小島歯科医院 名誉院長ブログ

在宅への訪問歯科診療講演会 11/17

2024年08月25日(日)


ご案内
 高齢化が進む中、当然ながら歯科医療、特に訪問診療の需要も大いに高まっており、患者から訪問依頼を受けることもあると思います。一方で、カルテの記載方法がわからない、医療保険と介護保険の給付調整等が複雑などの理由から、訪問診療をためらわれている会員も多いのではないでしょうか。今回は在宅歯科医療のエキスパートである森元主税先生をお呼びして、2024年の診療報酬改定も踏まえた歯科訪問診療を学ぶセミナーを企画しました。当日は症例やカルテ記載なども含めて解説いただきます。
 歯科医師、スタッフの皆さまもぜひ奮ってご参加ください。
 前回の講演会
kojima-dental-office.net/20180218-4060#more-4060
認知症と歯科疾患
 医科講師 大川義弘氏
      (城北クリニック院長、石川県保険医協会副会長)
 歯科講師 森元主税氏
      (森元歯科院長、保団連副会長、東京歯科保険医協会理事)

講演要旨(講師)より
 外来受診の患者さんは、いずれ通院できなくなります。その理由は様々で、要介護状態となることが主な原因と思われます。自院を受診していた患者が通院困難になった場合、かかりつけ歯科医は訪問診療へと移行しているのでしょうか?在宅で療養し、歯科診療から遠ざかった要介護高齢者の口腔状況や機能はどうなっているのか?悲惨な状態であると想像できます。
 しかし、歯科診療所は、まだまだ訪問歯科への取り組みが進んでいない現状。訪問歯科の要望は年々高まっているというのに・・・
 過去、自院受診の患者さんからの要請で、訪問歯科の経験がある歯科診療所は、かなりあると思います。
 しかし、その後、訪問歯科の要請がないとか、時間がないとか、積極的に取り組まれてこなかった所が多いのではないでしょうか。その背景には、「介護保険」との関係、つまり、在宅で療養している要介護者には多職種が関わっていることが挙げられると思います。
 今回の講演は、訪問歯科に取り組まない、取り組めない「壁」は、何が原因なのかをご参加の先生方と一緒に考えてみたいと思います。当日は在宅への訪問歯科診療に限定し、基本的な「医療保険」「介護保険」の点数の算定、症例(カルテ記載)等をお話します。
 なお、当日は保団連発行「歯科保険診療の研究」2024年6月版(赤本)を使いますので、忘れないようにご持参ください。
 また、事前に57~92ページをよく熟読して、ご参加ください。

2024年改定を踏まえた
 今日からできる歯科『訪問』診療
~保険で良い歯科医療の拡大に向けて~
講師:森元主税氏(東京都・森元歯科医院院長)
    東京歯科保険医協会理事、全国保険医団体連合会副会長
日時:11月17日(日)午前10時~12時30分
場所:近江町交流プラザ 研修室1(金沢市青草町88近江町いちば館4階)
対象:石川県保険医協会会員の歯科医師及びスタッフ
定員;先着40名
  ※お申込された方には受講者向け事前アンケートをお送りします。
    ご回答にご協力ください。
参加費:無料(要申込)
申込方法 詳しくは森元先生講演チラシ
主催:石川県保険医協会
  〒920-0853 金沢市本町2-11-7  金沢フコク生命駅前ビル7階
  TEL 076-222-5373
  FAX 076-231-5156  
  Email  ishikawa-hok@doc-net.or.jp

修了証について
 本講演会は、「小児口腔機能管理料の注3に規定する口腔管理体制強化加算(口管強)」の施設基準に定められた「歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(根面う蝕及び口腔機能の管理)に関する研修」及び、「口管強」、「在宅療養支援歯科診療所(歯援診)」の施設基準に定められた「高齢者の心身の特性に関する研修」に位置づけています。最後まで受講された方に修了証を発行いたします。なお、希望される方は以下の①、②を必ずお守りください。お守りいただけない場合は、いかなる理由があっても修了証は発行できませんので、ご承知おきください。
 ①修了証の発行対象は保険医協会会員ご本人に限ります。未入会の場合には、事前にご入会手続きをお願いいたします。
 ②遅刻および途中退出された場合は発行いたしかねます。

 

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