学大学院 地域・福祉口腔機能管理学分野 教授
編集・執筆:三鬼達人 藤田医科大学 ばんたね病院 看護部 看護部長、
摂食・嚥下障害看護認定看護師
施設入居者の口腔ケア計画を立てる時に、口腔清掃の自立度を判定する基準と口腔内状況の簡便な評価の2つを用いる。1週間ごとに再評価し、計画を見直す。
参考に 口腔機能維持管理体制加算
kojima-dental-office.net/20130216-720#more-720

A.BDR指標(口腔清掃の自立度判定基準)
「歯磨き(Brushing)」「義歯着脱(Denture wearing)」「うがい(Mouserinsing)」の3項目について、「自立」「一部介助」「全介助」で評価し、患者の口腔ケアへの自立度・協力度をアセスメントする指標。介入する部分を決定し、口腔ケア計画を立てる。スタッフ全員で統一した介入ができるように情報を共有する。
B.口腔内の状況を簡便に評価 OHAT
OHATは、オーストラリアの歯科医師Dr. Chalmersらが要介護高齢者の口腔をアセスメントするために作成した口腔アセスメントシート。日本語版(OHAT-J)3は、松尾らによって作成。OHATには口唇、舌、歯肉・粘膜、唾液、残存歯、義歯、口腔清掃、歯痛の8つの評価項目があり、アセスメントシートにそって、当てはまる問題をスコア化していく。評価項目が明確で、数値で評価できるため、誰でもが簡便、かつ適切に口腔内のアセスメントを実施することができる。
【OHATのポイント】
口腔ケア初日、ケア開始後から7日毎に実施。スコアに応じて口腔ケアプロトコルも見直す。
【事前準備】
評価を行う前に、患者や利用者に対して評価の目的や手順を説明し、同意を得ることが重要。評価に必要な道具(ライト、使い捨て手袋、鏡など)を準備する。
【患者の状態に配慮】
患者の状態や反応を観察し、無理な体勢や動作を避ける。患者が痛みや不快感を訴えた場合は、評価を一時中断し、対応を考える。
【客観的な評価】
個人の主観に左右されず、客観的に評価を行う。必要に応じて、歯科医師や歯科衛生士と意見交換を行い、一貫した評価を保つ。
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