視野を広げて
2010年08月12日(木)
プロービングは、歯と歯肉の境目の隙間に探針(プローブ)を挿入して、歯周炎の進行度合い(臨床的な歯周ポケットの深さや歯周組織の抵抗力)を調べる重要な検査です。プロービング・デプスは、解剖学的な歯周ポケットの深さと区別し、治療方針や予後の予想に役立ち、良くなっているか悪くなってきたかの目安になります。また、年齢も考慮しなければなりません。 続きを読む
2010年05月18日(火)
硬い歯ブラシ使用しますと、歯肉に磨き傷ができます。傷が繰り返しつきますと、歯肉の辺縁がロール状に肥厚(フェスツーン)してちょうど“タコ”のように硬くなっていきます。これは歯肉に対する刺激が強すぎるため絶えず傷ができ、それを治そうとする生体の防御反応と考えられます。その肥厚した歯肉の辺縁に切れ込み(クレフト)ができている場合は、開いた歯ブラシの毛先がいつもその場所を切り込むように通過している証拠なのです。 続きを読む
2010年02月13日(土)
舌側隆起は外骨症の一種であり、局所の骨質の発育異常によって生じると考えられ、病理組織学的には骨腫ではなく、層板骨の増殖からなっている。しかし、それは、入れ歯をつくる時に、大きさや疼痛の緩和策などの設計に大きな影響を与える。今回は外科的にそれを除去することにより、入れ歯を小さく片側だけにすることができた。また、将来的にも入れ歯の安定に役立つと思う。 続きを読む
一生自分の歯で食事をしたいと思っています。コツなどありますか?
2010年05月20日(木)
歯が痛い時だけ歯科医院に通う人は、40、50才では平均0.4本/年、60才を超えると毎年1本の歯を失いますが、歯科医院で定期的に健診とクリーニングを受けている人は、事故などの外傷時を含めても、各年代を通して平均約0.1本/年と非常に少なくなります(新庄文明:「老年歯科医学」第3巻1号より)。できるだけリスクに応じた間隔で定期健診と歯科衛生士によるカウンセリングやブラッシング指導、クリーニングを受けることをお勧めします。 続きを読む
2010年05月17日(月)
歯磨きの目的は歯垢を取ることです。歯垢除去の目的は大きく二つの目的があります。歯周病と虫歯対策です。
キシリトールガムを噛んでも、歯周病の原因である歯垢を十分に除去できませんので、歯周病対策にはなりません。しかし、虫歯予防対策としては効果が認められています。ただ、使い方(味がなくなってからも、ガムを5分以上噛み続けて唾液を十分に出すようにする)に注意を要します。 続きを読む
2010年08月18日(水)
●質問●
食育を進める一方で学校給食のセンター化についてあまり反対の声を聞きません。そのことについてどう思っていますか。ちなみに私は給食は自校方式がいいと考えています。子どもたちのために。 続きを読む
2010年09月10日(金)
質問
猛暑が続き脱水症対策としてスポーツドリンクを飲む機会が増えています。スポーツドリンクを飲むと虫歯になるのではと心配です。 続きを読む