小島歯科医院 名誉院長ブログ

指しゃぶりによる開咬

2017年02月09日(木)


27.6.20.A 指しゃぶりは、保育園・幼稚園の入園などをきっかけにやめていくが、5歳過ぎても続いていれば歯科医へ相談してください。特に、歯列や顎骨に異常があれば、治療が必要になる。習癖を克服し、姿勢や食べ方の改善による舌や口唇など口腔周囲の筋肉を正しく使えるようにしていく。今回はT4Kを一助とした。
 開口は口を開けること
 開咬は、不正咬合の一つ、上下歯列の垂直方向の不正咬合

 指しゃぶりについての考え方 小児科と小児歯科の保健検討委員会
www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_05.html#pro05

症例
患者  6歳 男性
初診  平成27年6月6日
主訴  歯並びを治したい
現症  B~Bが開咬
    隣接する乳歯が離開していない
     (永久歯に生え替わった時にスペース不足が予想される)
    指しゃぶりや爪を噛む習癖がある
    上口唇が山形
    鼻づまり、習慣性口呼吸
治療計画 指しゃぶりを自覚する
     食姿勢や食べ方の改善
     T4Kを日中1時間装着して口唇閉鎖・鼻呼吸と舌訓練
     T4Kを夜間装着して指しゃぶりを防止する
     鼻呼吸の練習

経過
 6/20 食姿勢や食べ方に問題が多い
                      舌打ちが上手くできない
      診査後に治療計画をお話しする
      T4K治療を開始  
 8/5  指しゃぶりが少なくなる
      風船の膨らまし練習、口唇閉鎖のまま5秒維持
 9/8  T4Kを夜間あまり入れなくなった
      右下1番が萌出
 12/22 T4K紛失
       ①食姿勢を注意 
                           ②大きいものを食べる
       ③口蓋に海苔を付けて剥がす練習
平成28年
 3/18  T4K見つかる 再開
       指しゃぶり復活する
       ①食事の時テレビの位置が横から正面に変わる
       ②しっかり噛めるようになる
28.3.18.A 28.6.7.A

 6/7   下顎1番が低位から咬合平面へ近づく
 11/10 切端咬合
       下顎の2が舌側に萌出 わずかにスペース不足
                        T4Kを入れていない→入れるように指示する
28.11.10.A

平成29年
 2/9   T4K紛失→探すように指示
       指しゃぶりなくなる
       前歯部永久歯咬み合う(まだ不完全)
       少しスペース不足
       上顎前歯部唇側にプラークが目立つ→風船膨らましで鼻呼吸の練習 

29.2.9.A 

 10/24 指しゃぶりがなくなり、開咬もよくなる
              T4K終了
29.10.24

平成30年
 11/6  前歯部正常咬合
       前歯部はプラークが多く、歯肉に発赤、腫脹が見られる
30.11.6.

令和元年
 9/10  咬合やプラークコントロールなどの経過観察が必要

1.9.10.  

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